目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

八方ヶ原 半分スノーシュー

2012-03-31 | 山行~スノーシュー

標高 約1280m 栃木県

2009年3月15日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:15山の駅たかはら9:50--(引き返す)--10:00再出発--10:30小間々10:40--11:25大間々(昼食)12:20--13:17山の駅

5:40頃家を出発した。ガソリンを入れて、コンビニに寄ってあわただしく高速にのる。東北道に入って、ひと心地ついた頃、蓮田SAに滑り込んで朝食をとる。あとはひたすら栃木県内を移動するだけだ。矢板ICで下り、国道30号に入った。道なりに進んで泉交差点で左折し山道に入る。スノーシュー目当てに来たのに、何だか雪が少ないなあと山の神にぼやいてみる。まあ、3月も半ばなのだから、こんなものなのか。

9:15山の駅たかはらに到着した。広々とした駐車場があるが、車はまばらにしか停まっていない。まさにシーズンオフ。ここまで上がってきても、雪は少ない。つぼ足で登っていけそうだ。トイレに寄っていこうと建物へ歩いていくと、まだ扉が閉まっていた。中に人影が見えたので声をかけると、10:00オープンですという。それでもムリを言って開けてもらい、トイレだけ借りる。

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左:山の駅たかはら 右:山の駅たかはらの入り口付近にある登山口

9:50駐車場を出発する。ふと山の神のザックを見ると、スノーシューがない。あれ、スノーシューは?と山の神に訊くと、持っていかないよ。雪少ないし。じゃあ、軽アイゼンは持ってる?と訊くと、ないという。えーと思わず非難の声を上げる私。さすがに雪がついている斜面を歩くのだから、何も持っていかないのはまずいんじゃないのと、いったん駐車場に引き返し、スノーシューを持っていくことになった。

10:00再び駐車場を後にする。森の中に入っていくと、やはり雪は少なく、つぼ足でどんどん上っていける。雪は硬く締まっているし、とくに危険な箇所もない。そのうち、あとから来た、やはりつぼ足のおじさんが、かもしかのようにわれわれに追いつき、追い越していった。 

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左:快適な林の中をつぼ足で進む山の神 右:大間々駐車場の展望台

10:30樹間を抜けると、ちょっと開けた場所、小間々に着いた。テルモスに入れてきたお茶で一息つく。

その後はたらたらの雪原を歩く。日当たりがいいところでは、トラップのように膝まで雪を踏み抜いてしまうことがいくたびもあり、足元に注意を注ぎながら進む。だいぶ雪が解けているのだ。

最終目的地の大間々には11:25頃到着した。人は極端に少ない。冬季は車でここまで入れないので、一般観光客がいないからだ。駐車場の端にある展望台に上がり、ぐるりと眺望を堪能する。冠雪した那須連山がよく見える。

001img_2343 那須連山を望む

展望台の上は、雪の上をなめてくる冷たい風が吹き抜けていき、あまりにも寒い。風を避けて、登山道のある森のほうへいったん戻り、そこで昼食にした。

12:20帰途につく。せっかく背負ってきたのだからとスノーシューを装着する。なにせ解けてきた雪のせいで、ズボズボと雪を踏み抜きまくり歩きにくいことこのうえない。スノーシューをはくと、踏み抜くこともなくなり、快適なスノーハイクを楽しむことができた。

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左:せっかくだからとスノーシューを装着 右:青空の下、快適なスノーハイクを楽しむ

山の駅たかはらには、13:17到着。途中ダックスフントを連れたカップルがスノーハイクを楽しんでいた。雪のなかでもペットを連れて行くなんて、優雅でいい。

体やスノーシューについた雪を落としていると、山の神が道の駅に寄っていきたいと声高な主張を始めた。ここから道の駅にまわるとエラい遠回りになるので、すげなく却下する。高速の渋滞にハマらないうちにさっさと帰ろうと、まっすぐ矢板ICを目指した。早々に家路についたおかげで、たいした渋滞にもあわず、17:00すぎには我が家にたどりついた。

参考 夏場の大間々台から高原山(釈迦ヶ岳)http://blog.goo.ne.jp/aim1122/d/20100813

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節分草と四阿屋(あずまや)山

2012-03-25 | 山行~奥多摩・奥武蔵

02img_5742_3標高 771.6m 埼玉県

2012年3月20日(火・祝) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 8:40節分草園第2駐車場--節分草園--第2駐車場9:15--9:23道の駅両神温泉薬師の湯9:40--9:45薬師堂--9:57観景亭10:05--10:25ピーク10:35--11:30四阿屋山山頂11:35--12:10福寿草園地(昼食)12:40--13:45道の駅

今日は秩父の低山。山の神の膝の不調あがりでもあり、短めのコース設定だ。久々の山行で、浮かれ気味に5:40頃家を出発した。コンビニで買出しをし、いつの間にかリッター¥150にまで値上がりしたガソリンを満タンに入れ、高速へと向かう。秩父方面に行くときは、だいたい下の道を使っていたのだが、今回は高速で花園インターまで行き、そこから長瀞を抜けて、一路西へと走ることにした。

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左:節分草園。白い点々が節分草の花 右:節分草園沿いに歩いていたら見つけた名前不詳の花

8:40節分草園の駐車場に到着した。車の外に出ると、意外に寒く、体感気温は厳冬期なみに低い。節分草園の入り口で入園料¥300を支払い、園内に入る。今年は春の訪れが遅いから、思ったとおり花は終わっておらず、まだ可憐に咲き誇っていた(写真冒頭と左上)。節分草の大群落を目の前にしてパチリパチリやっていると、撮影に余念がないのは自分だけではなかった。カメラ片手の人がそちこちにいて、なかには三脚を立て、一眼レフを構えている本格的な人もいた。でも、結構地味なんだな、この花。背丈があまりなく、小さい白い花だから、登山道の傍らで咲いていても、気づかずに通りすぎてしまうようなそんな花なのだ。

園内から出て、駐車場に戻ろうと、歩道に出ると、傍らに名前のわからぬやはり白い小さな花が咲いていた(写真右上)。家にある図鑑には出ていなかった。野草図鑑でもめくらないと載っていないか。

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左:道の駅両神温泉薬師の湯 右:観景亭

節分草園から道の駅両神温泉薬師の湯に移動する。まだ温泉施設が営業を始める10:00前のせいか、駐車場はがらがらだった。駐車している車は、トレッキングの人の車が主なのかもしれない。道の駅を出て、左へ道なりに行くと、高台に観景亭が見える。中国山西省との友好の証として建てられた。

観景亭が見えるとすぐに薬師堂がある。拝殿には絵馬がかけられていて、「め」そして裏返しの「め」という文字が並べて刻まれている。何だろうと、願いごとを勝手に読んでわかったが、刻まれた2つの「め」は「両眼」を表していて、眼病平癒や視力回復のご利益を授かろうと皆お参りしているのだ。

001img_5750 薬師堂。目にご利益がある

薬師堂の横の車道を上がっていくと、右手に中華門が現れる。そこから梅を愛でながら観景亭に上がる。地元の方だろうか、そこでくつろいでいる年配の方がいた。山の神と私も、着くなり腰掛けてお茶休憩にする。丘の上なので展望は良好で、麓にある国民宿舎両神荘や、視線を上げれば両神山が望める。

ここから登山道に入り、鳥居山コースをたどる。葉が落ちた冬枯れの道を進んでいくと、ど~んと急な上りになる。ピークに着くと休んでねとベンチが置かれていて、勧められるがままに休憩した。だれもいなくて静かだ。そのピークからいったん下った後は、ひたすら急な上りに耐えるのみだ。道標がいくつも出てくるが、「あずまや山」の表示に従い、その方向へぐんぐん高度をかせいでいく。

003img_5770 両神山を望む

そのうち杉林の中に両神神社奥社が現れた。道中の無事を祈ってから、奥社を回りこんでいくと、向こうから登山者がやってくる。早くも下山のようだ。山頂への直登コースは、閉鎖されていて、トラバースするように道がつけられている。まもなく、鎖場にさしかかった。山の神と私は、休まずそのまま山頂へとまっしぐらに進んだ。

鎖場に突入すると、年配の夫婦や若者グループ等、大勢の登山者とすれ違う。鎖場があると敬遠して人は少ないのかと思いきや、それにも増して、コースタイムも短いし、お花はあるしで、手ごろな山と感じている人が多いというのが実情のようだ。11:30山頂に到着する。狭い山頂で、銀行のキャッシュコーナーみたいに入れ替わり立ちかわり登山者が訪れる。山頂からは、両神山がよく見える(写真上)。

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左:四阿屋山山頂 右:山頂直下は鎖場。山の神も一苦労

11:35下山開始。鎖場では上ってくる人が意外に多く、時間を費やした。両神神社奥社から階段を下っていくと、その先には福寿草園地がある。予想通りまだ咲いていた。節分草と比べれば、色がついているだけに、もう格段に華やかで、気分も華やぐ。

この園地のすぐ手前まで、車で上がって来られるので、家族連れのハイカーや観光客が大勢いて、お弁当を広げていた。山の神と私もここで昼食にした。園地にあった展望台からは、秩父の盟主、武甲山や、その右隣に大持山、小持山が見えていた。

 

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左:福寿草 右:中央でとんがっているのが武甲山、右隣に大持山・小持山

福寿草園地に隣接して、ロウバイ園地がある。しわしわのも混じっていたが、まだロウバイの花が残っていた。ホント今年は寒いからね。まだ花が咲いている。

車道にいったん出て、駐車場を越えて登山道に入る。13:45道の駅にもどった。温泉に浸かってゆっくりするよりも、さっさと帰ろうと、帰途につく。下の道を移動して、圏央道の狭山日高インターから高速に上がったのだが、事故渋滞が発生していた。情報が錯綜していて、2度目の表示で渋滞時間が短くなったので、収束かと判断してそのまま走っていったら、まったく逆で最新の表示がなされていないだけだった。実際はどんどん延びている真っ最中だった。このまま進むとすぐに駐車場状態になるなと、八王子インターで下りた。しかし、下の道も似たようなもので、あっちでも渋滞、こっちでも渋滞にはまり、結局そのまま高速にのっていたほうが早かったんじゃと思わせる長時間ドライブになってしまった。

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障害物競走はつづく。。。山はいずこに

2012-03-19 | 山雑記

001kobushi04 ここのところ何やかやと私用や仕事やトラブル、山の神の膝痛、そして悪天候で山に行けない。何てことだ。私のブログを丹念に読んでいただいている諸兄で、お気づきの鋭い方もなかにはいらっしゃるかもしれない。リアルタイムの山行記録は、1月末の高ボッチを最後に、それ以降ないのだ。

基本、土・日がお休みなので、その晴れの日を使えばいいのだろうが、だいたいにおいて土曜日は、40代になってから始めた太極拳と決めていて、土曜を山行に当てるときは、1泊以上の山行に限っている。その原則をくずしてしまえば、チャンスは倍増するわけだけどね。でも、この土曜日の武術は、長年の習慣なので体に染み付いてしまっている。

以前は、太極拳のゆったりとした動きとは、まるで正反対の通背拳という「スピード命」の武術をやっていた。先日の日曜日は、その通背拳の常松老師が主宰する日中武術交流協会設立30周年記念パーティに顔を出し、久々にかつての武術仲間と旧交を温めた。

それはさておき、最近山に行けなくなった最大の障害は、車が壊れたことだ。高速を走っているときに、妙に不安定だなとは感じていたのだが、すべて寿命を越えて使っているスタッドレスタイヤのせいとばかり思っていた。車検の見積のために車をオートバックスに持ち込むと、リアタイヤのベアリングに不具合があるといわれた。2度手間になるので、車検にあわせて修理工場に入れましょうということになり、その間は、近場だけの移動にしか使えなくなってしまったのだ。この影響で、尾瀬岩鞍と日光白根山七色平スノーシュー計画ははかなくも露と消えた。来年に持ち越しだ。

車の修理と車検も終わり、さあ、山へ、と思っていたら、今度は仕事の依頼が他部署から来た。助っ人で日曜に出社してくれと。うへぇと思ったが、行かねば、破綻しそうなのが目に見えていて、行かざるをえなくなった。

そして地震対策。「ここ4年のうちに首都圏直下型の大地震が来る可能性70パーセント」のニュースに恐れおののき、我が家でもさらなる対策に奔走したのだ。山の神は、キッチンの食器棚(突っ張り棒だけだった)とテレビの転倒防止の強化を主張。さっそくホームセンターで専用グッズを購入して取り付けた。ついでに本棚を買い替えようとしているが、なかなかいいのが見つからない。

追い討ちをかけるように、山の神の膝痛。医者の見立てでは、特段の異常はなく、たいしたことはないようだが、痛いのは事実。様子見で安静状態に。今出ている『ヤマケイ』がちょうど膝痛特集なので、さっそく購入して中身チェック中だ。

てなことで、次々に土日が埋まっていってしまった。いい加減、そろそろ山へ行きたい。こんなに間があいてしまっているのは、我が家を建てるとき以来だろうか。4月からまた仕事で忙しくなるし、山行計画を立てるにも時間のやりくりが大変になりそうだけど、行かねばね。

と、ここまで昨日書いていたのだが、急遽明日は山に行くことにした。久々に晴れだああ。

写真は96年4月に訪れた甲武信小屋(この記事内容とはまったく関係ないのであしからず)
左隅で座敷童子然として、しゃがんでいるのは私

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衝撃のパン弁当と二俣山

2012-03-17 | 山行~尾瀬・栃木・茨城

標高 570m(南峰;行ってないのだが) 栃木県

2007年3月12日(月) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 12:05林道岩淵線入ってすぐの空き地(駐車)12:15--13:05二俣山北峰(昼食)13:40--14:00空き地

休暇村日光湯元に泊まり、7:30に朝食会場へ行く。早朝の雪が舞っている、まさに雪見風呂はオツだったが、この時点でも降り続いていて、ちょっと不安がきざしてくる。温泉たまごと洋食メニューをたらふく食べ終えたあとも状況は変わらずだった。挙句には強風までもが吹き荒れてきて、窓の外はどう見ても吹雪。山の神とこれはあかんと。予定していた戦場ヶ原スノーシューは急遽取り止めにし、下界の低山ハイクに切り替えた。

宿を9:30にチェックアウトし、車の雪おろしをしていざ出発。いろは坂にさしかかると、安全運転中ののろのろバスが目の前に現れ、ストレスをためながら移動することになった。日光道に入り東北道のインターに近づくと、雪は止んで青空がのぞき始め、快適な低山ハイクの期待がふくらんでいった。鹿沼ICで高速を下り、市街地を抜ける。石裂(おざく)上日向線に入り、そのまま突き進んでいくと、石裂山加蘇神社という場所に来ていた。ここはどこだと、近くにいた工事作業中のおじさんに道を聞くと、明らかに目的の分岐を通り越して来てしまっていた。時間を気にしながら、一路来た道を戻った。

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左:林道岩淵線入ってすぐの空き地に駐車 右:未舗装の林道をあがっていく

戻りながら、開けた場所に下久我岩の下バス停を見つけ、林道岩淵線に入る。登山口まで林道を上がっていくつもりでいたが、途中で伐採中につき通行止めの標示が出ていた。しかたなく、手前の空き地まで戻り、そこに車を置いた。

12:15林道を歩き始め、いったんは車で上がった通行止め地点まで上がる。

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左:林道右手は皆伐されていて、みごとにハゲ山 右:林道から左手の登山道に入る(復路で撮影)

しばらくすると、木が伐採されて、山がまるはだかになっているところに出た。木がまったくないので、日当たりは抜群にいい。林道の終点から登山道に入る。すぐさま日陰の樹林帯の中に入っていく。そして延々と続く急登だ。しかも冷気がたまっていて、冷凍庫に放り込まれたようになり、ぶるぶる震えながらの登高となる。

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左:NHKの送信所を越えた北峰手前。山の神は花粉よけマスク装着中 右:北峰山頂の祠

冷凍庫の中を上り切ると、NHKの中継送信所が出てきた。山頂はもう目と鼻の先だ。建屋を回り込んで、北峰の祠に着いた。そこからの眺めはまずまずで、鹿沼の街を遠望できる。手前には田んぼが整然と区画されているのが見える。

001img_0594_2 鹿沼市街地

時間はすでに13:00を回っていた。おなかが空いていて、さっそく休暇村でつくってもらった弁当の包みを解いた。中から現れたのは超シンプルな「いでたち」のパン君たち。受け取った時点であまりの軽さに中身を確認して、激しい衝撃を受けていたのだが、改めて見ると、やはりすごい。このシンプルさは何だ!  バターロール2つと、プチフランスパン2つ。申し訳程度にイチゴジャムとマーガリンが添えられている。マジっすか。

朝食のおかずの残りものを詰めてくれていると思っていたのだが、その予想は大幅にはずれたわけだ。そもそもが、弁当はつくれないといわれたのだが、スタッフの誰かがパン弁当ならご用意できますよとのたまったので、お願いしたのだ。戦場ヶ原スノーシューをやめたので、途中でコンビニに寄り、レトルトカレーときゅうりの漬物を購入し、パン弁当オンリーという事態は避けられた。

002img_0598 パン弁当¥500

いまだに、これを越えるしょぼい弁当は見たことがない。山の神ともども一生忘れない笑撃のネタとして記憶にとどめられることであろう。ホントに。

食べ終えると、とたんにまた寒さが身にしみる。体の芯から冷えてくる。キレットを越えて南峰に行くのはやめて、即下山態勢に入る。西斜面はまた冷凍庫に放り込まれたような寒気に包まれていた。スピードアップして一気に下り、林道に出て、愛車には14:00にたどり着いた。

前日の湯滝スノーシューへ戻る 

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奥日光 湯滝スノーシュー

2012-03-09 | 山行~スノーシュー

001img_0586_2 標高約1430m 栃木県

2007年3月11日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 12:45湯滝駐車場13:22--14:00泉門池付近14:10--15:00湯滝--15:10駐車場

7:00過ぎに家を出発するというのんびりモード。1泊2日の山旅の余裕なのだ。東北道に入ると、そのうち雨がパラつき出した。そのせいもあってか交通量は少なめで、佐野SAで休憩し、再び走り出す頃も交通量に増減はなく順調に車は流れていた。

奥日光の三本松には10:30到着。雪が降っていて寒い。しかも風が強い。外に出たくないのを押して車から降り、すぐさまダッシュでレストハウスへ駆け込んだ。ストーブで暖まった店内でおしるこを食べながら、ほっこりしていると、ガラス越しに吹雪いている寒々とした光景が飛び込んでくる。こりゃ寒そうだ。少なくとも風がやんでくれないとだね。今日はやめようかと山の神とともに怖気づいていた。とりあえず湯ノ湖へ移動して、様子を見ようということになり、重い腰を上げた。ビジターセンター前の無料駐車場に車を置き、休暇村のレストランへふらふらと歩いていく。そうこうしているうちに、もう昼時なのだ。カレーセットを注文して食べているうちに、雪は上がった。

 

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左:駐車場にあった雪だるま 右:冬季は閉鎖されているトイレ

12:45無料の湯滝駐車場に車を入れる。来る道すがら車道にはまったく雪がなかったから、何気にここへ入ってきた若者の車は、ノーマルタイヤだった。出るときにだいぶ苦労していた。

駐車場に併設されていたトイレが閉鎖されていたため、レストハウスのトイレを借りて、駐車場に戻り、再出発する。時計はすでに13:22になっていた。歩くコースは、戦場ヶ原の入り口まで行って戻ってくることとした。

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左:振り返ると、レストハウスと階段 右:明るい樹林帯につけられたトレース

吹雪いているなかのスノーシューはごめんだが、いい感じに青空はひろがり、快適なハイキング日和になった。まさに僥倖。ラッキーだった。

さすがに3月中旬ともなれば、雪は解けて少なめだ。でもスノートレッキングを楽しもうと歩いている人は意外に多く、トレースはばっちりついていた。

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左:赤テープのところから下る 右:泉門池付近

葉が落ちた明るい快適な樹林帯をどんどん歩いていくと、まもなく、戦場ヶ原の入り口である泉門池付近に出た。ここでお茶を飲みながら、軽く休憩をとる。

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左:泉門池付近から湯滝へ引き返す 右:私の後ろに小さく湯滝が見える

来た道をただ戻るのも芸がないので、途中でトレースがほとんどない左寄りにコースをとる。いずれにしても最終的には沢、そして滝へと向かうことになる。しばらく行くと、山スキーヤーのトレースが延びている先に湯滝が見えた。滝の真正面に回り込む。む、む、何か動くものがと、よく見ると、場違いな感じでマガモが河原にたたずんでいた(冒頭写真)。

002img_0585 湯滝

 

少ないとはいえ、これだけ雪があったのだが、トレッキング目的ではないフツーの観光客が湯滝近辺にいた。雪景色のなかでのちょっとした湯滝見物なのか。でも、それだけじゃつまらない。やはり歩かなきゃね。

この日の宿は、休暇村日光湯元に予約を入れていた。いかにも温泉という硫黄臭が漂うなか、存分に温泉に浸かってくつろいだ。シーズンオフだから宿泊料も安いし、まさに言うことなし!

二俣山につづく。それはいったいどこだ?

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