2008年3月9日(日) 晴れ
メンバー 山の神と私
コースタイム 9:26広沢寺温泉入口--9:50日向山分岐10:00--10:30見城山山頂10:40--10:55日向山山頂(昼食)11:30--12:00頃 日向薬師茶屋12:15--13:19七沢温泉入口
久々の電車山行。近場の丹沢だから、ゆっくりめに起床し朝食をとって家を出た。電車を乗り継ぎ、本厚木駅へ移動し、バスセンターから33番の七沢行き9:00発に乗り込む。9:26広沢寺温泉入口で下車。この日の花粉は最盛期で大量飛散していた。そうとは知らず、山の神とともにマスクで鼻をガードし歩き始めた。かぎりなく無謀な行為だった。杉の威力を過小評価していた。山中を歩けば、当然スギ花粉の餌食になる。帰りは鼻がぐしゅぐしゅになり本厚木駅前のマツキヨで鼻炎薬を買う羽目になった。
車道を上がっていくと、まもなく分岐に出た。仰々しく指導標がいっぱい出ている。ここで一息いれた。まだ寒いせいか、このコースをたどる登山者は、われわれ以外にはいない。このあたりですでに鼻がムズムズするなと危険を察知していたが、来てしまったからにはもう進むしかない。
右手に弁天岩が見えてきた。なんだあれ、と指差しながら、山の神を振り返った。クライマーが壁にはりついている。まったく知らなかったが、初心者用の練習場のようで、都心から近いこともあって、いつもクライマーで賑わっているようだ。
日がほとんど射さず暗い沢沿いの道を進むと、そのうち大釜弁財天が出てくる。ちょっと寄ってみようかと、山の神と鳥居をくぐって、沢へ下りる。昔はここで雨乞いをしていたようだ。
車道から登山道に入る。階段が付けられていて、いっきに上っていく道だ。昭文社の山地図(最新版には出ているのかな)には記載されていない、見城山の標示がある。10:30山頂にたどりつくと、人っ子一人いない。見晴らしをよくするために木を伐ったようで、前面に眺望が広がっていた。
見城山から15分くらいで日向山山頂に到着した。老夫婦が一組くつろいでいた。天気予報では温かいおだやかな日和といっていたにもかかわらず、山頂は冷たい風が吹き抜けていく。せっかくの電車山行だからと、ビールをザックに詰めてきていたのだが、飲むにはちょっと寒い。でも持って帰るのもなんだしなと、結局は飲んでしまった。山頂で昼ごはんをとり、11:30下山開始。男ばかりの集団が入れ替わりに登って来た。
下っていくと、梅園が出てきた。ちょうど梅の開花時期で、きれいに咲き誇っている。目の保養をしながら、12:00頃日向薬師の茶屋の「甘酒」(¥200)の文字に吸い寄せられて、山の神ととともにのれんをくぐった。冷えた体には、温かい飲み物だ。生姜の粉末をかけて甘酒をすする。口直しの漬物もうまい。
日向薬師からは、まっすぐお帰りのバス停を目指した。途中登山道っぽい道があって、そこへ入ってみたが、山の神が方向が違うんじゃないのと言い出し、車道へ引き返した。その分時間をロスしたものの、七沢温泉入口のバス停には13:19到着。本厚木行きのバス13:28発に乗り込むことができた。
本厚木に着いて、鼻をぐしゅぐしゅさせながらも、タリーズに入って、シナモンパイとカプチーノをオーダー。山の神もシナモンパイ、そして抹茶オーレ。前回の丹沢電車山行でも、たしかここでお茶して帰ったっけ、と思い出しながら、まったりくつろいだ(注:タリーズ本厚木店は2013年に閉店してしまったようだ)。