目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

梅まつり開催中の越生梅林。でも、まだちと早かった

2018-02-25 | まち歩き

標高 約130m 埼玉県

2018年2月25日(日) 曇り 

メンバー 山の神と私

腰の調子は今イチながら、家に籠もっているのもなんだし、せっかく車も買ったことなので、リハビリ山行に久々に千葉方面へ行こうかと思っていた。しかし天候が曇りの予報、それに東京マラソンがあることを思い出した。都心を通過していくのは避けたい。「だったら、越生(おごせ)梅林はどう?」と山の神がいうので、さっそくその案に乗った。

Webでまず情報収集。梅まつり開催中だ! ほお。開園の10時から14時までは混雑していますと越生町のHPに出ている。やはり昼時に集中するのか、ならば、混雑は避けて、13時半くらいの到着にしようと昼近くに家を出た。当初はグーグルのルート検索で、圏央道の鶴ヶ島インターで下りるつもりでいたのだが、カーナビが狭山日高インターで下りるルートを出してきた。それもありか、渋滞(実際はまったく渋滞はなかった)を考えたら、越生梅林のだいぶ手前でご飯にしたいしなと、そのルートを行ってみることにした。しばらく鄙びた道で店らしい店もなかったが、やがて峠の元六という営業中のお店を発見。山の神が天ぷらソバ、私がしっぽくうどんを注文した。麺はいずれも手打ちのようで、まずまずだった。

 
左:紅梅と福寿草のツーショット 右:園内にはミニSLツアーも

お店からは、まっすぐ越生梅林へ向かった。事前に仕入れた情報では、21日(水)現在で梅は2、3分咲き。昨日の土曜がおだやかに晴れて暖かかったから、3、4分咲きになっているかと勝手な期待感をもって、園内に入った(入園料¥300)。

むむむ、ほとんど咲いていない。建物がある場所まで来て、ようやく5、6分咲きの紅梅が馥郁たる香りを周辺に漂わせていたが、咲いていたのはほんの一画だけだった。

 
左:福寿草

屋台村の先へ行くと、咲いている梅はないといっていい。やはり3月なのか。今年は寒かったから開花が例年より遅いのだろう。とはいえ、きれいに咲いている梅もあって、まあ、それなりに楽しめたか。

山の神と、婦人会の家にあった飲む点滴、甘酒(¥200)をいただき、ほっこりしてからぼちぼち帰ろうとなった。着いたときに賑やかに練り歩いていたお囃子組の人たちも、もう終わりのようで、片付け始めていた。


右手を流れるのは、越辺(おっぺ)川

 
記念撮影。山の神はすでに花粉対策中

酒を飲めない(飲まない)お花見は、やはり画竜点睛を欠く。甘酒は飲んだけど、、、

次は桜の季節か。

 

 

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腰痛の画期的な本『人生を変える幸せの腰痛学校』

2018-02-17 | 山・ネイチャー・冒険・探検の本

 『人生を変える幸せの腰痛学校』伊藤かよこ(プレジデント社)

先日プレジデント社のメルマガでこの本を知った。最近腰痛に苦しむ私としては、「腰痛本」なら、ちょっとチェックしておこうと思い、ざっと概要を読んで驚愕した。紹介文には、腰痛を治そうと一所懸命になるのは間違いであるとし、鎮痛剤を飲んだり、腰痛体操をしたり、ましてや手術をするなどはまったくのムダというようなことが書かれていた。ほんとうにやりたいことに集中すれば、腰痛なんていつのまにか解消するのだと。

人をバカにしているのか。痛いんだよ、痛い人に向かってよくもそんな戯言(ざれごと)をほざけるものだと無性に腹がたった。でも、アマゾンのレビューを見てみると、メチャメチャ評価が高い。しかも腰痛はおかげさまで改善したとも書かれていた。著者の関係者のよいしょ評価なのかと思い、各レビュアーをチェックしていくと、この本以外もレビューを書いているから、あながち関係者ばかりとはいえない。もしかしたら、、、

半信半疑で、はずしたときの衝撃を思うと買うのはしゃくなので、図書館で借りてみた(だいたいいつも借りているのだが;笑)。

読んでまず、なるほどと思わせられたのは、脳についての説明。腰痛を何度も経験すると、その痛みが大きかろうが、小さかろうが常に意識にのぼるようになるというくだり。たしかに必要以上に腰を意識するようになり、ちょっとした違和感でも、腰がなんかへんだと感じて、腰痛のことばかり考えてしまう。「痛い」と感じればもう問答無用だ。常に腰痛と手をつないでいるような状態になっていて、過敏なことこのうえない。この状態になると、もはや腰痛に抗うことはムリ。では、どうしたらいいのか。腰痛のことを考えないようにするのがいいと勧めている。本の解説にあったように、自分のやりたいことに集中することだ。

人体は驚くほど、自己治癒力があり、しかも暗示が大きな影響を及ぼす。巷間よく知られているプラシーボ効果は予想以上に絶大なのだそうだ。腰痛でいえば、手術をすると、間違いなくその効果が現れ、症状は改善するという。手術したんだから、悪くなるわけがないと患者は強く思う。それが腰痛を抑制し、いい効果をもたらすのだとか。このプラシーボ効果は、腰痛においても実験されていて、実際には皮膚を切開しただけの人も症状は劇的に改善するのだとか。

次にグループ療法の効果にも触れている。というかこの本は、ほぼグループ療法をとり上げているといっても過言ではない。同様の症状を抱えたグループの面々がお互いの境遇に共感しあい、励ましあう。それは非常に治癒力、すなわち症状改善の効果を高めるようだ。しかも最近注目度の高いアドラー心理学の理論に裏打ちされているとしている。

アドラー心理学的にグループ療法の中身をみていくと、以下のようになるらしい。
・腰痛は何を教えてくれたのか?→目的論
・腰が悪いとはどういうことか?→認知論
・自分で決めるとは?→自己決定性
・個人を分けられないひとつのものとして考えるのは?→全体論
・グループの面々への共感→共同体感覚

なんにせよ、読む前の私はかなりこの本の内容に懐疑的であったけれども、いまは逆に危ういほど、信じている自分がいる。精神的には、かなり軽くなっている。まだ腰に違和感は残るけれども、なんだろうな、なんの根拠もないけれど、不思議なことにもう治ったような感じがしている。

人生を変える幸せの腰痛学校 ―心をワクワクさせるとカラダの痛みは消える
伊藤 かよこ
プレジデント社
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草津スノーシューPart2~常布の滝展望台へ

2018-02-13 | 山行~スノーシュー

標高 約1440m 群馬県

2018年1月7日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 10:05草津国際スキー場第5駐車場10:24--10:30頃 登山口(白根・芳ヶ平方面遊歩道入口)10:40--蟻の塔渡り--車道--11:45常布の滝展望台(昼食)12:03--車道--13:00駐車場

前泊はグリーンパークパレス。元国民年金健康保養センターだけあって、共用スペースや部屋がゆったりとつくられていて、なかなか心地いい。しかもコスパもいいので、あれもこれもと望まなければ、まず満足できる水準の宿だ。個人的にはお奨めです。

この宿から草津国際スキー場は目と鼻の先なので、宿でゆっくりと朝食をとり、のんびりモードで出発した。ほぼ前日と同じような時間にスキー場の第5駐車場に到着した。

 
左:草津国際スキー場第5駐車場 右:登山口

山の神は宿からウエアを着て、余裕綽々だけれでも、ドライバーはそうはいかない。必死に準備をして、10:24駐車場を後にした。まずは駐車場から左に進み、車道を道なりに進んでいく。途中右手にサイクリングロードとクマに注意の標示が出ていて、雪がなかったら、どんなだろうなとか、夏場は人が多いんだろうなとか、想像をめぐらす。クマが出没するということは、この森の奥はクマさんの棲家なのだろう。でもこの時期、冬場なら、クマは冬眠しているし、安心してスノーシューで歩けそうだ。

さて谷沢川にかかった橋を渡り、歩き始めて5,6分で「白根・芳ヶ平方面遊歩道入口」と書かれた登山口に到着した(冒頭の写真)。ちょうど、ツアーの団体さんが出発しようとしていた。山の神と私も、スノーシューを装着し山の中に分け入った。 

 
左:なだらかなまっすぐの道が続く 右:動物の足跡が点々と

少し登るとすぐに「芳ヶ平~草津コース 上信越自然歩道案内図」という看板が出てきた。案内図によれば、進行方向、向かって右手は音楽の森ゴルフ場&音楽の森コンサートホールということだ。音楽の森とはまた想像をかきたてるおしゃれなネーミングだ。音がこだまするのか、それとも野鳥が多く棲息していてさえずりのメロディーを奏でているのか。

 
左:先行する団体の後を追いかける 右:蟻の塔渡りの標示

やがて前方に先ほど出発していった団体さんが移動していくのが見えた。ところどころで立ち止まっては、ガイドさんが何か説明している。そんな調子だから、あっという間に追いついてしまって、山の神とぐんとペースアップして、横から追い抜いた。

 
左:蟻の塔渡りスタート地点 右:蟻の塔渡り終着点

音楽の森の標示を通過すると、すぐに蟻の塔渡りが出てきた。ヤセ尾根で両端が切れ落ちている危険箇所であることには違いないが、普通に歩いている分には問題ない。左右の谷を覗きつつ、無事に渡りきった。

 
左:蟻の塔渡りを渡りきった山の神 右:展望台到着。写真中央部の赤茶けたところに滝がある

そこからなだらかに下って、車道に出る。道がちょうどカーブしているところだ。山の神とスノーシューを踏み出していくと、雪はかなり深い。消耗しないように、先行者のつけたスノーシューと山スキーのトレースをたどっていく。うねうねと登っていくと、目の前に芳ヶ平へと続く道が出てきた。常布の滝のビューポイントはこの先だ。

先ほど分岐にいたカップルは、もうお帰りだったようで、振り返っても姿が見えない。車道から離れ、樹木を縫っていくと、パッと目の前が開けて、遠くの赤茶けた岩肌に一筋の水流が見えた。それが常布の滝だった。


常布の滝を遠望する

あれっ、滝は2本あるんだねと山の神。たしかに隣にもう一筋ある。しかし、すぐにその白い筋はなくなってしまった。雪崩だったのだ。

さあ、昼メシにしよう。このあたりがいいかとスノーシューでぐるぐると歩き回り雪を踏み固めた。いつものレジャーシートを山の神が広げて、くつろぎタイムとなる。雪の中では温かいトン汁がうまい。 食べているうちに団体が来るだろうかと、歩いてきた方向を時折ちらちらと見ていたが、彼らは一向に現れなかった。そもそも滝を目指していたのではなかったようだ。

 
左:遊歩道と車道の分岐 右:谷沢川を渡る

誰も来ないし、寒いし、早く戻るかとバタバタと片付けて、12:03展望台を後にした。車道を下っていき、先ほどの分岐に出ると、人形(ひとがた)があった。ああ、ようやくわかった。ここで見かけたカップルは、カメラを手にニコニコしていたのだが、ふかふかの雪に後ろ向きにダイブして写真を撮り合っていたのだ。2人分の大の字の跡がそこにくっきりと付いていた。さすがにアラフィフはそんことはしません。

車道をどんどん下っていくと、登って来る何組かの方々とすれ違った。この時間だと、われわれと同じ展望台までか、あるいは逆まわりで蟻の塔渡りへ行くのか。しばらく行くと、車でいっぱいの草津国際スキー場第6駐車場に出た。第6までほぼほぼ満車ということは、今日もスキー客は大勢押し寄せているようだ。車の横では犬とたわむれている人もいる。そういえば、先ほどすれちがったパーティも犬を連れていたっけ。ワンちゃんも家族だからね。そして13:00山の神と私は第5駐車場の愛車に戻ってきた。

草津スノーシューPart1~氷谷コースへ戻る

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さらば、エスクードくん。こんにちは、フォレスターくん。

2018-02-04 | 山雑記

10年乗ったスズキ・エスクードと今日お別れをした。そろそろ買い替えの時期だなあと思いつつも、お金のこともあり、なかなか決断できなかった。

乗りなれたエスクード、愛着あふれるエスクード。でもいつかは壊れるし、お別れのときはやってくる。いつの年だったか10月だというのに突然雪に見舞われて、山道の法面(のりめん)に滑って突っ込んでしまったエスクードくん。登山口の駐車場でバックしていて、岩でバンパーをへこませたエスクードくん。山の神のチャリンコのハンドルでこすられ続けたエスクードくん。北海道から九州までバリバリ高速道を走ったエスクードくん。中国道では、覆面パトカーに捕まったっけ。思い出いっぱいだ。

今朝、そんなエスクードくんの最後の洗車をした。先日の雪で汚れたままだったのだ。そして社内に積みっ放しだったブランケットや、除雪グッズ、グローブ、ビニール傘などを取り出し、ノーマルタイヤ4本を積んだ(現状はスタッドレスタイヤを装着)。そして10:50スバルの販売店に到着し、エスクードのキーを渡した。さらば、エスクードくん。 

 新しい相棒、フォレスター

新しい相棒は、スバル・フォレスターだ。

とはいっても最初は、ジープのレネゲートにしようと検討していた(下の写真)。フィアットがデザイン・設計した車で、日本車にはない斬新なデザインにほれ込んだ。山の神にもコトあるごとにそう言っていたのだが、実物を見て、そして試乗して、ガラガラとその盛り上がり気分は崩れていった。気になっていた荷物スペースが極端に小さい。車は堅牢につくらていて、その分居住スペースが小さいのだ。それにブレーキが効きすぎる。慣れの問題ではあるのだろうが、やはりアメ車は長距離クルージングを前提に造られているからなのだろう。

レネゲートを試乗したその日、限りなくちっぽけな2番手候補だったスバルの販売店を訪れて、フォレスターの試乗予約をした。翌週乗ってみて、エスクードと変わらぬ運転のしやすさに安堵する。曲がるときにワイパーを動かすこともないし、ハザードランプを出そうと思えばすぐに出せる。日本車であることの安心感は何にも代えられなかった。心の中では即決していた。あとはお金の交渉だけだった。とはいえ、そもそもレネゲートを買おうとしていたので、バッチリ予算内。でも鷹揚に構えて余計に払うのはシャクなので、ちまちまと値下げ交渉を始めた。

 ジープ・レネゲート

最近注目度が上がっているドライブレコーダーはどうしますか?と聞かれ、即座に要らないというと、こうした付属品をいっしょに申し込まれると割引を大きくできるんですと販売員。ついでに保険も入るとさらに安くなるという。それならと、言われるがままに、あれもこれも付けて、だいぶ安くしてもらった。まあ、これが販売店の常套手段なんだろうけど。

さて納車に話を戻そう。店舗に入って、しばらくすると、担当の方がジャスミングリーンメタリックの、新しきわが愛車を納車コーナーに移動してきた。案内されて、山の神とひと目見るなり、おお、いい色だねと感激! この色はあまり出ないらしく、今日まで見られなかったのだ。担当の方の話では、以前この色を買われた方もアウトドア好きでしたよと。これから同じ色のフォレスターを街中で、あるいは山へ向かう途中で見かけたら、同好の士なのだと、しげしげと観察してしまうことだろう。

こんにちは、フォレスターくん。これからもよろしく!

 

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