目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

矢平(やだいら)山

2013-11-23 | 山行~中央線沿線・大菩薩

標高 860m 山梨県

2004年10月24日(日) くもり時々晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 梁川駅9:30--10:22休憩10:38--11:22寺下峠11:27--12:00矢平山山頂12:03--12:30大丸山(昼食)13:15--14:38四方津駅

どこに行って来たの? 矢平山。それってどこ?というくらい知名度は低い。お隣の倉岳山や高柄山に比べると、非常に地味だ。あえてそこに行こうというのは、どんなところかを確かめようというちょっとした好奇心からだ。

今回も中央本線沿線ということで、電車山行にした。家で朝食をとっての7:25、ゆっくりめの出発となる。高尾発8:43に乗り込み、梁川駅に9:15下車。同じ電車で来た登山者が数人いた。トイレに寄って、身支度を整え、9:30駅を後にした。

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左:無人駅の梁川駅 右:車道から登山道に入る

甲州街道を上野原方向に歩く。雑貨屋の辺りに民宿やまみちを指し示す道標がある。とりあえず民宿やまみちを頼りに進むのがいいようだ。塩瀬大橋を渡ると、民宿やまみちが出てくる。まもなく登山口だ。

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2点とも:寺下峠

しばらく歩いて、山の神とともに小腹が減って休憩にする。コンビニで調達したマドレーヌをほおばる。案外長く休憩してしまい、体が冷えてきた。

11:22寺下峠に到着。尾根に出てしまえば、もうすぐ山頂! 水分補給だけしてすぐに出発する。

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左:矢平山山頂 右:山頂からの展望はない

12:00最後の急登をいっきに上りきり、矢平山山頂に到着する。残念ながら展望はない。しかもオタク系中学生の集団と、引率してきたらしき態度のデカい若造の先生が占領していた。あいさつしても、なんの反応も示さない。非常に感じが悪いし、居心地が悪いので、すぐに山頂を後にした。

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左:大丸山山頂 右:大丸山からの眺望

12:30大丸山に到着。東側が開けていて見晴らしがいい。さっそく、ベストポジションに山の神とともに腰掛けて、お昼にした。山ごはんはこうでなくっちゃね。

13:15下山開始。いきなり道を間違ってしまったが、5分くらいのロスで済んだ。暗い杉林を抜けていくと、明るい広葉樹林帯に樹相が変わる。もみじもあるが、葉はまだ青々としていた。サクサク下っていくと、やがて四方津のニュータウンのエスカレーターが見えてくる。

14:38四方津駅到着。14:50発の高尾駅に乗り込み、家路についた。今日はかえる時間が早いため、居酒屋で一杯とはいかず、地元駅前の喫茶店で、カフェオレ&ピザトーストで締めることになった。

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三方分(さんぽうぶん)山

2013-11-21 | 山行~伊豆・箱根と富士山周辺

000pa102274標高 1422m 山梨県

2004年10月10日(日) 雨

メンバー 山の神と私

コースタイム 県営精進湖駐車場9:25--10:10沢筋離れる--10:30女坂峠10:40--11:10三方分山(昼食)11:40--12:10精進峠--12:40駐車場

5:05家を出発する。コンビニで朝食を買出し。予報では、まあまあのはずだった天気なのだが、小雨が降っている。精進湖に着くころには止むだろうという希望的観測の元に、車を走らせた。談合坂SAで朝食をとり、一路精進湖へ。湖畔の無料県営精進湖駐車場に着いたのは、7:30。残念ながら小雨は降り続いていた。ちょっと待てば止むんじゃないかと、まだ希望を抱いていた。

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左:県営精進湖駐車場 右:石仏登場

缶コーヒーを飲んだり、新聞を読んだり、トイレに寄ったりしながら待つこと2時間。雨があがった。行くの?と山の神。そう行くのだ。おもむろに支度をして9:30駐車場を後にした。

沢筋から離れて、ザックを下ろし1枚脱ぐ。外気は冷えているが、それなりに登っているから体はホットなのだ。空を見上げると晴れ間が覗いている。晴れてくるかとかすかな期待を抱くも、山頂のほうには白いガスがかかっている。相変わらず天気はすっきりしない。ザックを背負ってすぐに出発すると、石仏が出てきた(右上写真)。

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左:女坂峠の石仏群 右:ガスっている登山道

結局天候は回復どころか、逆にポツポツ来て、ザックカバーをつけることになった。10:30女坂峠に到着(冒頭の写真と上2点)。白いガスがあたりを包んでいて、風がちょっと強い。今日の天気はもう明らかにダメだ。

003pa102277 03pa102280 三方分山山頂

11:10三方分山の山頂に到着。強風が木々を揺らして、ざわざわいっている。昼食は、火を使わずに手早くすませ、11:40には下山開始した。30分ほどで精進峠にたどりつき、そのまままっすぐ精進湖を目指す。途中、沢で登山道が分断されていたが、すぐに道を発見する。無事12:40に駐車場に到着した。何かただ登ったというだけで、展望もなくつまらない山行になってしまった。

そこから上九の湯(大人¥700)へ移動する。サウナ、露天付きでなかなか立派な施設だ。年配のジモティでにぎわっていた。 上九の湯を出て、あたりをつけておいた、田貫湖方面のキャンプ場へ向かう。ところが、あるところで急にガスが濃くなり、雨になる。これはダメだと引き返し、西湖畔、河口湖畔のキャンプ場でよさそうなところはないかと物色しながら転々とする。最終的には、西湖湖畔キャンプ場に宿泊場所を決める。時計は16:30を指していて、慌ててテントを設営した。料金は当時で車1台¥1,000、テント1張り¥1,000、大人1人¥500、山の神と2人で合計¥3,000だった。

テントを設営中に、また雨が降り出した。今日は雨にたたられている。明日に期待しようと山の神と雨降るキャンプ場で一夜を明かした。しかし、翌日はもっとひどかった。予報では晴れるはずだったのに、朝起きてみると、小雨が降ったり止んだり。テントを撤収して、大石公園で時間をつぶしていたが、そのうち雨は容赦なく本降りとなった。天候回復は絶望的だ。力なく山の神に帰ろうか?と。11:30帰宅。ときには、こんなこともある。

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鶴ヶ鳥屋(つるがとや)山

2013-11-17 | 山行~中央線沿線・大菩薩

001pa022262標高 1374.4m 山梨県

2004年10月2日(土) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 8:58笹子駅9:10--9:40林道終点--10:20雑木林休憩10:30--11:15尾根11:30--12:12鶴ヶ鳥屋山山頂(昼食)13:15--13:50黒野田林道13:55--14:30林道14:35--リニア実験線--15:35初狩駅

電車山行のため、ゆっくりと6:00起床。家で朝食をとって出発する。8:01高尾発の甲府行きに乗り込む。たまたまなのか、この時期はいつもそうなのかは知らないが、余裕で座れた。そして登山口となる笹子駅で下車する。知らぬ間に無人駅になっていた。山の格好をした人たちがここで数名降りる。しかし彼らの行き先は鶴ヶ鳥屋山ではないようだ。身支度して、9:10駅を後にした。

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左:笹子駅周辺観光案内板 右:雑木林を抜けていく

路肩を掘り返していてまさに工事中の林道を上っていく(9年前です。念のため)。9:40林道の終点にたどりつく。そこから船橋沢を抜けると、アキレス腱が悲鳴をあげるような急な上りが始まる。

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左:雑木林の中で休憩 右:尾根に出ると明るい道

10:20雑木林の中で休憩する。とても静かな山だ。休憩後、再び歩き始めると、登山道にはどんぐりや栗がそこにもここにも落ちている。山も秋の装いなのだ。しかし、正直いって秋の風情どころではなく、急坂でヘトヘトになっていた。

11:15明るい尾根に出て、休憩する。やれやれだ。

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左:鶴ヶ鳥屋山山頂 右:山頂で昼食中

さて、尾根を歩き出すと、展望台のようなところがあった。当然展望がいいから遮るものが何もなく容赦なく日が照りつける。10月だというのに暑い。すぐにそこは退散して、どんぐりを踏みしめながら、アップダウンのある尾根を進んだ。

12:12鶴ヶ鳥屋山の山頂に到着する。樹林帯のなかでまったく展望はきかない。そのせいで人気がないのか誰一人いなくて、ひっそりとしていた。傍らの木陰にレジャーシートを広げ、ご飯にした。

Pa02226613:15食休みも終え、山頂を出発しようと立ち上がると、途中で追い越した夫婦が登って来た。昼食は尾根のどこかで済ませたのだろうか。

13:50サクサク下って黒野田林道に出る(左の写真)。きれいに舗装された道だ。ここで小休止し、再び下り始める。そして14:30県道712号大幡初狩線へとつながる砂利道に出る。ここから先はもう登山道はない。水分補給をして、あとは初狩の駅へまっしぐらだ。

リニア実験線の下をくぐり、右へ折れていくと、すぐに初狩駅だった。15:35駅に到着し切符を購入。ひょうたんがぶらぶらと垂れ下がった棚の下を通り、ホームへ移動する。とてものどかな駅だ。駅員さんの姿が見えないから、ここも無人駅になったのだろうか。ホームへ行くと、電車待ちのお客さんは3人しかいない。山の神とともに15:41発の高尾行きの電車に乗り込む。

電車山行の帰りは、やはりぐいっと一杯行きたくなる。地元駅前の居酒屋ののれんを山の神とともにくぐることになった。

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日本ぶらりぶらり

2013-11-15 | 山・ネイチャー・冒険・探検の本

001_2 『日本ぶらりぶらり』山下清(ちくま文庫)

元祖裸の大将、山下清。テレビドラマも映画もきちんと見たことがないけれども、だいぶ前にテレビ東京の『美の巨人』で彼の傑作貼絵「長岡の花火」をとりあげているのを見、その後「ロンドンのタワーブリッジ」を同様にとり上げているのを見た。それまではまったく興味がなかったのだが、とり上げられた絵や彼の人生をたどる映像を見ているうちに、だいぶ山下清の世界にとらわれ抜け出せなくなってしまったようだ。

山下清は驚くべき集中力と表現力を兼ね備えている。そして発達障害でありながらも、周囲のサポートを得て、画才を伸ばすことを得、また癖のある文体ではあるけれども、本を出すことにもなった。その本の1冊がこれになるわけだ。

読んでみると、表現が稚拙このうえないが、素朴かつ純粋な彼の行動や心情が手にとるようにわかる。たとえば人づきあいがヘタで、訪れた土地土地でごちそうしてくれた人たちや世話になった人にきちんと礼を言えない。黙ってそこを離れてしまう。しかし、そんな気まずさをものともせず、その土地を再訪する。なぜ前回は黙って帰ったんだ?と問われてモジモジする。とても恥ずかしがりやなのだ。

そのエピソードが代表するように、山下は日本各地へ半ば行き当たりばったりで足を運んでいる。放浪癖の虫が騒ぐのだ。ふらりと、厄介になっていた施設、八幡学園を飛び出す。所持金はいくばくもないから、放浪の道すがら、ちょっとしたお手伝いをして小銭を稼いだり、有名になってからは、絵を描いて小銭を稼いだりして旅費にあてた。移動は基本歩き。汽車はときどき乗る程度だ。温泉場に現れたり、浜辺に現れたり、神出鬼没な行動だから、だれも捕捉できない。しかし、どもりが禍して、居場所が判明することもある。

出費を惜しんで駅で寝ていると、警察に職務質問される。宿屋ではなく、駅で寝ていたのだから当然所持金について聞かれる。予想外にお金を持っていて、盗んだのだろうと疑われる。きちんと説明できればいいのだが、まるで後ろめたいことがあるかのように説明に詰まり、どもりまくるから、怪しまれるわけだ。

警察から連絡が来て、弟が連れ戻しに来る。でもまた、日を追うごとに放浪の熱は高まり、出奔するのだ。楽しいね。

最後に本の中に挿入されている絵について触れ、擱筆することにしよう。この本には多数の山下清の絵が掲載されている。なんとも味があっていいものと、ただ単にヘタなもの(見る人が見ると傑作なのか?)と、玉石混交の感がある。でも、そのアンバランス加減が山下清らしいといえば、そういえるのかもしれない。貼絵とはまた違った魅力を放っている。

日本ぶらりぶらり (ちくま文庫)
クリエーター情報なし
筑摩書房
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関八州見晴台

2013-11-11 | 山行~奥多摩・奥武蔵

標高 771m 埼玉県

2003年10月5日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 西吾野駅9:35--10:25石地蔵10:35--10:55高山不動尊--11:30関八州見晴台(昼食)12:35--13:35黒山三滝--14:05黒山バス停

今日は電車の山旅。朝食を家でとって、のんびりと7:05出発する。西武秩父線の西吾野(にしあがの)駅で下車。9:35歩き始めた。パノラマコースのはずなのだが、杉林が続いていて、たいした景色は拝めない。しばらく歩くと、江戸時代天保年間に立てられたお地蔵様が出てくる。ここの薄暗がりで山の神と休憩する。

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左:パノラマコース上にあった道標 右:同、石地蔵

名ばかりのパノラマコースを登高していくと、あっという間に高山不動尊に着く。境内には樹齢800年といわれている大いちょうが鎮座している。大きすぎて写真には収まりません!

003pa051714 高山不動尊

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高山不動尊の大いちょう

高山不動からちょっと登ると、関八州見晴台。11:30に到着した。交通の便もいいし、歩きやすいハイキングコースでもあるので、とにかく人が多い。しかもちょうど昼時だからなおさらだ。

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左:高山不動奥の院。右手に東屋 右:眺望よし。西武ドームも見える

弁当を広げていると、会社の山の会のTさんが、たまたま奥さんと登ってきた。あれっ!とお互いに。そういえば、西武線沿線の方だった。いまは退職されているがお元気だろうか。

居心地がよくて見晴台には1時間以上も腰を落ち着けてしまった。12:35下山開始。

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黒山三滝の男滝(おだき)

黒山側に下りる。林道に出ると、まもなく黒山三滝に到着した。このあたりは、観光客用にきれいに整備されていて家族連れが多くいた。男滝からミニチュアのような女滝を通り、最後は天狗滝となる。

帰途黒山鉱泉に行くぞと声高に話しているパーティがいた。山の神に風呂はどうしようか、今回は人が多そうだからパスか? それより料金は? 料金をチェックすると大人¥1000だった。鉱泉だから沸かさなくちゃいけないからかねぇ。高いし、混んでそうだしやっぱりパスだ。

14:05黒山のバス停に到着。14:13発のバスに乗り込み山の神とともに家路についた。さて地元の駅に着いて、鉱泉に浸からなかった分、どこかで甘いものでも食べてくつろごうとなった。山の神といそいそとジョナサンに向かうことになった。

参考:
高山不動尊ハイキングマップhttp://www.hikingmap.jp/hikingmap/takayama01.html

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