目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

鹿島槍・爺ヶ岳Part2

2013-08-31 | 山行~北アルプス

コースタイム 8月3日 種池山荘5:25--6:05爺ヶ岳南峰(朝食)6:45--7:05中峰(中央峰)7:15--8:15冷池山荘8:30--9:25雷鳥撮影9:30--9:35布引山9:50--10:30鹿島槍ヶ岳南峰(昼食)11:30--12:10布引山12:20--13:10冷池山荘13:30--14:30コル14:40--15:30種池山荘(泊)
8月4日 種池山荘6:55--8:20休憩8:25--ケルン--9:05爺ヶ岳登山口--9:20駐車場

6:05爺ヶ岳南峰に到着。昨日のうすぐもりから一転、すがすがしい青空が広がる。その青空の下、岩場で朝食にする。同じことを考える人はいるもので、すでにお食事中の方々がそこにいた。

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左:爺ヶ岳南峰 右:爺ヶ岳中峰(中央峰)。山の神の手(?)

6:45出発する。風がちょっと強いので、天候がくずれなければいいのだが。中峰に7:05到着。しばし景色を堪能していると、団体がやってくるのが見える。入れ違いに山の神と逃げるように出発する。

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左:爺ヶ岳標柱。登山者でごった返す 右:すっきり晴れているのに無防備に出てきた雷鳥たち

8:15冷池(つめたいけ)山荘到着(下のほうに写真)。ここにも種池山荘なみに大勢の人がいた。そういえば、この山荘名は「つべたいけ」と、あるガイドブックでルビがふられていた。面白いなと思っていて山荘のスタッフに、方言なのかと聞いたら、「つべたいけ」ではなく、「つめたいけ」だといわれる。誤植だったのか。書いた人が東北人だったのか!?

山荘からしばらく移動していくと、ハイマツのほうを凝視している登山者がいた。その視線の先には動いているものが…。よく見ると雷鳥だった。普通は、ガスっていたり、天候が崩れ始めたりしたときに出てくるものだが、ピーカンなのにちょこちょこと歩きまわっている。この辺りは、雷鳥が多いのだろう。

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左:布引山山頂 右:布引山から鹿島槍を望む

雷鳥を目撃後、歩き出すと、すぐに布引山に到着した。立山連峰の眺めが抜群にいいので、ここで休息している人は多い。鹿島槍の南峰と北峰も目の前に望める。9:50布引山をあとにする。

007p8031475_2 鹿島槍ヶ岳南峰。ガスが沸いてきた

10:30鹿島槍ヶ岳南峰に到着。腹が減っては戦はできぬと、山の神とちょっと早いけど昼食にすることにした。食べているうちに、いつのまにやら白い雲がもくもくと沸いて来た。

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稜線の先は恐ろしいキレット

山頂でのんびりしていると、続々と登山者がやってきた。北峰は?と山の神に問うと、行かなくていいという。ここより低いしね。じゃあ、そろそろ種池に戻ろうかと11:30腰を上げた。

北峰の先には恐ろしい大キレットがあるのだが、それが見えている。見ただけで足がすくむ光景だ。

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きれいに稜線の半分がガスで満たされている

いつの間にか、稜線の片側をもののみごとに白い雲が埋めつくしていた。自然の造形に驚かされる。長野側は天気が崩れてきているようだ。

途中25人もの団体をやり過ごし、12:10布引山に到着した。人が多くても、それほど気にならないのは、この圧倒的なパノラマの風景のおかげだろう。

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富山側(立山側)は晴れ。

13:10冷池山荘(下の写真)の建屋内のトイレに寄って、長々と休憩する。今日中に下山せず種池山荘に再びご厄介になるので、余裕の行動なのだ。14:30稜線上で、立山連峰の雄姿を満喫し、15:30種池山荘に戻った。荷を解いたら、あとは生ビール(当時で¥900)が待っている。山の神とぐびぐびとのどを潤した。至福のひとときだ。

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左:冷池山荘 右:柏原新道を下りながら種池山荘を仰ぎ見る

8月4日は朝4:30起床。6:00山荘の朝食をいただいて、セルフのインスタントコーヒー(当時で¥150)で目がぱっちり開く。6:30外に出て写真をパチリパチリと撮って、6:55後ろ髪を引かれる思いで山荘をあとにした。8:20ケルン手前で座って休憩していると、団体が登ってくる。今日も登山者は多いのだろう。9:05登山口を出て車道を移動していくと、わが愛車が待っていた。

大町温泉郷薬師の湯(当時¥500)で山行の疲れと垢を落とし帰途につく。山の神と次はどこへ行こうかと話しながら家路を急いだ。

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鹿島槍・爺ヶ岳Part1

2013-08-25 | 山行~北アルプス

鹿島槍ヶ岳 標高 2889.1m 布引山 2683m 爺ヶ岳 2669.8m 長野・富山県

2003年8月2日(土)~8月4日(月) 2日うすぐもり 3日晴れ 4日

メンバー 山の神と私

コースタイム 8月2日 8:50扇沢駐車場9:10--9:20頃 爺ヶ岳登山口--10:00休憩10:10--(ケルン)--11:00昼食11:30--12:25石ベンチ12:35--13:10休憩13:25--13:40種池山荘(泊)

さて10年前の山行記録をひもといてみよう。自分でも驚くが、この年の8月は4週連続で山に行っていた。最初はこれからご紹介する鹿島槍、そして四阿山・根子岳、安達太良山、武尊山と立て続けに行っている。とにかく貪欲に登っていた。

4:35家を出発し、中央高速をひたすら走る。諏訪湖SAで朝食をとり、豊科ICを7:00頃下りた。途中のコンビニで買出しをし、8:50扇沢に到着した。こんなに時間がかかっているのは、どこか迷い込んだのかもしれない。当時はカーナビを持ってなかったからねえ。市営駐車場はすでに満車で、林道の路肩に誘導される。身支度を整え、9:10山の神とともに車をあとにする。

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左:扇沢駐車場満車のため、ここに誘導される 右:ケルン。私のキスリングがちょっと写っている

車道伝いに歩き、9:20爺ヶ岳登山口を通過する。このあたりの駐車できるスペースというスペースはすべて車で埋め尽くされていた。急な上りを進んで、10:00休憩をとる。1枚脱いでTシャツでクールダウンだ。登り始めからずっとうすぐもりであったが、この時ちょっとだけ晴れ間が覗く。

ケルンを通過(写真は下山時)。写真を見て気づいたが、このときはキスリングで登っていたようだ。テントをもたないときで、日帰り用ザックに荷物が収まらないときは、だいたいキスリングと決めていた。

11:00山の神と腹減ったなと、早々に昼食にすることにした。腰かけられる適当な場所を物色し、ツゲのたもとでコンビニごはん。食べていると、さあっとガスが流れてきて、急激に肌寒くなる。白いガスに追い立てられるように、腰を上げた。

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左:石ベンチ 中:座敷童子のような山の神。種池山荘内部(8/3午後撮影) 右:種池山荘(8/3早朝)

さすがに梅雨明け後の8月頭だけあって登山者は多い。下山者と次々にすれ違うし、前を歩いている人にも次々に追いついてしまう。12:25石ベンチ到着。せっかくのベンチなのだからと、座って休憩する。

種池山荘手前の急坂でへばって小休止をとり、13:40山荘に到着した。キスリングを部屋に置いたら、あとはゆっくり山荘前で缶ビールをあおる。ザアザアと梢が擦れるような音がして、ふと目をやると、林の中をニホンザルの群れが移動していた。1頭が興奮しているのか木の枝を激しく揺らしていた。この辺りは、ニホンザルが多いようだ。

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針の木岳を望む(8/3早朝)

本日は節約して素泊まりにした。晩に狭い自炊場に行ってみると、宮城県から来たという団体にほぼ占領されていて、会話が盛り上がっている。ほとんど居酒屋の様相を呈していた。

翌8月3日は4:40に起床。4:00前から何やらガソゴソやっている人がいて、目が覚めてしまった。夏場はロングコースを縦走する人がいるから朝が早いのだ。山の神と私も山荘で水1リットルをもらい、5:25山荘を出発した。

Part2へつづく

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チョー・オユーの顛末『登頂 竹内洋岳』

2013-08-24 | 山・ネイチャー・冒険・探検の本

001『登頂 竹内洋岳』塩野米松(筑摩書房)

竹内洋岳さんの少年時代から書き起こし、山登りを始め、ヒマラヤにのめりこみ、8000メートル峰12座目までの登頂を著した本が『初代竹内洋岳』。そしてこの本は、前著出版時には、まだ登られていなかった13座目のチョー・オユーと14座目のダウラギリについて書いている。

13座目のチョー・オユー登頂後、下山時にルートを見失ったということは、大したことではないように今までは語られていたが、この本を読むと、かなり深刻な状況だったことがわかる。14座めのダウラギリも下山時はヘロヘロになりだいじょうぶなのかと、皆ハラハラしていたものだが、それ以上の深刻さだったのだ。

確か13座目の登頂時も、14座目と同じように、私は竹内氏のブログでサミットプッシュまでのプロセスを追いかけていた。2010年は雪が多くて断念し、翌2011年に再チャレンジになるわけだけれど、天候や積雪量など条件さえ整えば、楽々と山頂に着くものだと思っていた。

おなじみカメラマンの中島ケンロウさんが同行し、登頂後竹内さんに先行して下山していくわけだが、竹内さんはケンロウさんの姿を見失う。そしてルートを見誤るのだ。登り時にはなかったロープがフィックスされていたせいだ。ケンロウさんがそのロープに惑わされなかったのは賢明であるけれども、高所で酸素が薄いところでは、判断能力も低下する。

竹内さんはヘンだと思い、意を決して元来た道を高度差にして300メートルも登り返していく。そして疲労困憊する。再び下ってきて、登ってきたシェルパによって、ロープのことを知るわけだ。再び同じルートを下るという正しい判断(?)ができたのは、もちろん経験のたまものなのだろうけど、ある種の勘と忍耐のなせる技なのだろうか。それにしても竹内さんの体力はすごい。ロクに食事もとらず、というか食料をほとんど持たずにサミット・プッシュをしている。

なにしろ驚くのは、非常にスリムな体型であること。無駄に筋肉をつけると、その分余計に酸素を消費し、疲労もたまるというポリシーをもっている。さらに驚かされるのは、高度順化の速さだろう。ケンロウさんは常人の順化スピードらしいのだが、竹内さんは瞬く間に高度順化を果たしてしまう。だから必ずといっていいほど、ついていくケンロウさんは、高山病になる。しかも、歩く速度が並ではない。13座目に公募で同行することになった阿蘇さんは、常に皆より遅れて到着とあったが、どうやらメチャメチャ速いようなのだ。体が軽い分、足も速く運べるということなのか。それこそが、竹内さんの14座登頂の秘密なのかもしれない。

この本には、ちょっとしたトリビア的な情報が散りばめられていて、なるほどとうなづけたり、こんなことがあったのかと興味を引く場面も描写されている。最後まで飽きることのない面白さだった。テレビや講演で、竹内さんの話を拝聴していたので、重複するところもあるけれど、それを差し引いても読む価値があった。

参考:
竹内洋岳の友人が挑む「K2」の頂http://blog.goo.ne.jp/aim1122/d/20120421
階段でいえば、踊り場にいる~竹内洋岳講演会http://blog.goo.ne.jp/aim1122/d/20121111
ついに8000メートル峰14座制覇! 竹内洋岳http://blog.goo.ne.jp/aim1122/d/20120527
標高8000メートルを生き抜く登山の哲学http://blog.goo.ne.jp/aim1122/d/20130618

 

登頂 竹内洋岳
クリエーター情報なし
筑摩書房
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乗鞍高原~三本滝

2013-08-17 | 山行~北アルプス

標高 1800mくらい 長野県

2013年8月4日(日) くもり

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:00三本滝レストハウス9:08--三本滝--10:00頃 三本滝レストハウス

前泊は、ペンション優。露天風呂とご飯が売りの宿だ。コストパフォーマンスはいい。ただエアコンが付いていないといわれたときにはちょっとショックを受けた。理由はすぐにわかった。高原で涼しいからそもそもエアコンは必要ないのだ。この日は、大学のバスケ部OGの集まりだという女子会の面々が同宿だったが、ほかに宿泊者はおらず、静かで快適だった。

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左:宿泊はペンション優。たぬきが目印 右:三本滝レストハウス

宿は8:35チェックアウト。記念写真を撮って出発する。マイカーは、三本滝レストハウスまでは入れるので、滝を見るには何の支障もない。今日も自転車で果敢に山頂目指して上っていく人たちがいたが、その横を車ですりぬけていく。9:00三本滝レストハウスに到着した。駐車場には、もうそこそこ車が停まっている。ここに停めて、乗鞍岳山頂を目指す人もいるようだ。

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左:歩き始めは、スキー場のコース 右:三本滝案内板

歩き始めは、スキー場のコースだ。たしか冬場に来たときにここを滑っている。滝への入り口は、150m先と出ている。左を見ながら歩いていくと、おじちゃんの頭が見えた。ここを入るのかと、森のなかに左折していく。少し歩いて間違いに気づいた。すかさず、ほーら違うでしょと山の神から非難を浴びる。たんに散策しているおじちゃんだったのだ。引き返して、再びスキー場のコースを下っていくと、三本滝と書かれた道標が出てきた。

そこから薄暗い森に入っていく。滝が近いだけあって、ぬかるんだ足場が悪い箇所がある。そのうち、激しく水しぶきを上げている小さな滝が出てきた。つり橋が架けられている。渡って少し歩くと、お目当ての三本滝の案内板が出てきた。道を間違うまで、山の神と私のすぐ後ろを歩いていたご夫婦が、案内板に見入っていた。

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左:途中現れた小さい滝 右:小さい滝上のつり橋

案内板の背後に道が付いていて、そこを駆け上がると、目の前にどーんと滝が現れた。あれっ2本しかないじゃないかと思いながら、左に視線を移すと、さびしい水量の滝があった。これも勘定に入れるのか。中央に滝然とした凛々しい姿。そして右隣には、水量はそれほどでもないが、黒々とした岩肌を絹のように水が駆け下っている横幅のある大きな滝があった。

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三本滝。左側はちょろちょろの流れ、真ん中は立派な滝、右側は幅広で大きな滝

岩の上に這い登って、写真撮影する。山の神は、岩の上には登らなくていいといって下にいた。それでも、滝の飛沫を浴び、マイナスイオンも体にもらって、心なしかリフレッシュできたようだ。後ろから人が来て、それを潮に帰ることにした。レストハウスに向けて引き返していくと、家族連れや夫婦が次々にやってくる。ここ乗鞍では、滝めぐりはちょっとした人気のようなのだ。有名どころでは、三本滝のほかに善五郎の滝や、番所大滝がある。

参考:
のりくら観光協会http://www.norikura.gr.jp/

乗鞍岳Part1~剣ヶ峰に戻る
乗鞍岳Part2 ~お花畑と雷鳥に戻る

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乗鞍岳Part2 ~お花畑と雷鳥

2013-08-16 | 山行~北アルプス

Part1のつづき

畳平では、自動販売機で缶コーヒーを買って、しばし休憩となる。

13:35畳平から湿原に下っていく。整備された木道の周囲にはお花畑が広がる。ある一画は、みごとなほど咲き乱れていた。高山植物のまさに宝庫!

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左:富士見岳の下部のガレ場に咲いていたコマクサ 右:ウサギギク

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左:シナノキンバイ 右:コバイケイソウ

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左:ハクサンイチゲ 右:クロユリ

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左:ヨツバシオガマ 右:小さな花が可憐に咲いていた、かわいいお花畑

お花畑では、デジカメが大活躍した。パチリパチリと撮りまくった。そっちでもこっちでもデジカメやスマホをもった人がお花の撮影に余念がない。それだけきれいなのだ。

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左:魔王岳登山口 右:イワギギョウ

お花畑を1周して畳平に戻り、今度は、魔王岳へピストン。上りで15分くらいだから、観光客もきれいな格好でどんどん登り始めていた。入り口のところに、イワギキョウの群落。鮮やかな青紫の花は、非常に目立っていた。

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左:魔王岳山頂 右:いきなり雷鳥登場

14:23あっけなく魔王岳山頂に到着。次々に観光客がやってきてうんざりする。標柱だけ写真に収め、早々に山の神と下り始めると、前を歩いていた親子連れが何かに反応していた。何だなんだと、私もその声につられて視線を送ると、白くモヤってきた登山道にいきなり雷鳥の親子が飛び出してきた。子どもが騒ぎ、雷鳥たちはたちまち岩場のほうへちょこまかと逃げ出す。年配の方が、静かにねと落ち着いた声で子どもたちを諭すと、近くにいた人たちも皆気づいて、そうっと、ゆっくりと近づいてきた。雷鳥たちの動きがようやく止まる。その場に居合わせた人は全員足を止めてじっくり観察できた。

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突然登山道に出てきた雷鳥の親子

たまたま、ガスがさあっと流れてきて、太陽光をさえぎったのでハイマツから出てきたのだろうか。日差しを嫌う雷鳥を目にできたのは非常にラッキーだった。

14:33再び畳平に戻る。乗鞍観光センター行きのバスは15:05発だった。すでにバス待ちの列ができている。山の神と最後尾に並ぶ。朝と同じように大きな車体のシャトルバスが来て、それに乗り込む。観光センターには、16:00に到着した。

乗鞍高原~三本滝へ続く
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