目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

栃寄から御前山

2020-06-21 | 山行~奥多摩・奥武蔵

標高 1405m 東京都

2020年5月30日(土)晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 7:25栃寄観光用駐車場7:35--林道ゲート--8:24トチノキ広場8:32--9:25カラマツの広場9:36--御前山避難小屋--10:23御前山山頂10:36--11:13カツラの巨木--11:16活動の広場(昼食)11:56--カツラの巨木--12:23トチノキ広場12:30頃--12:57栃寄森の家--13:12駐車場

非常事態宣言解除後、初の登山。東京都を出るのははばかれるので、久々に奥多摩に照準を合わせた。奥多摩の山地図とにらめっこし、まだ歩いたことのない栃寄から御前山に登ることにした。

5:12自宅を山の神とともに出発する。交通量はそれほどでもなく順調に進み、吉野街道のコンビニで買い出し。寒山寺の駐車場(トイレあり)にすべりこんだ。釣り客らの車がすでに何台も駐車している、その一角に割り込み、朝食をとった。


左:広い栃寄観光用駐車場(トイレなし) 右:ゲート付近

再び車を走らせ、国道411号からトンネルを越えたところで栃寄に左折する。幅が極端に細いところがあるので要注意の道だ。途中望遠レンズを装着したカメラの放列が崖下へ向けられていたから、鷹の巣でもあるのかと思ったが、野次馬している場合ではないとスルー。寒山寺駐車場から30分ほどで栃寄観光用駐車場に到着した。先着はわずかに1台のみ。

7:35山支度を整え、山の神と駐車場を後にする。車道を歩いていくと、すぐに栃寄森の家が出てくる。そこを回り込んでどんどん上がっていく。ゲートを越え、右手に登山口があるはずと見ていくが、ピンクテープがつけられているところが2か所ほどあったが、よくわからずそのまま通過する。とくに指導標もない。


左:車道から見つけた栃寄大滝 右:沢沿いの道は閉鎖中

おかしいなあと山の神と立ち止まり、しばし地図を見て、道が荒れていて閉鎖しているのかもしれないなといいながら、トチノキ広場から山頂ピストンでもいいかと話す。

やがて左手下方に栃寄大滝が見え、まもなくトチノキ広場に着くとわかる。沢へ下りる道には、ロープがかけられ、「木橋崩落の危険あり。通行できません」と書かれていた。


左:トチノキ広場。奥にトイレ。少し上がったところに東屋がある 右:登山道に入る

8:24鬱蒼とした森の中、そして柵の向こうには沢があるトチノキ広場に到着し、トイレ休憩にする。

ここから登山道に入るが、車道も並行して延びていて道路の作業員と思しき軽トラックが上がっていった。


左:山の神、森の道を登高中 右:カツラの巨木

車道沿いのがれ気味の道からやがて気持ちのいい新緑の道に変わる。カツラの巨木も現れ、思わず見上げてしまう。


左:メグスリノキ発見 右:カラマツの広場の高床式東屋で休憩

そこから単独の方など2,3人とすれ違いながら登高を続ける。トチノキ広場から50分ほど歩いて、そろそろ休憩にしようかと久々の山行で足取りの重い山の神に声をかけた。ここからカラマツの広場が近いはずだ。

山頂ルートから少しはずれるけれども、カラマツの広場と指導標が指している方へ向かう。実際にちょっとした広場になっていて、高床式の立派な東屋があった。人影もなく、われわれの貸し切りだった。ここで行動食などを食べながら、体力回復に努める。


新緑の森

カラマツの広場でゆっくりし、また元のルートに戻って御前山へと登り始める。意外に人気のコースなのか、再び何人かの下山者たちとすれ違う。


大岳山を遠望する

途中大岳山を一望できる開けた場所があり、立ち止まって仰ぎ見る。近そうだけど、遠いんだろうな。


左:御前山避難小屋 右:御前山山頂

初めて見る御前山避難小屋もこのルート上にある。中に入ってみたが、まだ新しい感じできれいな小屋だった。ただこのコロナ禍のさなかにに泊まるには勇気がいるが。

10:23御前山山頂にたどり着いた。すでに6人くらいの先着様がくつろいでいた。中にはがっつりとマスクで口を覆っている人もいる。あとから3人が上がってくる。おそらく東京在住の方々でわれわれと同じようなことを考えてここに来たのだろう。


御前山山頂からの展望

まだ時間も早いし、少し下ってからごはんにすることにしようと、休憩したのち10:36山の神と元来た道を戻り始めた。

途中で森の家のスタッフなのか、声をかけられ、活動の広場に行くのなら、カツラの巨木のところから行くとわかりやすくていいといわれる。荒れたコースが多いということなのか。いわれたとおり、カツラの巨木まで戻り、そこから活動の広場へと向かう。


左:活動の広場。写真の右側あたりで昼食にした。下のほうにトイレあり 右:栃寄森の家。トイレが使える

活動の広場はカツラの巨木からは指呼の間で、あっけなく到着する。人っ子一人いない。建物があって、中に入れるのかとドアノブに手をかけたが、鍵がかかっていた。広場の朽ちかけのベンチで昼ごはんにした。ごはん中だれも来ることはなく、とても静かな場所だった。

11:56下山開始。カツラの巨木からしばらく下ると、こんな時期、こんなところで外人さんたちのパーティとすれ違う。東京在住なのだろうか。

12:23トチノキ広場の東屋に着き、しばし休憩する。ここからは車道だ。

最後は栃寄森の家に立ち寄る。あとから下山してきた年配の夫婦もここのトイレを借りていた。私は山の神を待つ間、カメラをザックに仕舞い、帰宅モードに入っていた。山の神が建屋から出てきて、さてと立ち上がり、森の家を出て最初のカーブをぐるりと回ったところで、左手の草むらをするすると進んでいる蛇に気づいた。体には赤いまだら模様があっていかにも危険生物でございという威圧感を発している。これはもしかしてヤマカガシじゃないかと思って、近づくと「あんた、だれやねん」と鎌首を上げる。ヤバいと立ち止まると、蛇はそそくさと道を横切り始め、草むらに逃げ込もうとしていた。必死にザックからカメラを取り出したが、撮影はかなわなかった。後でスマホで撮ればよかったなと悔やみつつ、「ヤマカガシ」を検索してみると、ドンピシャだった。ちなみにこの蛇の毒はハブよりも強い猛毒とのことだが、あごの構造から噛まれても毒が出にくいらしい。

13:12ヤマカガシに襲われることもなく無事駐車場に着いた。帰りの道もスイスイだったが、反対車線はけっこうな混み具合で、観光やドライブに繰り出して来た人がこんなに多いのかと驚かされた。寄り道していると渋滞に合いそうだと、まっすぐ自宅へ向かい、15:30には我が家の敷居をまたいだ。


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