目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

玉原高原スノーシュー

2012-02-26 | 山行~スノーシュー

000img_0562_2 標高約1300m 群馬県

2007年2月10日(土) 晴れ  
2月12日(月) 晴れのち曇りときどき雪

メンバー 山の神と私

コースタイム
2月10日 10:55たんばらスキーパーク第2駐車場11:25--11:50キッズゲレンデ横12:00--13:20スキー場横の丘(昼食)14:00--沢経由--15:10キッズゲレンデ15:30--15:40駐車場

2月12日 10:25たんばらスキーパーク第1駐車場10:40--キッズゲレンデ横11:00--センターハウス--11:45玉原湿原12:00--12:35ブナ平(昼食)13:25--センターハウス--14:30キッズゲレンデ

今年は1月に玉原の尼ヶ禿山を訪れたが、5年前に玉原高原スノーシューハイクをしていた。ついこの間のように感じていたが、もうこんなに時間が経っていたのだ。

2月10日 5:30に家を出発する。コンビニで買出しをし、関越へ向かう。遅めの出発で危惧したとおり、早々に渋滞にはまる。2月の3連休はスノーシーズンでいちばん混むのだ。8:00高坂SAに入り朝食とする。10:55にようやくたんばらスキーパークの駐車場に入る。第1駐車場はすでに満車で、第2に誘導される。¥500。雪は少なく、駐車場にはうっすらあるのみで比較的暖かい。 

01img_0537 02img_0539
左:たんばらスキーパーク第2駐車場 右:スノーシューをはいて、いざ出陣

11:25着替えて駐車場を出た。道なりに歩いていくと、上り坂に入り、左手にスキー場のゲレンデが見えた。ハタと行き過ぎに気づき、少し戻って、ゲレンデ入り口へ移動する。向かって左手にキッズゲレンデがあり、その端でスノーシューを装着する。12:00ようやくスノーハイクはスタートした。

03img_0541 04img_0545
ブナの深い森を歩いていく。スキー場寄りに歩くと、BGMつきになる。

時折ゲレンデに流れる音楽が聞こえてくるなか、斜面を登高していく。鹿俣山手前で左手に回りこんでいく。谷筋にスキーの跡がくっきりとついていて、それを手がかりに、谷へ下る。ポンプ室のあたりで谷川を渡る。反対側斜面を上って、小高い丘で昼食にした。すでに時間は、13:20になっていた。

 

001img_0550 アニマル・トラッキングの楽しみも

14:00腰を上げて、スキーヤーのトレースをたどりはじめる。途中から、そのトレースをはずれて、自力でコースファインディングする。この冬は雪が少なめで、谷を渡るのが厄介だった。どこも勢いよく水が流れている。谷筋に目を凝らして下って行くと、遠くに道標を発見した。その近くにスノーブリッジが見える。そこへ向けて下りていくと、そのブリッジの下のほうに丸太が少し見えた。丸太橋だ。恐るおそるその橋を渡り、無事反対岸にたどりつく。近くには別のスキーヤーのトレースがあった。

夏道の登山道に出て、道なりに進む。そのうち上のほうから、雪合戦中のこどもたちの歓声が聞こえてきて、それを頼りに強引にその斜面を上がる。ドンぴしゃりでスキー場に行き当たった。

 

 

002img_0558

2月11日 この近辺では最大のスキー場、尾瀬岩鞍で滑り倒し、ストレス解消。

2月12日 再び玉原高原へ舞い戻り、湿原そしてブナ平を散策した。

10:25たんばらスキーパーク第1駐車場に車を置く。¥1,000。10日のように混んではいない。一昨日来たばかりだから、キッズゲレンデまでは、もう勝手知ったるうちの庭みたいなものだ。スノーシューを装着し、11:00森の中を下っていく。林道に下りて、前の人が付けたトレースに追随し、中央広場へ向けて強引に雪壁を下っていく。

 

003img_0560 中央広場

晴天は気持ちがいい。青空の下、雪原となっている中央広場を抜け、再び林道に戻る。センターハウスの建物横を通過し、湿原への分岐を右にとる。湿原に着くと、先行していた年配者グループが昼食中だった。山の神と私は10分ほど休憩して、再び歩き始める。湿原から先は森の中の急登になる。トレースははっきりとついている。

急登が終わると、そこはブナ平。12:35適当な場所でレジャーシートを広げて、昼食にする(冒頭写真)。快適な場所に人は集まってくるもので、遠くのほうで同じようにランチタイムを始めるグループがいた。のんびりと昼食をとっていたせいか、だいぶ冷え込んできた。13:25帰途につく。

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左:センタハウスへの分岐 右:根元が曲がったブナの木に積もった雪。ツンツンする山の神

センターハウスと鹿俣山の分岐にたどり着き、そこからセンターハウスへ向かう。山スキーヤーのトレースがわずかにあったが、途中で途切れてしまい、あとは方向を見定めて進む。しばらく行くと、スノーシューのトレースが出てきて、明らかに登山道になる。センターハウスに出た後は、来た道をたどるだけ。14:30にキッズゲレンデに戻った。

帰りは、道の駅田園プラザかわばに立ち寄って、ブルーベリージャムを購入。16:30関越に上がると、すでに渋滞は始まっていた。

最後にこの山行の宿について語ろう。玉原と尾瀬岩鞍に行くことを考え、その中間にある温泉はないかと地図を見ると、いいあんばいに老神温泉があった。尾瀬に行くたびに前から気にはなっていた。さっそくターゲットをここに絞り、せっかく滞在するのだからと、外観に味のある有名な老舗旅館を選んだ。

泊まってみると、サービスはすこぶる悪かった。名前におぼれて、営業努力をしないんだろうね。暖房器具を置きすぎて、ブレーカーは落ちまくる。宿の不手際なのに、暖房を使いすぎだと客をなじる。スイッチを入れていたのは、あなた方だ。温泉に入りに行くと、ひどく混雑していたので、ちょっと時間をずらして再び行った。そのせいもあって少し夕食の時間に遅れたのだが、軽く嫌味を言われる。山の神は、決して悪気があるわけではなく、みな素朴で、思ったことをそのまま口にするだけだよと擁護していた。たしかに、そうとれなくもないが、やはり感じ悪い。

仲居さんにごはんを頼むと、奥に引っ込んだままで、いつまで経っても持って来ない。しばらくして別の仲居さんが来たと思ったら、何のご用でしょうかと来た。メシの内容がしょぼかったので、よけいにこの対応に腹が立ってしまった。予約上この宿に2泊したのだが、もうこりごりだ。これを書きながら、現在はどうなっているのかと、じゃらんのサイトでこの宿の口コミをチェックしてみると、1件サービスの悪さをあげつらっているものがあった。いまだに、改善なしということか。ホスピタリティという観念は、おもち合わせではないのかね。

参考
尼ヶ禿山スノーシュー
http://blog.goo.ne.jp/aim1122/d/20120115

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小田代ヶ原スノーシュー

2012-02-22 | 山行~スノーシュー

000img_1426_2標高約1400m 栃木県

2008年2月9日(土) くもり時々雪 

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:25赤沼茶屋横駐車場9:55--10:07忘れものとりに引き返す。再び駐車場10:17--10:45赤沼・小田代ヶ原分岐から小田代方面に少し入った地点10:55--11:40小田代ヶ原・湯滝分岐11:50--(小田代ヶ原周遊)--12:13貴婦人正面のベンチ(昼食)12:55--14:00赤沼茶屋横駐車場

6:00頃家を出る。目が飛び出るほど高い、リッター¥144のガソリンを満タンに入れ、コンビニに寄ってから高速に上がる。東北道に入り蓮沼SAで朝食をとる。出発が遅かったせいもあり、結構な混み具合だ。でも、同時刻の関越の13kmと15kmという2箇所の事故渋滞よりは、よほど恵まれている。

日光道に入ると、ガラガラだった。日光はまさにオフシーズン。スキー場も日光湯元のファミゲレくらいしかないから、スキーの人もほとんどいない。いろは坂の凍結もなく、スムーズに進み、9:25赤沼茶屋横の駐車場に到着した。

01img_1418 02img_1421
左:赤沼茶屋前のトイレと東屋 右:赤沼茶屋から入ってすぐの森

トイレ横の東屋でスノーシューを装着する。ここを起点に歩こうというスノーシュートレッカーは多く、賑わいをみせていた。そんな賑わいを尻目に山の神とともにさっそうと森の中をパタパタと歩いていく。ふと、あることに気づいた。あれっ、コンビニで買ったおにぎりをザックに入れていない! これが最初の凶事だった。

続々と森の中へ入っていくスノーシュー軍団を横目に、うなだれながら駐車場へ引き返した。

03img_1422 04img_1423
左:最初の道標。赤沼・小田代ヶ原・龍頭ノ滝 右:味のあるアーチ型の木橋。左奥に団体

10:17くもり空の下、駐車場を再出発。道はよく整備されていて、踏み跡もしっかりついている。まず迷う心配はない。道標から小田代ヶ原(おだしろがはら)方面へ入る。アーチ状の木の橋まで来ると、団体様がもう休憩していた。

われわれも小田代ヶ原の入り口付近で、倒木に腰掛けて最初の休憩をとる。あとからあとからトレッカーがやって来ては、追い越していく。人の多さを証明するように林間には人の声が響いていた。

001img_1428 小田代ヶ原

小田代ヶ原に入ると、雪原が目の前に現れた。雪は少なめで、笹が頭を出している。空はグレーで、山のほうには濃いガスがかかっている。

002img_1429 遊歩道を行く

小田代ヶ原をぐるりとめぐる。まさにスノーハイク。雪上のお散歩コースだ。これに青空が加われば、申し分ないのだが、いっこうに晴れる気配はない。

湯滝への分岐で再び休憩をとる。先ほどまでの喧騒はうそのように、ここは静寂が支配していた。

003img_1431 冬の貴婦人

12:13貴婦人を真正面に遠望できる展望台のベンチに到着した。たまたま駐車場で隣に停めたジモティが先に到着していて、写真を撮ってくださいといわれる。山の神がそれに応じ、次にわれわれもツーショットを撮ってもらった(左下)。彼らが去ったあとの特等席を山の神とともにいち早くキープし、そこで昼食にした。つかの間太陽が顔をのぞかせ、青空が一部広がったが、男体山には厚くガスがたちこめていて、まったく見えなかった。

004img_1433 005img_1436 006img_1437

昼食後、戦場ヶ原展望台に少しだけ立ち寄り、14:00には駐車場に戻った。

本日のお泊りは健康保険組合の宿。翌2月10日は、エーデルワイススキーリゾートで軽く滑って、帰ろうと計画していた。しかし、この宿の朝食は7:45からと遅いスタートだった。しかも、例によって山の神はゆっくりと食べ、最後にはしっかりとお茶をすすっている。食堂を出たのが8:30。チェックアウトしてから、車の周りの雪かきをして、9:30に宿を出ることになった。この時点ではまだ次の凶事が控えていることに気づいていなかった。

日塩もみじラインに入ると、車は数珠つなぎで、すぐにのろのろ運転になった。これはやばそうだと思いながら、エーデルワイスの駐車場に着くと、恐れたとおり満車で入れない。小さいスキー場だからしかたないか。それじゃあ、ハンターマウンテンまで足をのばすかと、気を取り直して車を進めると、もっとひどい渋滞が待っていた。ハンターマウンテンの駐車場にいつ入れるのか、もしかしてこちらも満車かというくらい車は進まない。

こりゃ、あかんと早々にスキー場はあきらめ、計画変更。以前に調べていた八方ヶ原スノーシューだとねらいを定め、まずは昼飯の調達。スーパーを探してカップラーメンを購入。そしてカーナビに目的地を入れて、指示された道を突き進んだ。しかし、その道は冬季閉鎖で通行止めだった。ん~、反対側から八方ヶ原に入るとなると、時間切れだ。これもダメだ。

もう考えるのが面倒になり、どこかでおいしいものを食べて帰ろうと山の神に提案。手元にあったガイドブックで那須の某牧場のステーキはうまそうだとなり、一路那須へ車を走らせることになった。ようやく到着して、腹をすかせてレストランに入ると、ステーキは売り切れましたといわれる。がっくりと肩を落とす。代わりに頼んだボルシチは味が薄いし、いっしょに出てきたペロシキー(ピロシキのこと)は具が餃子そっくりで、すこぶるまずかった。ため息しか出ない。

出だしにつまずくと、こんなものなのか。それにしても、よくもまあ、これだけ記録的な負のドミノ倒しが起きたものだ。

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袋田の滝と月居山

2012-02-19 | 山行~尾瀬・栃木・茨城

000p2100929 月居(つきおれ)山 標高 404m 茨城県

2002年2月10日(日) くもり時々晴れ 

メンバー 山の神と私

コースタイム 11:10袋田の滝無料駐車場11:20--11:40袋田の滝観瀑台--12:40前山のベンチ(昼食)13:10--月居観音堂(光明寺跡)--13:30月居山(月居城跡)13:40--14:10けんちんそばや--14:55駐車場

厳冬期に完全に結氷するという話を聞きつけ、袋田の滝へ行ってみたのは、早もう10年前になる。結果は、まんまとだまされたわけだが、今冬(2012年)は非常に寒く、ほぼ結氷し、アイスクライマーの出現とともにニュースになっている。一度は完全に氷瀑と化した袋田の滝を見てみたいものだ。

袋田の滝は別名四度の滝といわれ、その由縁は四段になっているからとも、西行法師が季節を変えて四たび訪れねばならないと述べたからとも諸説あるようだ。

さて本題の山行記録に移ろう。とはいっても今回は山歩きというよりは、氷瀑見物が目的だったから、あっさりとしたお散歩程度のものだ。6:30すぎの都内出発で、常磐道の守屋SAで朝食をとる。那珂ICで高速を下り、大子町の袋田の滝無料駐車場に着いたのは、もう昼に近い11:00すぎだった。

001p2100918 002p2100919
袋田の滝。現在はより高い位置に観瀑台がつくられたから、もっといい写真が撮れるのだろう

観光用の駐車場からは、お土産屋さんが軒を連ねる道沿いに歩いていく。ちょっと長めのトンネルを抜けると、目の前にそれは現れた。だが、残念ながら、しぶきを上げながら、まっさかさまに水は流れ落ちている。小指のはしほども凍ってはいない。氷瀑を見に来たのにねえ。

おかげで、マイナスイオンをふんだんに全身に浴びられたのだから、よしとしよう。なかには、われわれと同様に、凍った滝を期待してきた人もいて、傍らでは、「全然凍っていないねえ」と不平をこぼしている。 観瀑台は観光客でごった返していて、皆好き放題に滝の感想を述べ立てながら、記念撮影に余念がない。

003p2100922 水量が少なく感じるのは、冬だから?

観瀑台から吊り橋を渡り、鉄の階段をコツコツと上がっていくと、ちょっとしたピークで、ベンチが置かれていた。ここがどうやら前山のようだ。時間も時間(12:40)なので、ここで軽く昼食をとり、しばし休憩した。そこからいったん下る。コルまで来ると、こぢんまりとした光明寺月居観音堂がある。

月居山の山頂には、13:30に到着した。とくにこれといって何もない。今は月居城跡の石碑が建てられているようだが、この当時は何もなく、三角点のそばに「月居山」と手書きされた板切れが木の枝にぶらさっがているだけだった。

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左:月居山山頂から朱塗りの観音堂を見下ろす 右2点:月居山山頂にて

 

007p2100927 袋田の滝を見下ろす

13:40下りはじめる。あっという間に車道に出る。上での昼食が軽かったので、奥久慈の名物、けんちんそばに食指がのびて、お店ののれんをくぐった。腹がくちくなって、満足して駐車場に戻ると、奥久慈の主(ぬし)が山の神と私を迎えてくれた(冒頭の写真)。

帰途、森林の温泉(もりのいでゆ)に立ち寄る。森林の温泉は当時で、¥1,000(日・祝)。17:00からは¥500。平日は¥700。1F大広間はカラオケがあって、うるさいが、2Fにも休憩室があり、そこへ逃げて無料のお茶でくつろいだ。

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考える人~ひとは山に向かう

2012-02-15 | マガジン

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季刊『考える人』2012年冬号で、山特集をやっている。巻頭を飾るのは、ドイツ文学者で『ヤマケイJOY』で長らく連載をもっていたドイツ文学者の池内紀氏と、文春の元編集者で渓流釣りが趣味の湯川豊氏の「山の本」談義。東京で対談してもつまらないので、内容にふさわしい舞台として、山梨を訪れる。『楢山節考』の碑を眺め、飯田蛇笏、龍太の旧宅、山廬(さんろ)に立ち寄る。そして「山の本」談義の開幕となる。ああ、それは知っていると口を挟みたくなる本の話。そして、これでもかこれでもかと、読んでみたくなる本を採り上げまくり愉しくなる。いくつか挙げてみよう。(私がこれから読もうかなと思う本なのだが…)

飯田蛇笏『山岳礼賛 自句自解』
泉鏡花『高野聖』 
辻まこと『山からの絵本』 
太宰治『富嶽百景』
北杜夫『白きたおやかな峰』
トーマス・マン『魔の山』
ドーデ『アルプスのタルタラン』
アルセーニエフ『デルスウ・ウザーラ』

山の本の対談のあとには、服部文祥氏の滑落事故の自己検証記事。服部氏は、TBSの「情熱大陸」出演で舞い上がって、普段ならまず行かないであろう難所に踏み込んでしまったという検証をしている。

「今西錦司の地図」では、歩いた登山道に赤線を引いて、おれの精神がこもっていると悦に入った今西の登山スタイルについて書いている。

いま、とても旬な人である、角幡唯介氏(チベットのツアンポー渓谷の探検ルポ『空白の五マイル』の著者)へのインタビューも見逃せない。探検への思いや、昨年の冒険、カナダ北極圏1600キロ徒歩踏破についても語っている。遠からず、この北極圏徒歩踏破については、本になるだろうから、今から楽しみだ。

参考:山特集で登場した本、ないしは関連する本の記事(すべて本ブログより)
サバイバル~服部文祥の世界http://blog.goo.ne.jp/aim1122/d/20101226
空白の五マイルhttp://blog.goo.ne.jp/aim1122/d/20110521
梅棹先生の遺作『山をたのしむ』http://blog.goo.ne.jp/aim1122/d/20111025

永遠なれ、マロリー。『遥かなる未踏峰』http://blog.goo.ne.jp/aim1122/d/20110321
田部重治の元祖『山と渓谷』http://blog.goo.ne.jp/aim1122/d/20110312
風雪のビヴァークhttp://blog.goo.ne.jp/aim1122/d/20110108
“Born to climb” 山野井泰史http://blog.goo.ne.jp/aim1122/d/20101221

植村直己さんの本http://blog.goo.ne.jp/aim1122/d/20101122 
裸の山ナンガ・パルバートhttp://blog.goo.ne.jp/aim1122/d/20110827

考える人 2012年 02月号 [雑誌]
クリエーター情報なし
新潮社
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子の権現・竹寺

2012-02-13 | 山行~奥多摩・奥武蔵

000img_1401 標高 約470~480m 埼玉県

2008年1月27日(日) くもり時々晴れ 

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:20子の権現駐車場9:35--子の権現10:00--11:00すぎ 竹寺(昼食)12:15--13:20子の権現駐車場

ハイキングコースとしてよく採り上げられる、巨大わらじで有名な子(ね)の権現と竹寺をたずねてみた。山じゃないじゃないかといわれそうだが、そう、そのとおり。山じゃない。今回はハイキングなのだ。

朝食を済ませて、7:00すぎに家を出発した。所沢街道を走って、国道299号に入ると、警察官がやたらと目に付く。何ごとだろうと、注意深く観察していると、本日は奥むさし駅伝が開催される日とわかった。そろそろ通行止めにしようかといった様子で、危ういところをうまくすり抜けた。警察官の姿が見えなくなると、今度はウォーミングアップ中の選手の姿がそっちにも、こっちにも。ユニフォームを着て、道端を軽快に走っている。かなり大きな大会なのかな。

ランナーを避けながら吾野方面にひた走る。途中、国道から子の権現へと曲がっていくと、急に細い道になった。しかも雪が着いているわ、ガードレールがない箇所もあるわで、スリリングな道だ。

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左:子の権現参拝者用駐車場 右2点:参道の石仏。かたわらには雪が

9:20子の権現の参拝者用駐車場に到着した。屋根つき、トイレつきの立派な駐車場だが、車は1台も停まっておらず、閑散としていた。山の神と支度をしていると、ようやく1台やってきた。でも、ドアを開けて顔をぬうと現した御仁は、山の格好ではなく、フツーの参拝者だった。

空気はキンキンに冷えていて、冷蔵庫の中に放り込まれたようだ。山の神ともども、寒い寒いを連発しながら、9:35に駐車場を後にする。雪の残った参道を歩いていくと、石仏が迎えてくれた。

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左:子の権現の山門。入ってすぐ両脇に仁王様が直立不動で参拝者を威圧している。右:巨大な鉄下駄

山門をくぐると、もう本堂まではすぐだ。境内に入ると、写真だけで見知っていた有名な鉄のわらじ(冒頭の写真)があった。なでると、やはり鉄だから硬いし、冷たい。この無機質感は遊園地の張りぼてキャラのようだ。隣には、これまた大きな鉄下駄もある。この鉄わらじと鉄下駄目当てに来たわけではないだろうが、この寒い中でも、参拝客はちらほらいた。

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左:境内におわす大黒天 中央:よく観察しないと見落としてしまう弁財天 右:鐘楼付近から本堂を見下ろす

本堂から階段を上がると、ちょっとした丘だ。本堂のとんがった三角屋根を見下ろせる(写真右上)。この後背地には、鐘楼とお堂がある。さっそく景気づけに鐘を撞いて、竹寺へ向けて出発した。竹寺への道も、子の権現の参道に負けずに冷え込んでいた。日のまったく当たらない道で、こちらも、ところどころに雪が残っていた。

06img_1413 05img_1412
左:竹寺の解説 右:寺なのに神社の造り。子の権現同様、屋根には雪が残っていた

11:00すぎに竹寺に到着した。陽だまりがあって、ここは比較的暖かい。子の権現よりは交通の便がいいのか、団体がつぎつぎにやってきて、賑わい始めた。

07img_1414広い境内を歩き回ってから、隅っこのほうへ移動する。そこで昼食とした。食べていると、寺で飼われている(?)犬がうろうろしていて、たまたまハンターを見つけて興奮し、しきりに吠えるのには参った。おとなしくしてくれよ。

左の写真は、この竹寺のシンボルの鳥居。よ~く考えてみると、寺に鳥居があることに違和感が生じるのだが、漫然と見ていると、何も感じない幸せな人になれる。

12:15竹寺を後にし、来た道を引き返す。午後になっても寒いこごえる道のままで、辛抱を強いられる。一日中、日が射さないとみえる。途中、団体を追い抜いて、子の権現の参拝者用駐車場には、13:20にたどりついた。このあたりは、日が当たるせいもあって、だいぶ空気がゆるんできていた。

帰りは、日高狭山ICから圏央道を使う。渋滞なしで気分よく走り、途中でお茶などしてゆったりまったりくつろいで、夕方我が家に到着した。

ああ、それにしても、子の権現と竹寺は寒かった。雪が残っていたせいにしても、冬はいつもこんなに寒いのだろうか。 

参考:飯能市役所http://www.city.hanno.saitama.jp/

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