目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

生藤山・三国山・熊倉山

2011-12-28 | 山行~中央線沿線・大菩薩

生藤山 標高 990.3m 三国山 960m 熊倉山 966m 山梨・神奈川・東京都

2011年12月25日(日) 晴れときどき曇り |

メンバー 山の神と私

コースタイム 8:30鎌沢駐車場8:38--8:57鎌沢休憩所9:02--9:50甘草水分岐(展望台)10:03--三国山--軍刀利神社元社--軍荼利山--10:45熊倉山10:55--(ピストン三国山経由)--11:25生藤山11:31--11:35三国山(昼食)12:18--13:00鎌沢休憩所13:10--13:24鎌沢駐車場

直前まで上州の山を計画し、そこへ行くつもりでいたが、山の神が北斜面からの登山道と聞いた瞬間に眉をひそめ、それは寒いから嫌だと言ってのけた。北側から登り始めると、往々にして日陰で凍結した登山道だったりするんだな、これが。というわけで、計画の練り直しをし、またまた近場の楽チン(!?)コース、しかも南面から上るコースを選んだ。

多少早起きはしたものの、家でゆったりと朝食をとってから出発。それでも神奈川県立鎌沢駐車場には高速を使った恩恵もあって8:30に到着した。10台分のスペースがあるが、トイレはない。

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左:鎌沢駐車場 右:神社にいた野生のニホンザル

8:38駐車場を出発。日がまったく射さず、冷え切っている。素手のままでいると手がかじかむほどだ。車の温度計をみると、-3℃。どうりで冷えるはずだ。

集落の中を抜けて、舗装されてはいるものの狭い急坂を登り始めると、右手に熊野神社があった。キャッキャッとやかましいので、思わず鳥居のほうに視線をやると、そこには野生のニホンザルがいた。手を振ってやると、興味津々でこちらを覗き込む。その瞬間にパチリとシャッターを切った(右上の写真)。

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左:落ち葉が敷き詰められた明るい道 右:薄暗い杉林の道

しばらく茶畑を見ながら、急坂を登っていくと、最後の集落が見えてくる。そこから鎌沢休憩所への案内にしたがい、車道からそれて茶畑の中に入っていく。東屋とトイレつきの休憩所だ。休むにはまだ早すぎるが、ここで、まずお茶を一杯飲む。

集落が尽きて、そこから山道に入る。落ち葉をかさかさと踏みながら、明るいひなたぼっこ的な登山道を登っていく。そのうち快適な道は、薄暗い杉林の道にとって代わられる。

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左:桜のプロムナード。左の木は桜 右:軍刀利神社元社

生藤山登山の醍醐味はなんといっても、桜なのだが(冬にいうのもなんだが)、平成18年頃まではテングス病にやられて、花が咲かなかったようだ。この年にその菌に強い山桜を移植して、花の再生を図ったと山の神が読んでいる看板に出ていた(左上)。

9:50甘草水への分岐で休憩。下のバス停にいた登山者3名が山の神と私を追い抜いていく。健脚ぞろいだ。ここにはベンチとテーブルが置かれていて、目の前には富士山ビュー。だが、あいにく山頂には雲がかかっていた。

甘草水からほどなくして、三国山に着く。ここから熊倉山への笹尾根を移動するのだが、いきなりの激しい下りに躊躇する。でも地図をみれば、時間にして25分くらいで熊倉山に着くのだから、恐れるに足りずだ。予定どおり進み、まずは軍刀利(ぐんだり)神社元社へと急登を上がる。鳥居がシルバーで軍刀を模しているようだ。

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遠くに雲を冠した富士山。軍刀利神社元社よりの眺め

元社の前にはベンチが置かれていて、ここからの見晴らしのよさに、しばし見入る。

せっかく急登を上がったのに、ここからまた下りになる。そして再び急登が現れて軍荼利山に。尾根という名前が付いている割には、アップダウンがすごい。それを再度繰り返して、10:45ようやく熊倉山に到着した。ベンチが3つ置いてあるこぢんまりとした山頂だ。丹沢の峰々が目の前に広がり、遠くには相変わらず雲を冠した富士山が鎮座している。

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2点とも:こぢんまりとした熊倉山山頂

熊倉山で休憩してのち、下って登ってを三遍繰り返し、三国山へ戻る。そこから指呼の間にすぎない生藤山にはたちまち到着する。90年代に一度訪れているはずなのだが、何一つ覚えていない。こんなに狭い山頂だったか。もっと南面が開けていたような気がしたが、展望はほとんどない。ただ葉が落ちている分、バーコードの向こうに景色が多少ある。さらに印象を悪くしているのは、防火用の貯水としてドラム缶が何本か置かれていることだ。中を覗くと汚い水が凍り付いていた。ここで昼食は嫌だなと、山の神とともに三国山へ逆戻りする。

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左:狭い生藤山山頂 右:登山者でにぎわっていた三国山山頂

11:35三国山で昼食。1パーティが先にお弁当を広げていた。われわれもお湯を沸かし、カップめんを食べようと、スタンバっていたが、ガスが少なくなっていたせいと、冷たい風が吹いていたせいか、なかなか湯が沸かず、かなりいらだった。どんどん冷えてくるしね。食べ終えて、体を温めようと一目散に下山する。13:24には駐車場まで戻った。

ザックや登山靴を車に放り込んでいると、若い山岳ランナーが4、5人やってきた。上のほうから声がしたと思うと、あっという間に坂を駆け下りてきて、目の前を通過していった。寒風もなんのその、元気だねえ。

参照:
藤野観光案内所『ふじのね』http://huzinone.jugem.jp/
藤野観光協会http://info-fujino.com/index.html 

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越前岳

2011-12-20 | 山行~伊豆・箱根と富士山周辺

標高 1504m 静岡県

2001年12月2日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:50十里木駐車場10:05--11:10展望台11:20--11:55越前岳山頂(昼食)13:00--13:20富士見台13:25--13:53鋸岳展望台13:58--14:20愛鷹山荘14:35--15:20愛鷹山登山口--(バス)--15:35十里木駐車場

越前岳は、呼子岳、位牌岳、愛鷹(あしたか)山等とともに愛鷹山塊を形成する富士山近郊の山である。富士山に近い分、樹木などの目隠しがなければ、目の前にど迫力で富士山の雄姿をあおげる。当然皆その大展望を期待して登るわけだ。

さて山行記録に移ろう。
ゆっくりめに出発したのがたたって、東名にのると、事故渋滞8Kmとなっていた。幸先の悪いスタートだ。港北PAで朝食をとり、そのあとはひたすら走って裾野ICで東名を下りた。国道468号に入り、登山口である十里木の駐車場には9:50に到着した。駐車場にあったトイレに寄って、10:05いざ登山開始。

それはいきなりの急登で始まった。土がむき出しになっている道は、霜柱がとけて、ところどころぬかるみ、すべりやく歩きにくい。山の神と東京を出るのが遅かったからなあとこぼす。やはり融ける前の霜柱をさくさくいわせて歩かねばね。

11:10ちょっとした富士山展望台で休憩したあと、雑木林をぬけていく。樹間を通して、横や前方に登山者が見え隠れする。皆山頂をめざし高度を上げていく。

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左:富士山が半分だけ見える 右:駿河湾を望む

11:55越前岳の山頂に着いた。東京からのアクセスがいいのと、富士山と駿河湾という絶景、加えて快晴の天気に誘われて登山者が大挙押しかけてきていた。富士市の工場地帯からの排煙が上空にたちのぼっているのが遠くに見える。

山の中なのになぜか人ごみのなかで昼食をとって、13:00出発。まだまだ登ってくる人は多い。人気の山なのだ。

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左:越前岳山頂 右:富士見台と岡田紅陽の説明

まるで伊豆の山のようにアセビの密生する中を抜けていくと、富士見台に着いた。写真家、岡田紅陽の撮った富士山はここからのワンショットが有名で、案内板によると、昭和13年に発行された50銭紙幣の富士山はまさにそれと書かれていた。

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富士見台からの富士山。宝永火口が痛々しい

ただし、ここから見た富士山は江戸時代の宝永の噴火でえぐれている。まっ、えくぼみたいなものか!?

尾根筋を下っていき、13:53鋸岳展望台に到着した。名前のとおり、鋸の歯のようにギザギザの稜線がつづく鋸岳が目の前に見える。

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鋸岳が逆光で墨絵のように見える

004pc020900車で来てピストンの人が多いのか、こちらのコースを歩く人は少なめだった。鋸岳展望台には、最初一組の夫婦がいたが、彼らが去り、山の神と私で展望台を独占した。

14:20愛鷹(あしたか)山荘前で休憩。この山小屋は定員6名(6畳)で個人所有だが、予約すれば泊まれるようだ。そこから30分ほどで林道に出て、15:20頃愛鷹山登山口のバス停に着いた。ここから日本ランドHOW(現在はぐりんぱ)行きのバスに乗り、車を置いてきた十里木に戻った。

帰途はドライブイン十里木で山菜そば¥750を食べて、山中湖へ移動。まっすぐ帰らず、優雅にも石割の湯¥700にのんびりと浸かってから家路についた。この当時の12月の高速は、寒さとともに行楽客も減り、空いていて、らくらくと帰宅できたのであった。

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還暦のエベレスト

2011-12-15 | 山・ネイチャー・冒険・探検の本

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ホテル・エベレスト・ビューを建てた男、宮原巍(みやはらたかし)氏が、還暦にしてエベレスト登頂に挑戦した記録である。“エベレスト”、それは著者にとっては、ひとかたならぬ思い入れのある山、だからいつも気になっていた山であり、そして人生の区切りで、ふと存在が巨大化してしまった山なのだ。本来「山や」である氏は、体力的に最後のチャンスともいうべき60歳でどうしても登らざるをえなくなったわけだ。

しかし、そうそう簡単に登頂させてくれないのが、この山。何ヶ月もかけて仕事を片付け、トレーニングをし、荷揚げをし、高度順化をし、準備万端やってきたのに、山頂直下300メートル手前で高度障害のため右目が見えなくなり、やむなく登攀を中止することになる。標高8000メートルをわずかに切るサウスコルの第4キャンプに戻ったのだ。同じパーティのメンバーは、そのまま登攀をつづけ、3時間後に登頂を果たす(100メートルに1時間かかるということか!)。ほんのわずかな差が成功と失敗を分ける厳しい世界なのだ。

ましてやデス・ゾーンと呼ばれる、死のにおいが充満する地帯。空気が薄くて、雪と氷の世界。何人もの登山家やシェルパが倒れたところだ。冗談抜きで生と死が隣り合わせなのだ。最近では、テレビ取材中の登山家尾崎隆氏がこの地で高山病のため亡くなっている。

目の前の氷壁はいつ崩れてもおかしくないし、クラックはどこまでも真っ暗な闇の口を開いているし、雪崩の巣でなくても雪崩は発生するし、低気圧が発生すれば暴風を生む。低温による凍傷、過酷な登攀による疲労、さまざまな高度障害にもみまわれる。宮原氏はそうした現実を直視し、最悪のケースを考えてしまったようだ。登攀直前に奥さんに会ったときの心情を本のなかで吐露している。でも、それでも登るのが、登山家なのだ。行ってしまうのだ。その高みへと。

結果山頂を踏めなかったのは、非常に残念だが、8793mの南峰まで宮原氏は到達している。それだけでもご立派だし、賞賛に値する。それにしても、この類の本を読んでいると、エベレストそのものはもちろんパスなのだが、せめてエベレスト街道を歩いて、エベレストの雄姿をこの眼で見てみたいと思ってしまう。あなたもそう思いませんか。

参考:
ホテル・エベレスト・ビューを建てる
http://blog.goo.ne.jp/aim1122/d/20110701
ヒマラヤのドン・キホーテhttp://blog.goo.ne.jp/aim1122/d/20110618

還暦のエベレスト (2011-09-22T00:00:00.000)
クリエーター情報なし
中央公論新社
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迫力の富士山ビュー 倉見山(庫見山)

2011-12-11 | 山行~伊豆・箱根と富士山周辺

標高 1266.2m 山梨県

2011年12月4日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:30富士急行東桂駅9:40--9:57長泉寺登山口--10:45鉄塔10:55--11:55倉見山--12:05南峰先の富士山ビューポイント(昼食)12:43--相定ヶ峰--13:35堂尾山公園東屋13:45--14:20富士急行寿駅

久々の電車山行は、失敗の連続だった。いつもの車山行の感覚でいたのが、そもそもの失敗の始まりだった。大体においていつも家を出る時間が遅れるのだが、車だとすぐにリカバリーしてなんてことはない。しかし、電車は待ってくれないのだ。いきなり小走りで駅に向かうことになった。しかもコンビニ買出しの時間をまったく考慮に入れていなかったので、駅へまっしぐら。昼飯は、乗り換え駅の高尾駅で何か売ってるはずだと探すと、パンを販売しているのを見つけた。昼飯が買えてホッとして大月に向かう。

大月では再び乗り換え。JRのホームでパスモにチャージし、トイレに寄って、富士急の改札へ全速力ダッシュ。2両編成の河口湖行きに駆け込んだ。富士急はスイカやパスモは使えないんだね。あせりましたよ。

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左:長泉寺墓地の登山口 右:登っていくとすぐに現れる祠

東桂駅で降りると、山に向かう人は皆無。おお、これはやはり穴場の静かな山なのだろうと勝手に思い込んでしまったのだが、決してそんなことはなかった。

国道139号を進み、鹿留入口の信号で左折し、集落の中を進んでいくと、長泉寺の墓地が現れる。大きな道標が出ている。墓地を横切り、山中に入る。ここからしばらくは急登だ。息は切れるが、木々が黄金(こがね)色に染まり、なかなか快適な道だ。

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左:下のほうはまだ紅葉が残る 右:登高中、樹間から下界を見下ろす

いっきに高度をかせいでいくから、たちまち見晴らしはよくなる。しかしいつのまにか、薄暗い杉林になる。さらに追い討ちをかけるように北西側の斜面から冷たい風が吹き上げてきて、しばし震えることになる。10:45送電線が架けられた鉄塔の下で休憩する。今日は誰にも会わないだろうとふんでいたが、若者が一人鉄塔を通過していった。今日唯一の登山者か、なんてこのときは思っていた。

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左:尾根上を進んでいくと、冬枯れの木立 右:倉見山山頂

尾根上を進んでいくと、落ち葉が増え、やがて冬枯れた木立が続くようになる。葉が落ちた分見晴らしもいいし、おだやかな陽だまりの道となる。

三つ峠駅に下る最後の分岐を越えると、山頂は目の前だ。人の声が聞こえてきて、だれか山頂にいるようだと一歩一歩近づいていくと、団体様が並んで座り、昼食中。さらにその狭いスペースからあふれだした人が斜面にもいる。あれれ、穴場の静寂の山と思っていたのだが、まったく違う。隣の南峰にも人が見える。山の神に混んでるから、南峰へ移動してごはんにしようと提案する。

002img_5529 迫力の富士山

南峰へ行ってみると、こちらも同様に登山者で埋め尽くされていた。それでもお昼にしようと、隙間に腰を下ろそうとしたが、座ると、景色がまったく見えない。どうも居心地が悪い。もう少し先へ進もうかと山の神に。

ラッキーなことに、南峰からすぐのところに富士山のビューポイントがあった。座っても目の前に富士山、遠くに荒川三山が見えている。誰も来ないことをいいことに、その場所を占領してランチタイムとした。12:05

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中央道河口湖線が延びていく。奥に雪を冠した荒川三山

高尾駅で買った惣菜パンや常備している缶詰を開けて食べていると、山頂から移動してきた団体や年配のパーティが通過していく。ここはいいや、いい眺めだと声をかけられる。記念撮影をしていくパーティもあったが、残念ながら逆光だ。

12:43下山開始。先ほど背後を通過していった団体や年配者のパーティを追い越す。すぐに相定ヶ峰に到着。山頂は樹林帯の中で何の見晴らしもない。

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左:松林の先に富士山。縁起かつぎに1枚パチリと 右:堂尾山公園の東屋。奥に山の神

堂尾山公園には何時に着くのだろう。そろそろか。もしやもう通り越したのか。半壊の東屋があると誰かのブログで見ていたから、もしや全壊して跡形もないのではと笑い飛ばしていると、山の神が当の東屋を発見した。崩壊寸前に見えて、意外にしっかりと建っていた。

13:45公園を出発する。富士見台でもういちど富士山の雄姿を拝み、あとはひたすら下山するのみだ。車道に出ると、寿駅まではシチズンの社屋だらけだった。こんな小さな町に大企業があるとはまったく意外だし、知らなかった。

寿駅には予想外に早く着いて(14:20)、予定の電車より1本早い電車に乗れた。時間が早い分電車はそれほど混んでもおらず、フツーに座れたし、大月で乗り換えたJRもフツーに座れた。自宅の最寄駅で下車し、山の神と居酒屋でお疲れさま会を催し、ビール乾杯で締めた。 

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長者ヶ岳・天子ヶ岳

2011-12-08 | 山行~伊豆・箱根と富士山周辺

001pb202934 長者ヶ岳 標高 1335.8m 天子ヶ岳 1330m 山梨・静岡県

2005年11月20日(日) 晴れときどき曇り

メンバー 山の神と私

コースタイム 8:20登山口手前の駐車スペース8:30--9:33田貫湖ビューの雑木林9:43--10:08長者ヶ岳山頂10:22--10:58天子ヶ岳山頂(昼食)11:45--12:25長者ヶ岳12:35--13:05頃 田貫湖ビューのベンチ--13:37登山口

5:00起きで、ガソリンを入れたり、コンビニで買出しをしたりと慌しく出発する。中央道にあがり、いつものように談合坂SAで朝食をとり、7:25頃河口湖ICを下りた。あとは国道139号をバンバン走って8:15田貫湖畔にあるキャンプ場の駐車場にいったん車を止めた。そこにはトイレがあって重宝する。ここに止めたまま出発しちゃおうかどうしようかと逡巡するも、キャンプしているわけでもないので、怒られそうだなと、車を登山口手前の湖畔の路肩に移動した(冒頭写真)。

8:30身支度して出発する。東海自然歩道の道標を見て、ちょっと車道を上がるとすぐに登山口が現れた。ここにも若干の駐車スペースがある。しばらく杉林の中で、まったく面白みのない階段を上っていくことになる。

 

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左:長者ヶ岳山頂 右:長者ヶ岳山頂から真向かいに富士山。残念ながら山頂は雲の中

ガイドブックに出ていた東屋が見つからず、9:33田貫湖が見える雑木林のなかで休憩。そこから高度を上げていくと、天子ヶ岳が見え、拍子抜けするくらいあっという間に長者ヶ岳山頂に到着した。真向かいに富士山が見えたが、山頂はもののみごとに雲にさえぎられてしまっていた。

山頂は静かで、一組の夫婦と年配のおじさんだけ。おじさんは毛無山へ向かうというが、踏み跡はしっかりついているのだろうか?

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左:天子ヶ岳山頂 右:天子ヶ岳山頂から白糸の滝下山コース。この左手で昼食

10:22長者ヶ岳を後にし、稜線を南下する。樹林帯の中を進んでいくと、ほどなくして天子ヶ岳。なぜか知らぬが、ピークより少し下ったところに、山頂の標示がある。その標示板よりさらに下った樹林帯に入り、富士山方面を見ながら、昼食にした。何やら空にカラフルなものが浮遊していると思ったら、近くにはパラグライダーのテイクオフ台があり、次々にパラが飛び出してきたようだ。木の間に間に飛行物体が現れた。山の神とのメシの間中上空を乱舞していた。

003pb202943 田貫湖

11:45冷え込んできたので、下山開始。完全ピストンで、来た道を忠実に戻るだけだ。長者ヶ岳へ戻ると、上りで追い越した3人組がいた。ここで昼食&大休止なのか。

下りは早い。よく整備された道だからサクサクと下りてしまい、もう車のところまで近い。せっかくだから、もう少し景色を堪能してから下りようと、山の神と田貫湖ビューのベンチで一服した。ついでにデジカメで景色を切り取る(上の写真)。雄大な感じが日本じゃないみたいでいい。

車には、13:37に到着した。田貫湖キャンプ場に移動し、レストハウスのコーヒー¥350で温まる。まったりとくつろいでいるうちに時間はまたたくまに過ぎて14:30。そのせいもあって東名にのると、秦野あたりから渋滞に巻き込まれてしまった。

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