目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

竜ヶ岳

2010-07-27 | 山行~伊豆・箱根と富士山周辺

標高1485m 山梨県

2010年6月6日(日) はれ

メンバー 山の神と私

コースタイム 8:15本栖湖キャンプ場手前の登山者用駐車場8:25--9:20石仏9:28--10:10竜ヶ岳山頂(昼食)11:10--12:05青少年スポーツセンター12:18--12:33駐車場

梅雨前最後の山行。5:45家を出発した。夏至も近いので、もう太陽はだいぶ上って明るい。中央道にあがり、談合坂SAで朝飯。河口湖インターを下りると、あっという間に本栖湖だ。本栖湖のきれいな新しい方のトイレに寄って、登山者用駐車場に移動する。この駐車場は、とにかくだだっ広い。駐車している人は、山登りと本栖湖でウィンドサーフィン?やる人と半々くらいだろうか。

01img_3546 正面が竜ヶ岳。駐車場のスペースはこの写真に写っている広さの2倍以上ある

山の神と黙々と準備している間にマイクロバスで団体が到着。降りてきた人は皆山の格好をしている。あの団体よりも早く行かねばと、8:25駐車場をあとにし、本栖湖キャンプ場の中を突っ切っていく。

02img_3553 本栖湖キャンプ場入ってすぐの売店

キャンプ場近くのうす暗い道を、道標に従って進む。ほどなく上っていく道が出てくる。ここから高度をいっきにかせぐ。明るい青々とした木々に取り囲まれる頃、石仏(3体おわします)の祠と東屋のある休憩ポイントに9:20到着。富士山が雲間から見え隠れするほど、今日は雲の動きが早い。

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左:本栖湖への分岐 右:分岐にあったお堂を覗くと、お地蔵様

ここからは、ずっと見晴らしがいい。笹原を登っていくと、本栖湖への分岐が出てくる(上の写真)。下山は、ここから本栖湖へ九十九折の道を下った。

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山頂には10:10到着。広々として、宴会向きの山頂だ。富士山の展望もいいし、遠望すれば、まだまだ雪を冠している南アルプスの山並みもある。ここで山の神と昼食にした。もってきたフライパンでハムステーキをじゅうじゅう焼く。ついでにプシュっとやりたいところだが、車で来ているので、ビールはなし。代わりにアルコールゼロのビール風味飲料というのを試してみたが、no good。やっぱりビールじゃないとね! そのうち途中で追い抜いた年配のグループや反対側の登山道から上がってきたパーティや親子連れなどで、山頂は人で埋め尽くされていった。

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左:山梨百名山の標柱 右:まだ誰もいなかった山頂

05img_3570 富士山を間近に見る。一幅の絵のようだ

山頂が騒がしくなった11:10下山開始。先ほどの分岐から本栖湖へ向けて下る。恐ろしいほど、こちらへ下る人はいない。12:05青少年スポーツセンターに出る(トイレあり)。木陰で休憩したのち、再度キャンプ場を通り抜け、12:33駐車場に戻った。

帰りの中央高速の渋滞は、5,6Km程度。今回は非常に快適な山旅であった。

参考:端足峠から竜ヶ岳・雨ヶ岳http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/33cfb22435828b1725abca8f468e93a5

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加藤文太郎の本

2010-07-25 | 山・ネイチャー・冒険・探検の本

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『新編単独行』 加藤文太郎 山と渓谷社

『孤高の人』 新田次郎 新潮文庫

 

 加藤文太郎といえば、知る人ぞ知る戦前の登山家。まずフツーの人が絶対計画しないようなロングコースを平然と設定し、それを歩きとおす。まさにアイアンマンの代名詞だ。たとえばこうだ。

・蓮華温泉--白馬--大町--吉田口--富士山--御殿場(6日)

・燕--大天井・槍・前穂--上高地--乗鞍--御岳--木曽駒(11日)

・烏帽子--野口五郎--赤牛--三俣蓮華--上ノ岳--薬師--五色--針ノ木--爺--鹿島槍--五竜--唐松(8日)

 ほかにも厳冬期の北アルプスを、7日~10日かけて、しかも単独で縦走というのを幾度かやっている。この発想は、まず今、山登りしている人にはないだろう。なぜ白馬に行ったその足で富士山に登るのか。なぜ表銀を歩いた直後に乗鞍に登るのか、そこで終わらずになぜ御岳、木曽駒まで登ろうと思うのか。北アルプスを縦走していったん下山した後に、なぜ後立山連峰に登ろうとするのか。

 この当時の休みは、週1日日曜だけで、あとは盆暮れくらいだろうから、会社からまとめて休みをとれないというのが、この欲張り計画の最大の理由と思われるが、それだけではなさそうだ。熱病にとりつかれているとでもいえようか。

 加藤はこれらの計画を実行するための肉体的タフさを、トレーニングによって生み出している。会社まで、ザックに石を詰めて歩く。それが脚力と持久力を養う糧になったのであろう。また彼はそれで培った体力を最大限活かし、そして人(同行者)への気遣いという負担をなくす唯一の方法として、単独行を好んだ。それは彼にとっては、まさにとるべくしてとった道なのだ。

 加藤の熱病はエスカレートしていく。単独行のためのスキルをあげていく。読図力、気象。 道具の軽量化。当然この時代の1つひとつの道具は重く、テントも元々重いのに、濡れたらさらに重くなったはずだ。そして今は誰もが当たり前に使っているゴアテックスだってないし、アルファ米だってない。だから自ら道具に改良をほどこし、使いやすくなおかつ軽くする必要があったのだ。行動食も歩きながら食べられるように高カロリーの甘納豆を常備していた。

 こうした誰もが驚く山行の一部始終を本人が書き残している。それが『単独行』だ。この山行記録だけでは物足りない人には、新田次郎の小説『孤高の人』もある。彼が何を考え、何をしたのか、またどんな人で、周りからどう見られていたのか。人並みはずれた行動力と人間としてのやさしさを備えた、まさに孤高の単独行者の人物像が描かれている。登山をやっている人であれば、間違いなくハマルこと請け合いだ。

※机周りを物色していたら、過去の『山と渓谷』2004年11月号が出てきた。「単独行と加藤文太郎」特集号だ。興味のある方は、図書館等で探してみるのもいいだろう。

新編 単独行 (ヤマケイ文庫)
クリエーター情報なし
山と渓谷社
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四阿山(あずまやさん)ゴンドラコース

2010-07-22 | 山行~信越

標高2354m 長野・群馬県境

2010年7月18日(日) はれ

メンバー 山の神と私

コースタイム 8:30パルコール嬬恋スキーリゾート駐車場 9:00ゴンドラ乗車9:12山頂駅9:15出--10:15稜線で休憩10:20--10:45四阿山山頂(昼食)11:25--12:27ゴンドラ駅近くの稜線で休憩12:35--13:00浦倉山13:12--13:50野地平分岐14:00--野地平散策--14:35駐車場

最近の3連休の傾向としては、高速¥1,000のせいで信じられないほどの渋滞が起きる。とくに晴れているときには。帰りのつらさを考慮し、行き先をあれこれ悩んだ末に、関越・上信越道方面なら、渋滞しても知れているとの判断のもと、そしてテント泊して翌朝イチバンで帰れば、快適に帰れるじゃないかと、四阿山に行き先を決める。

4:00過ぎに起床。テントや食料を車に放り込んで、家を4:40に出発。高速にあがると、もう混み始めている。恐るべし3連休。関越をいっきに通過。上信越道に入り、横川SAで朝食。6時台なのに車と人であふれかえっている。上田菅平ICで高速を下り、途中ローソンで昼食と行動食の買出し。8:30パルコール嬬恋スキーリゾートの大駐車場に到着する。思ったほど人がいない。スキー場の立派なトイレに寄って、ゴンドラ乗り場へ。9:00乗車。

 

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12,3分ほどで山頂駅に到着。そこから少し上がると、鐘が設置されていた。見知らぬ観光客のおばちゃんがうれしそうに撞いてカンカン鳴らしている。私と山の神を見て、「愛の鐘を鳴らしてお行き!」という。そばにいた娘らしき人が恥ずかしそうに、「すいませんね。変なこと言って。気にしないでくださいね」と。

02img_3591 棒切れの上のほうに小さい鐘が付いている

さあ、ここから山道。そしてすぐにリフト乗り場。これを過ぎるとスキー場とはおさらばだ。しばらくすると、バラギ湖が見えた。周辺に点々と車が駐車しているように見える。まさかもう、バラギ高原キャンプ場に車とテント? 今日の宿泊はこのキャンプ場を考えていたので、嫌な予感が……。でも絶景。

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ここちよい尾根歩きが続く。ただし無風となり直射日光をもろに浴びると暑すぎなのだが。下界で35度くらいの予想だったはずだから、この地点ですでに20度以上はあると思われる。

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10:15木陰で休憩。そこから控えめな鎖がちょっとあって、登りきると山頂。10:45四阿山山頂着。展望良。青い空と明るい黄緑色が目に飛び込んでくる。このすがすがしさが山のいいところだ。と思っているうちに続々と人が登ってくる。狭い山頂なので、場所を確保し、手早く昼食をとって出発しなければ、あっという間に人ごみの中に埋もれることになる。今日のアタリは、コンビにで調達した新商品「参鶏湯(サムゲタン)」。いわずとしれた、韓国の鶏スープ!? 少々難をいえば具が少なかったが。味噌おにぎりもうまかった。そうこうしているうちに団体が登ってくるのが見え、山頂を後にする。11:25下山開始。

Img_3601_2 なぜか知らぬが、ここには2352.9mと刻まれている

12:27ゴンドラ駅近くの木陰で休憩。ウグイスがやけに多く、へんな鳴き方をしている。足元にはギンリョウソウがひっそりと咲いていた。

06img_3605 ギンリョウソウ

13:00浦倉山山頂。ゴンドラ駅から近いので、観光客もここまで足をのばす人は多い。パンフか何かで展望がいいと書かれていたが、ウソ。

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ひたすら下る。湿地である野地平(のじだいら)近くになると、登山道の真ん中が凹んでいてそこから周りにぬかるみが広がっている状態に。さらに下ると、だんだん湿地らしくなってきて、野地平到着。端っこで休憩。13:50

野地平は乾燥してきているのか、シダ植物や笹まで生え、花があまりない。アヤメはところどころで咲き誇っていた。

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14:35駐車場に戻る。無事下山。

下山後は、バラギ湖畔のバラギ高原キャンプ場に宿泊する予定であった。しかし! 行ってみると、すごい人とテントの林立。お隣の無印良品のキャンプ場(とはいえバラギ高原キャンプ場と一体化している感じ)は立錐の余地なしといった感。子どもが駆け回っている。疲れていてテントを張る気力が萎えているところに、この景色を見せられて、もうあかんとなった。どこか立ち寄り湯でくつろいで、仮眠をとって疲れをとり、もう帰ろうと。山の神も同意し、嬬恋高原温泉つつじの湯に向かう。

大人1名¥1,000 露天風呂つき。だだっぴろいサウナもあった。風呂から出て晩飯。¥980の鳥唐揚げ定食(骨付き)はすごかった。鶏半身がまるごと唐揚げになって出てきた。時間を20分くださいと注文時にいわれた訳がわかった。ケンタでこの量を買ったら、¥2,000以上はとられるんじゃなかろかと、安い安い得した得したとちょっとばかしハシャギながら、ナイフで肉を切り刻み、がつがつ食った。とそのとき、雨が轟然と降ってきた。雷雨。テント場にいたら、お陀仏状態だったろうな。天はわれらを見捨てなかった。

2010071817380000

仮眠室で1時間以上ごろごろし、19時すぎに家路に。車を走らせていると、熱いアスファルトをさっきの豪雨が急激に冷やしたせいで、もうもうと路面から水蒸気が立ち上るのが見える。真っ暗な場所で、対向車のライトがはるか先から徐々に照らされてくると、UFOの襲来か、ミステリーゾーンの始まりのようだ。スモーク効果抜群。

とふざけているうちに、軽井沢の渋滞に巻き込まれていった。高速には20時頃上がる。上信越道では解消に向かい、比較的スムーズに進めたものの、関越では渋滞に巻き込まれ、くたくたになって家には23:30着。久々に長い1日だった。

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大船山・久住山・中岳 Part2

2010-07-19 | 山行~九州・沖縄

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Part1のつづき。法華院温泉山荘にチェックイン。平日で登山客が少ないため、ばっちり個室に泊まれた。素泊まりで¥5,000。荷物を部屋に置いてさっそく温泉へ。ここは入り口にあった看板によると、標高1303mで、九州で最高所にある温泉。泉質は単純硫化水素温泉ということだ。湯船は思ったより広く、横長だから、数人くらいならそれほど気にならないだろう。先客様1名。ゆったり浸かって疲れをほぐす。

湯上りに自販機でビールを買う。外のテーブル&ベンチで、山の神と飲んでいると、所沢から来たという人たちが2組。さらに驚くべきことには、登ってくるときに所沢から来たというおじいさんとすれ違ったという。たしかに麓の駐車場に所沢ナンバーの車が1台とまっていた。九州の同じ山中で所沢市民が3組もいるとは……

そのうちの1組の年配のご夫婦と、しばし歓談。百名山を制覇し、今日はこの温泉に入るためにだけ、ここまで登ってきたとのこと。そんな登山の楽しみ方もあるのかと感心。われわれは必ず山頂まで行かなければと思ってしまうのだが……。ビールを飲み干したあとには、焼酎などをおごってもらう。麦焼酎を爽健美茶で割って、薬草酒と称し飲んでいた。

翌日は5:00すぎ起床。素泊まりなので、用意してきたツナペーストを塗ったパンやソーセージをかじる。トマトスープを胃に流し込み、コーヒーで締め。7:00小屋を発つ。道標があってすぐに右へ。そしてまたすぐに道標地点を右へ、そこからいっきに登る。歩いていると、一部登山道が土砂崩れで迂回するようになっていた。沢を何度か横切る。岩がごろごろし歩きにくいところを越えていくと、鞍部に着く。8:41水分補給して、中岳へのガレ場を登っていく。

 

 

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9:10頃 中岳山頂到着。関西から来たというおばちゃん2人がごはんを食べていた。牧の戸峠から来て、長者原に下るという。ただ車で来ているので、牧の戸峠に戻らなければならないのよと。われわれが車を長者原に置いていて、これから久住を回って戻ると知ると、目を輝かせ、まことに正直かつ率直に、「これもなんかの縁。万が一駐車場でおうたら、牧の戸まで乗せてってくれへんか」。車の中はテント用具や食料や着替えてごちゃごちゃになっているなあと想像しながらも、まあ、詰めれば乗れないことはないなと、「万が一、万が一会えばいいですよ」と答える。おばちゃん、にか~と笑った。時間をカウントしていくと、駐車場でまたばったり会っても不思議ではなかった。

Img_3479_2 おばちゃんに撮ってもらった中岳の山頂写真(山の神と)

9:25山頂をあとにし、御池に下る。

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御池からガレている道をしばらく登ると、久住山。10:00着。平日なのに非常に人が多い。続々と登ってくる。まるで日曜日だ。

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山頂は10分ほどで退散し、ガレ場地帯を延々と歩く。分岐からすがもり方面へ下る。歩きにくい。進行方向左手に、徐々に硫黄の噴煙が大きく見えてくる。現在も硫黄を採取しているようだ。さらに白い砂というか小石というか、一面に敷き詰められた登山道を歩いていくと、どん詰まり奥左手にすがもり越避難小屋がある。11:15着。避難小屋という割には、小屋に壁がなく、吹きさらしだ。10分ほど休憩し、下山。

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12:30長者原駐車場。思わずきょろきょろ見回してみるが、中岳山頂で会ったおばちゃんたちの姿は見えなかった。この後、やまなみハイウエイを熊本側へ車で移動したので、牧の戸峠を通過したのだが、長者原から歩いたらかなりあるなあと思ったのであった。

下山後は、久住高原スカイパークアザミ台へ移動し、昼食。私はだんご汁定食。山の神は地鶏飯定食。各¥900。美味。目の前には阿蘇五岳が見渡せ、気持ちのいい風も吹き渡っていた。

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大船山・久住山・中岳 Part1

2010-07-15 | 山行~九州・沖縄

大船山(たいせんざん) 標高1786.2m 久住山 1787m  中岳 1791m 大分県

2010年5月12日(水)~13日(木) 12日 くもりのち晴れ 13日 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム
5月12日(水) 7:00すぎ 長者原駐車場着 登山口7:50--9:15雨ケ池9:27--10:20坊ガツルキャンプ場10:33--道に迷う--11:36休憩11:45--12:15尾根(昼食)12:35--12:55大船山13:15--14:30坊ガツルキャンプ場14:50--15:15法華院温泉山荘(泊)

5月13日(木) 法華院温泉山荘7:00--7:55休憩8:05--8:41中岳コル8:47--9:10頃 中岳山頂9:25--御池--10:00久住山10:10--11:15すがもり越避難小屋11:25--12:30長者原駐車場

前回の祖母山に続いて、まだ有給休暇中。天気が冴えないため、今回のメインイベントである、くじゅうに登るのは控えていた。そしてようやく今日から晴れるということで、1泊2日の山歩きへ出発。前日は九重自然観でテント泊。でも、このテント場の入り口には「鳴川キャンプ場」と書かれていて、当然カーナビではわからず、探しまわって時間をだいぶロスしてしまった。このキャンプ場の取り柄は、九重連峰の眺めが抜群で、さらに水辺に泊まれるということ。近くに立ち寄り湯ができる温泉民宿「天翔」1人¥500があり、温泉も堪能できる。露天に浸かった。赤茶色の湯が何ともいい感じ。

01img_3392 キャンプ場(夕方)

野鳥の声で目を覚ます。高原で、まだ春のせいか冷える。5:00起床。昨晩は寒すぎて、何度も目が開いた。眠い目をこすって朝食をとり、テント撤収。管理人には、テントは張りっぱなしで、下山後の撤収でいいと言われていたが、日帰りではないので、朝露で濡れたテントをたたむ。車に放り込んで、6:45出発。

7:00過ぎ、長者原駐車場に到着。ガスがどんよりと立ち込めていて、今にも雨が降り出しそうで出発を見合わせる。自動販売機で缶コーヒーを買ってくつろぐ。

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後から到着した人たちが、続々と出発していくので、重い腰をあげる。ガスも少し減ってきた。7:50登山口。

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この登山口近くには、味のある道標がトーテムポールよろしく要所要所にたてられている。

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新緑が目にやさしい。9:15雨ケ池で休憩。水は干上がっている。この辺りでボケの花が咲いていた。

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雨ケ池からしばらく歩くと、ミヤマキリシマの群落。6月中旬頃が見ごろであると看板が出ていた。阿蘇のあたりだとこの時期には、だいぶ咲き始まっているはずだが、このくじゅう山塊は、多少花期が遅いらしい。

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10:20坊ガツルキャンプ場着。予想以上に開けていて、気持ちがいい場所。雲も切れ、晴れ間が広がり始めた。写真の奥に見えている建物が休憩舎。新しくカギもかかっておらず、泊まれる!? この休憩舎の横を通って、大船山への登山道が続く。10:33キャンプ場出発。ハルリンドウが可憐な花を咲かせていた。

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途中で久方ぶりに道を間違った。巻き道やら獣道やらがあり、さらに去年?の豪雨で、だいぶ登山道が荒れてしまったと地元の方が言っていた。下の写真の近辺で登山道から逸れてしまった。

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やぶっぽくなってきて、これは明らかにおかしいと道を引き返した。それでもラッキーなことに15分程度のロスか。11:36休憩。平日なのに登山者何人かとすれ違う。意外。メジャーな山は、やはり登る人がいつでもいるのだろう。

12:15尾根に出て、昼食。出発が遅かったのと、道に迷ったロスタイムを考えて、火を使わずにささっと、メシを済ます。12:35出発。いっきに登り、12:55大船山山頂。山頂には、先着様年配の方3名。眺望は最高。

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山頂で寝そべっていると、雲が次々に形を変えて、ちぎれて崩れていく。上空の風は強そうだ。13:15下山開始。来た道をたどる。坊ガツルキャンプ場には14:30到着。休憩していると、大規模な団体が下山していくのが見えた。人多すぎ。でも、彼らが去ったあとには静寂が……

13img_3453 山の神(休憩中)

14:50キャンプ場を出発。今日は法華院温泉山荘に世話になる。15:15チェックイン。

Part2につづく。

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