目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

春爛漫の官ノ倉山

2014-03-31 | 山行~奥多摩・奥武蔵

官ノ倉山 標高 344.7m 石尊山 344.2m 埼玉県

2005年4月17日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 10:19東武竹沢駅10:30--11:00天王沼11:13--11:35官ノ倉山(昼食)12:30--14:20小川町駅前

官ノ倉山といえば、駅から登山ができる里山。地図を見る限り車道歩きが長そうでつまらないかもしれないなと思っていたのだが、行ってみれば、おだやかな日差しの中をのんびりと歩けるし、色とりどりの春の花が競うように咲いているし、山頂からの展望も楽しめるしでバラエティに富んだ楽しい山行となった。

家で朝食をとり8:00頃出発。池袋で東武線に乗り換え、東武竹沢駅には10:19に到着した。10:30身支度をして駅を出るとすぐ目の前には、慈光尊があった。お堂の中を覗くと石仏が三体安置されている。山の神と道中の無事をお祈りして、歩き始めた。

001p4172483 01p4172484
左:工事に際して見つかった石仏が安置されている慈光尊 右:山の神と車道歩きスタート

静かな山里をイメージしていたのだが、この日はあいにく東武主催の秩父七峰縦走ハイキング大会の日だった。コース中のあちこちに横断幕が張られていて、ハイカーで大にぎわいだった。

02p4172485 002p4172487
左:桜の花びらが一面に広がる天王沼 右:官ノ倉山山頂

三光神社を過ぎて山道に入っていく。やがて天王沼。ここでザックを下ろして山の神と休憩にした。お茶を飲んでいると、風がひと吹き。沼のほとりの桜の花びらがハラハラと散っていく。一片一片の花びらが水面に集められていく。春の風情を大いに感じさせてくれる光景だ。

味気ない杉林を抜けていくと、11:35官ノ倉山の頂上に着いた。展望を確保するために前面の木を大胆に切り払ったようですっきりしている。ここでコンビニで調達してきたお昼ごはんを食べた。

003p4172490 03p4172494
左:石尊山山頂 右:車道に出ると、真っ赤なボケがお出迎え

官ノ倉山から石尊山は目と鼻の先だった。いったん下って、登り返すとすぐに石尊山だ。目の前がぱあっと開け、西上州や上越の山並みを遠望できる。とても気持ちのいい場所だ。休憩やお弁当を広げている人が大勢いる。

山頂から急な坂を下っていくと、すぐに未舗装の林道に出た。あとは指導標に従って、車道を移動していく。道路沿いには、民家の庭からあふれんばかりに春の花。赤や黄色やピンクの花、花、花。おお、この花はなんていうのだろう。黄色いからキバナ、そっちのは赤いからアカバナだとかいっていると山の神はあきれていた。

004p4172495 005p4172496006p4172497 04p4172499
左上から時計回りに、梅、レンギョウ、菜の花、ユキヤナギ

007p4172501
みごとな枝垂桜も登場

14:20小川町の駅前に出て、山の神にお茶していこうと提案。最初に見つけた喫茶店に入って、¥500超のアイスクリームを頼んだ。メニューはすべて高めの値段設定だった。店の名前で検索しても、まったくヒットしないから、残念ながら閉店してしまったようだ。

冷たく甘いアイスクリームにほっと一息ついた後、小川町発15:03の電車に乗り込んで家路についた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨呼山スノーシュー

2014-03-27 | 山行~スノーシュー

000img_7331_2 雨呼(あめよび)山 標高911m 政五郎(しょうごろう)山 490m 群馬県

2014年3月16日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:27雨呼山遊歩道入口9:58--10:42風神岩10:50--11:10政五郎山(昼食)11:56--12:15雨呼山12:18--龍棲洞(氷筍)--13:00雨呼山遊歩道入口

2月は山行ゼロだった。とんだ大雪騒動で、車移動を避けていたせいもある。電車で行けばいいことだけど、いったん出不精になると、なかなか重い腰を上げるのは難しいものだ。

スノーシューを車に積んで、久々に山へ向かうことにした。雪がまだ残っていて、簡単に歩けるところ。ネットで検索していると、聞いたこともない名前が出てきた。それほど遠くもなく、渋滞にもそれほどハマらずに行けそうだということで、上越国境付近の雨呼山を選んだ。水上高原藤原スキー場宝台樹スキー場が近くにあり、アクセスはいい。

5:40頃に家を出発したこともあり、関越で若干渋滞にハマってしまった。もう少し早く出発しておきたかった。上里SAで朝食をとり、水上ICで下りる。ここで下りた車は、ほぼスキー場行きで、数珠繋ぎになって進んでいく。最終コンビニの看板に慌てて車を停め、昼用のおにぎりなどを買出しする。

01img_7299 02img_7305左:雨呼山遊歩道入口の案内図 右:不動の松

コンビニで買出ししたことに安心して、油断してしまった。右に曲がるべきところを前の車に釣られて左に曲がっていた。水上高原藤原スキー場が出てきて、それに気づく。ナビ設定をせずに移動したのは失敗だった。それでも予定していた道を逆側から入って雨呼山遊歩道入口に到着できた。そこには数台は停められる駐車スペースがあるのだが、団体さまですべて埋め尽くされていた。現地集合だったのだろう。しかたなく少し下った広い道幅の路肩に車を置いた。その傍らでは団体様がおそろいの新品の輪かんで強引に急斜面を登って行く。雨呼山とは反対側になる。いったいどこへ行くのだろう。

山の神と身支度を整え、雨呼山遊歩道の入口へ戻ってみると、ツアーガイドが家族連れを引率してきていた。はしゃいでいる脇をすり抜け、われわれが先に雪の中へ踏み出す。しばらくいくと不動の松が出てくる。巨木ではあるが、名づけるほどでもないような。

03img_7307 001img_7313
左:応永寺から合わさる分岐 右:風神岩

道標があるところから右へ巻いていく。そのうち声高に話すパーティの存在に気づく。声のするほうを見やると若者パーティがいた。どうやらスキーがてら来て、ついでにスノーシューを楽しもうという腹積もりのようで、山の格好ではない。このときは気づかなかったのだが、この若者パーティがいたところが、龍棲洞だった。氷筍を見ついでに休憩していたのだ。そうとわかっていれば、先に龍棲洞を見て移動したのだが。

そのうち上へ上へと伸びる踏み後に出た。政五郎山かとあたりをつけ上って行くと、風神岩に到着してしまった。雨呼山山頂はもうすぐそこだ。このまま政五郎山をカットして雨呼山に行ってしまったら、それでなくとも短いコースなのにさらに短くなってしまう。少々休憩して来た道を下り、政五郎山を再び目指すことにした。

04img_7316 002img_7320
左:天狗の手割石 右:政五郎山山頂

天狗の手割石や、なんだかわからない享和の十二様という標示が出てくる。あらら、また方向が違うなと気づき、少し登り返して、きちんと地図をチェックする。進むべき方向に視線を移すと、こんもりとした地形が目の前にあった。あれだと指さして山の神とともに向かう。

11:10ちょっとしたピークの政五郎山の山頂に到着した。おにぎりのような小山。ここで昼食にする。雨呼山山頂は出発時に遊歩道入口にいた家族連れや、先ほど出会った若者パーティで混雑していそうだが、ここは誰も訪れることなく、静寂に包まれていた。

11:56政五郎山山頂を後にする。風神岩方面へ登り返し、稜線に上がった。まもなく人の声が聞こえてきて、雨呼山山頂が見える。

003img_7333
雨呼山山頂から見下ろす。左へ進むと宝台樹スキー場

狭い山頂は、ガイドに連れられたツアー客でひしめいていた。そのガイドさんに山の神と写真を撮ってもらう(冒頭)。この山頂の指導標前面は切り立っていて、かなりの高度感がある。だが見晴らしは抜群。ぐるりと360°の展望を楽しめる。

004img_7336
真っ白な山塊を見せる越後の山々

005img_7337
スキー場の向こうに武尊山

混み込みの山頂から早々に退散し、龍棲洞を目指す。右手を見ながらどんどん下ると、それらしき洞窟のようなものが見えた。近くに立て札のようなものも見えるので、まず間違いないと、山の神と足場の悪い道を進んだ。

05img_7341 06img_7344
左:龍棲洞の氷筍 右:スノーシュー崩壊

横移動していくと、氷筍が出現。狭い洞窟の中にそれはあった。何も標示がなければ、それと気づかないほどだ。洞窟に頭を突っ込んで何枚か写真を撮る。不自然な体勢から踏ん張って立ち上がると、右足からスノーシューが脱げてしまった。装着し直そうと、右足に視線を落とすと、スノーシューのゴムのビンディングが千切れていた。だいぶ劣化しているなと感じてはいたが、まさか千切れるとは。予備の靴紐で応急措置をほどこした。

氷筍を見たら、あとはもう下山するだけ。遊歩道入口近くまで来ると、朝遭遇した団体の方々が登って来た。新品の輪かんを着けていてすぐに彼らだとわかった。雨呼山ピストンならあっという間だからこの時間でもまったく問題なしなのだろう。駐車場まで下ると今度は帰り支度の方々が大勢いた。朝の団体はどうやら二手に分かれたようだった。

車に戻り、早々に片付けて出発。スキー客より早く関越に上がらなければと先を急いだ。その甲斐あってか渋滞にハマることもなくスムーズに家に帰り着くことができた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

御坂黒岳・破風山

2014-03-18 | 山行~伊豆・箱根と富士山周辺

御坂黒岳 標高 1792m 破風山 1674m 山梨県

2005年4月8日(金) 晴れ

メンバー 単独

コースタイム 7:40御坂ロッヂ跡8:00--8:30休憩8:36--9:07御坂峠9:15--9:55黒岳山頂10:13--10:37破風山山頂10:42--11:11黒岳展望台(昼食)11:51--12:28御坂峠--13:18御坂ロッヂ跡

5:20家を出発する。いつものようにコンビニで買出し。といってもそれはこの頃の習慣で、最近は前日に朝食用のパンを買っておくのが常だ。10分でも15分でも登山口までの時間を節約しようというけなげな工夫なのだ。

中央道談合坂SAで朝食をとり、河口湖線に入る。終点河口湖ICで下り、目的地の御坂ロッヂへ向けて御坂みちを進んだ。トンネルの手前にあるはずとその姿を探したが見当たらない。トンネルを抜けてUターンして戻ってくるが、ない。たしかこの辺なのだが、おかしいなと地図を開いてみる。地図からふと視線を上げると、ロッヂの名前の入ったマイクロバスが目に飛び込んできた。探していたロッヂはなんと今まさに解体中だった。

01p4082463 02p4082465
左:御坂ロッヂ跡に車を停める 右:三ツ峠が見える休憩ポイントにて

そうこうするうちに解体屋のおじさんが現場に到着した。ここに車を停めていいですかと問うと、あっちにしてくれと自分の車らしきパジェロを指差す。言われた場所に車を移動し、8:00登山靴に履き替え出発した。

登山口は、林道に入ってすぐ左に上がっていく。4月だけあって、木々はだいぶ芽吹き始めていた。ここのところ暖かい日が続いているせいもあるだろう。

03p4082469 05p4082475
左:御坂茶屋 右:黒岳山頂。左の標柱は山梨百名山

心無い人たちが投げ捨てていった、ウィスキーのボトルや一升瓶が散乱しているところを見て、なんでこんなことになるのだろうと、舌打ちをしながら登っていくと、9:07御坂峠にたどりついた。人っ子一人いないし、茶屋も閉まっている。もう営業していないのだろうか。

ここからは稜線歩きになる。歩き始めると、北側斜面に着いた雪が目に飛び込んでくる。高度を上げると、そこはまだまだ冬なのだ。頂上近くまで登ると、登山道にも雪が現れた。

9:55御坂黒岳山頂に到着。ここにも人影はいっさいない。

001p4082477
河口湖とかすんでいる富士山

黒岳山頂付近の展望台からは、河口湖と雄大な富士の姿を拝めた。ただこの陽気のせいか水蒸気が多く、白くかすんでいて残念ではあったのだが。

002p4082478
破風山、節刀ヶ岳、十二ヶ岳方面を望む

これから進んでいく尾根を見やると、かなり巨大な山塊が見えた。今日は破風山で終わりだが、その奥に節刀ヶ岳や十二ヶ岳が見える。

 

06p4082480 破風山山頂。富士山は相変わらず霞んでいた

10:37破風山に到着。富士山ビューを確保するためか木を伐採したようだ。そこまでして展望にこだわらなくともと思うのは私だけだろうか。

11:11御坂黒岳の展望台に戻り昼食にした。ウィークデイとはいえ、山梨百名山にも入っているし、交通の便もいいので、当然人出はあるだろうと思っていたのだが、結局誰にも会うことはなかった。11:51展望台を後にし、ピストンで御坂ロッヂ跡まで戻る。

帰途は日帰り温泉施設、野天風呂天水(¥1,000、割引券を使って¥800)に立ち寄った。平日のおかげで空いていてすこぶる快適。十分にくつろいで、家路につくことになった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

狩猟をしながら探検行『アグルーカの行方』

2014-03-09 | 山・ネイチャー・冒険・探検の本

001_2
『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』 角幡唯介(集英社)

19世紀の探検家ジョン・フランクリンの隊が北極で全滅したといわれているが、本当にそうなのか? 彼らの足跡をたどり真実を求めた角幡唯介氏、そして同行した北極探検家、荻田泰永氏の1600キロに及ぶ徒歩の探検記である。

ジョン・フランクリン隊は北極の餓死の入り江で文字通り餓死して全滅したと思われていたが、生き残った3人が南下していったというイヌイットの証言があった。その中にアグルーカがいたと。アグルーカとは、誰なのか? イヌイットは、大またで歩く、リーダーを“アグルーカ”と呼び、それがジョン・フランクリンだったり、あるいは彼の副官だったフランシス・クロージャーだったり、同時期にこの地を探検していたジョン・レーだったりと何人かの探検家をこう呼んでいた。では、いったい南下していったアグルーカは誰だったのか?

その推論は、本の巻末で展開されている。そこにいたるまでは、フランクリン隊の行動の軌跡と自分たちの探検の軌跡をシンクロさせながら、話を進めていく。

角幡隊探検行の前半は、ひたすら氷と雪の世界。ソリに荷物を満載して延々と引っ張り続ける究極の歩荷だ。ときには乱氷帯に苦しんだり、クリーム色の人(ホッキョクグマ)に脅かされたりする。日に5000キロカロリーを摂取していたと書かれているが、それでも著しく低い気温と、激しい運動によって、身を削っていくことになる。絶えず空腹の状態にあったと書いている。

あるとき、腹を満たすためにジャコウウシを狩る。とどめを刺したその母ウシの傍らには子ウシがいた。残酷ではあるが、人間が生きていくうえで他の生命を犠牲にしなければならないという至極当たり前の事実がそこには横たわっていた。

 

 

後半は春になり、雪や氷がどんどん消えていくツンドラ不毛地帯を行く。荷物を背負って歩き、ボートを持参し川をも渡る。野生の鳥たちの卵を採ったり、巨大なレイクトラウトを釣ったりと楽しげだが、不毛地帯というだけあって、ぬかるんだ泥、激しい川の流れ、そして解けはじめた氷に行く手を阻まれ、難渋することになる。

この本は、ただの冒険記ではないところがいい。角幡氏の冒険譚を面白おかしく読む、そして19世紀のフランクリン隊がどんな探検をしたのかを想像しながら読む、二重に楽しめるのだ。さらに角幡氏の冒険の相棒、荻田氏の著作も読めば、興味は深まるのだろう。

 

参考:
当ブログ「探検家ジョン・フランクリンの生き方『緩慢の発見』
http://blog.goo.ne.jp/aim1122/d/20140215
北極探検家荻田泰永のページ
http://www.ogita-exp.com/

アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極 集英社学芸単行本
クリエーター情報なし
集英社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

絵に描いたような牧場と大野山

2014-03-01 | 山行~丹沢・道志

001p3213100_2標高 723.1m 神奈川県

2006年3月21日(火・祝) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:34JR山北駅9:40--10:50登山口上部11:00--大野山乳牛育成牧場--11:45大野山山頂(昼食)13:05--14:20JR谷峨駅

家で朝食をとってからのんびりめに出発した。電車を乗り継いでJR山北駅には9:34に到着。この小さな駅に降り立ったのは、山の神と私以外に、山の格好をした団体が一組だった。団体に先を越されないよう早く行かないとと山の神を急かし駅を後にした。川沿いに桜があって、ほんの少しだけ花をつけていた。

01p3213093_2車道を延々と歩き、小さいトンネルを抜けて右折。やがてログハウスふうの喫茶店カフェ リーフスが右手に出てきた。山の神に、なんかいい感じだね、帰りに寄ろうかといった途端、そうだ帰りはここを通らないんだっけと思い出す。次回大野山を訪れるときには、この道を下山路にしないとだ。

やがて細い道に入り、ようやく山歩きらしくなってきたと思ったら、突然住宅街に出て鼻白んだ。小学校(トイレあり)を越えて、やっと登山道に入る。すでに駅から1時間もかかっている。そろそろどこかで休みたいと、山の神と適当な場所を探しながら上り、ようやく腰を下ろせるスペースを発見した。

11:00再び歩き始める。まもなく目の前がぱあっと開けて、牧場が現れた。地図をチェックしてみると、神奈川県営大野山乳牛育成牧場とある。牧草が青々と芽吹き始めている。しかし、まだ放牧の時期には早いのか、牛の姿はどこにもない。

そういえば、今日はWBCの決勝戦だと思い出し、携帯ラジオのスイッチを入れた。まさに始まったばかりで、1回表1アウト1・2塁、打席には松中が立っていた。キューバのピッチャーは立ち上がり崩れて、日本はこの回大量4点をもぎとった。野球に興味のない山の神を尻目に一人で盛り上がっていた。

 

002p3213097 003p3213101
左:富士山はかすんでいた 右:丹沢前衛の山々。中央に山の神

車道に出て、すぐに大野山山頂に到着した。11:45。まだ行楽時期ではないせいか、人はまばらだった。牧場の中の山頂だから、広々としていて、かなりの開放感がある。目の前には雲をかぶった富士山。ぐるりと周囲を見渡せて、丹沢湖も眼下に見える。

004p3213104 02p3213103
左:大野山山頂 右:山頂からは丹沢湖も見える

パノラマの景色を見ながら、山の神と昼ごはんにした。ここから帰りの駅までは1時間半もあれば、らくらく着いてしまうから、ゆっくりとくつろげる。それが近場の低山歩きの魅力でもある。山頂を後にしたのは、13:05になっていた。昼ごはんに1時間20分はちと長いか。

03p3213105 005p3213107
左:谷峨駅への指導標 右:かすんでなければ海も見える?

山頂にあるトイレに寄って下山開始。見晴らしのいい牧場地帯をどんどん下る。林道あたりまで下ると、暑くなってきた。ぽかぽか陽気のせいだ。つり橋を渡って、谷峨駅には14:20に到着した。

大野山山行は、まさに気持ちのいいピクニックだった。きれいに晴れわたった春や秋にワインでももって再訪したいものだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする