目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

影絵の藤城清治美術館 in 那須

2020-11-29 | まち歩き

2020年11月15日(日) 晴れ

前泊はオーベルジュ、ラ・カンパーニュ。9:30にチェックアウトし、山の神絶賛の影絵の巨匠、藤城清治さんの個人美術館、藤城清治美術館へ赴いた。

開館時間の9:30を目指したのだが、やはりのんびりしてしまうのは、観光地にいるものの性(さが)か。場所もよくわからずで、那須高原スカイラインから右折してすぐ辺りのホテルに誤って入ってしまい、Googlemapを見て、もっと先であることに気づいて移動する始末だった。

すでに車は多く停まっていて、われわれは少し離れたお隣りのガラガラの第2駐車場に車を置いて、敷地内に入っていった。

まず出てくるのが、このコンパクトな教会。藤城清治さんがデザインした色鮮やかでメルヘンチックなステンドガラスが特徴だ。中に入ることはかなわなかったが、予約すれば、ここで結婚式を挙げることが可能のようだ。

教会を出ると、美術館の立派な庭が続く。ところどころに藤城清治さんのつくったネコやカエルのオブジェがお出迎えしてくれる。

 

美術館の全貌が見えると、ワクワク感は否が応にも高まる。真っ赤に紅葉したもみじがまた見事だ。

美術館に入ると、制作年代順に影絵のオンパレードになり、藤城清治ワールドに引き込まれていく。何気なく見上げると、壁面にはプロジェクションマッピング。足元にもゆらゆらと揺れる水面(みなも)が映し出されていたりと随所に観客を楽しませる仕掛けがある。

なんといっても圧巻なのは、掉尾を飾る合わせ鏡の間。花火や京都の伝統的な街並みを色鮮やかに描いた影絵の展示で、合わせ鏡を置くことで永遠に続く奥行きをつくっている。さらに水を流すことで幻想的な世界をつくりだしている。一見の価値がある。那須に行くのなら、ぜひ訪れたいスポットだ。入館料は1800円とちょっと高めだけれど、それに見合うだけの楽しさが詰まっている。

退館する前にミュージアムショップで何年かぶりに絵ハガキを買った(1枚220円税込み)。私としては、色を多く使ったものはあまり好きではないので、落ち着いた雰囲気の上の5点をチョイス。保存版にするか、だれかに送ってしまうかはわからないが、こんな絵葉書を受け取ったら、さぞかし嬉しいことだろう。

那須連峰の端、鬼が面山へ戻る
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那須連峰の端、鬼が面山

2020-11-23 | 山行~尾瀬・栃木・茨城

標高 1262.0m 栃木県

2020年11月14日(土) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 10:10頃 沼原湿原駐車場10:25--三斗小屋宿跡への道--10:54石仏--11:13沼原湿原ベンチ11:23--鬼が面山--12:10林道出合い(昼食)12:57--林道終点貯水タンク(ピストン)--14:10沼原湿原駐車場

最初の目的地は、赤面(あかづら)山だった。マウントジーンズのちょっと先、旧白河高原スキー場から登ってピストンの予定だったのだが、登山口でくじけた。路肩に駐車して閉鎖された旧スキー場の敷地内を偵察に行ったのだが、若い2人組が犬を連れて戻ってくるのが見えた。なぜかって? 強風が吹きあれていたからだ。かつてのスキーセンターは見るも無残な廃墟と化していて、ほとんどの窓ガラスが割れているのが見える。去年の台風で割れたのだろう。

車に戻って山の神とどうしようかと相談していると、強風で車があおられグラリと揺れる。それでも、われわれの直後に到着した単独者は出発の準備をしている。この風のなか行くのか。吹き曝しの旧ゲレンデ内を歩くのはあまりに過酷だ。路肩の車列はわれわれの車を入れて4台。やがて先ほどの犬連れの2人組が戻ってきた。いま山中にいるのは、車列の先頭の車の持ち主だけだ。

車中で2020年版の那須・塩原の山地図を眺めて、沼原(ぬまっぱら)湿原の横に鬼が面(おにがつら)山という聞きなれない名前を見つけた。昔の地図には出ていなかった登山道のラインがくっきりと描かれている。ここにしよう。林道が冬季で通行止めなら、手前の乙女の滝に駐車して沼原湿原までピストンでもいいかと、そう決めて、車を移動させた。


左:沼原湿原駐車場。トイレあり 右:沼原湿原入口

時間はさかのぼってこの日、Go Toキャンペーン渋滞を見越して、まだ暗い5:10頃自宅を出た。思った通り交通量は多く、早めに出てよかったと胸をなでおろした。順調に進み、コンビニで買い出しをするために最短距離の那須高原SAから出るのではなく那須ICで高速を下りた。最初に出てきたセブンイレブンに立ち寄り昼食用の赤飯おにぎりなどをゲット。それからまっすぐ目的地へ向かい、前述の仕儀となった。

那須街道を戻り、一軒茶屋で右折し那須高原ラインに入る。ラッキーなことにもう冬季閉鎖になっていてもおかしくない沼原湿原への林道はまだ通行可能だった。ちなみに12月1日から閉鎖と出ていた。直後誤って別荘地に入ってしまったが、カーナビで位置を確認し、沼原湿原駐車場には10:10頃到着した。意外にも紅葉も終わったこの時期に10台くらいが駐車していた。


沼原湿原の散策路に入る。奥に東屋

10:25準備を整え、山の神とともに沼原湿原へ下りる道に入る。もう散策を終えるのか2組のハイカーとすれ違い、やがて沼原湿原の散策路の分岐に出た。地図を広げて、まっすぐ鬼が面山へ向かうと、早く着きすぎるなあとなり、三斗小屋宿跡への道へ入り、石仏を見てから引き返し山頂を目指すことにした。


石仏に参拝

わざわざ地図に記すくらいだから、登山道沿いにずらりと居並ぶ石仏群があるのだと勝手に想像していたのだが、大はずれだった。赤いニット帽をかぶせられた合掌した石仏が一体、山の神と私を迎えてくれた。道中の無事をお祈りして引き返した。


沼原湿原の木道

沼原湿原に突入すると、家族連れやグループ、カップルなどが散策していてにぎわっていた。草紅葉を見にこんなに来るのかと驚かされた。ガイドブックに出てるのかな。


左:沼原湿原のベンチ 右:鬼が面山への笹の道

湿原の端っこのほうにベンチがあって、そこにどっかと山の神とともに腰を下ろして休憩にした(11:13)。テルモスのお茶をすすり、ほっと一息。隣にはオブジェのような造形を見せる枯れ木がにょきっと立っていた。この奥はもう立入禁止の沼原池だ。

休憩後は、ハイカーはまず行かない展望台の先の道に入る。両脇には笹が生い茂り、葉が落ちた林は明るい陽射しに包まれていた。


短いながら急登があって、即稜線に出る

唯一老夫婦とすれ違った後は静寂の世界。暑いといって山の神が着込んでいたヤッケを脱ぎ小休止をすると、その後は一気に急登になり、稜線に出る。


左:眼下に深山湖 右:稜線に出ると冷たい風が容赦なく吹き付ける

いままで穏やかだった散歩道は稜線に上がると一変し、冷たい風が谷から這い上がり、山の神と私に襲いかかった。めちゃめちゃ寒い。眼下に青い深山湖が見えているが、景色を堪能するどころではない。それでも私が写真を撮っていると、こんな寒いところで立ち止まるなどもってのほかとばかりに横をすり抜けた山の神はぐんぐんスピードを上げて先を急いだ。


登山道に雪が残っていた

稜線歩きでピークに来た時に山頂標示はないけれども、着いたのかと思っていたら、地図を見て思い違いであることが判明。もっと先だ。三角点があるはずだけれど、どこだろう? 林道に出たら行きすぎだと山の神にいっていると、林道に出てしまった。直前のピーク辺りに三角点はあったのか? 帰りは元来た道を戻るからその時に確認しようと山の神に告げる。


左:貯水池(?)につながる林道。左へいくと深山湖。右から歩いてきた 右:林道手前の広場で昼食

12時をまわっていたので、コンビニで買ったおにぎりとみそ汁で昼食にすることにした。葉が落ちて明るい小広い緑地帯で弁当を広げた。なかなかくつろげるいいロケーションだった。

昼食後は、地図で青い点が記されていた林道の終点を目指すことにした。もしかしたら、終点に三角点があるのかも、という期待もあった。


左:鬼が面山の三角点付近にある貯水池(?) 右:三角点付近は立入禁止

終点は行き止まりで、構築物の周囲に柵がめぐらされ立入禁止の張り紙があった。貯水池なのか? 地図で見ると、この奥の高いところに三角点がありそうだ。林道を戻って、来た道を登り返すと、「これから先は巡視路につき立入禁止 電源開発沼原電力所長」という立て看を発見した。この先に三角点はありそうだが、立入禁止となっていたので、そのまま引き返すことにした。


こちらも立入禁止となっている沼原池

冷たい風を左ほおに感じながらサクサクと歩き、稜線から、風の来ない反対側の斜面に入った。往路では気づかなかった沼原池の全景にほおと感嘆の声を上げ、再び笹原の道に入る。池の周りにつけられた登山道をたどり、湿原の展望台にさしかかると、もうハイカーの姿もなくなり、静寂に包まれていた。


展望台から沼原湿原と近傍の山。左から三倉山、大倉山、流石山、大峠山が見えている

展望台でひとしきり写真を撮って、14:10駐車場に戻った。本日のお宿は前回ブログで取り上げたオーベルジュ、ラ・カンパーニュ。フレンチを食すには、ちょうどいい腹ごなしになったようだ。

影絵の藤城清治美術館へつづく
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2020-11-16 | まち歩き

2020年11月14日(土)~15日(日) 晴れ 

メンバー 山の神と私

毎年恒例の結婚記念日ディナーは今年はどうしようか、フレンチもいいけど、3密は避けたいし、都心に出てワインをしこたま飲んでしまうと、帰ってくるのがつらいしなあと悩んでいて、ふと思いついたのがGo Toキャンペーンを利用してのディナー。どこかオーベルジュでフレンチというのはどうだろう。高くてもどうせ割引になるのだから、奮発して行ってしまおう。もちろん山の神は大賛成。ついでにお山もセットにすれば、体重も減り腹も減りで一石二鳥だ。

しかし、予約するにはちょっと出遅れてしまった。最初に探した箱根・仙石原の辺りでは、よさげなところはすでに満室で適当なところが見つからず、場所を変えて見つけたのがここ、那須のオーベルジュ、ラ・カンパーニュだった。


ラ・カンパーニュ外観


宿近くから見た那須連峰。なかなかのロケーションを誇るラ・カンパーニュ

ラ・カンパーニュには15:00過ぎにチェックインした。部屋はツインのベッドルームとは別に和室が付いていて、まるで別荘のように部屋は完全に分かれていた。2人で過ごすには使い勝手が悪い。


2点とも:泊まった201号室、ベッドルーム

風呂は内湯と露天があったが、どちらもコンパクトでしかもカランが一つしかなく、これまた使い勝手はよくない。まっ、ここはフレンチのディナーがメインであって、そういうことにとやかく文句をつけてはいけない。


左:201号室のベッドルーム続きの間、こたつ付きの和室 右:部屋風呂。朝風呂に利用した。

ディナーは、18:30にスタートした(残念ながら食べるのに集中して写真は撮り忘れた)。さっそくシャルドネのフルボトルをオーダーし、すっきり、さっぱりした白ワインを堪能。しばらくして前菜のフランスパンにのせたパテをカリカリと食べ、いちじくと生ハム、ジュレ、じゃがいものスープを食し、メインは白身魚の舌平目、和牛。デザートはモンブランやアイスクリームなどから自ら好きなものをチョイスして、腹いっぱい食べた。たまにはこういうのもいいものだ。


左:朝食のサラダ 右:朝食のベーコン&オムレツ

翌朝、8:00と遅めのブレクファースト。ドリンクは、ミルク、オレンジジュース、トマトジュースからチョイスできる。お皿いっぱいに盛り付けられたサラダ、厚めのベーコン2枚とオムレツそれに温かいパン、ヨーグルトとフルーツを食し、最後はコーヒーで締め。トラディッショナルな朝食こそ、健康にいい。


Go To トラベルのクーポンで購入した栃木の地酒

チェックアウト後はGo To トラベルのクーポン8000円をすべて使い切るために、山の神たってのお願いを聞き入れ、那須では豊富な地酒の品ぞろえで有名な酒屋、月井酒店を再訪した。店のベテラン販売員お勧めの地酒を3本購入した。左から虎屋本店、純米吟醸「七水」雄町55、ライチ―の香りがするのだとか。つぎは森戸酒造の限定純米酒「つきい」、すっきりしていていくらでも飲めてしまえる危険な酒とのご案内。最後は外池酒造の大吟醸「望」(ぼう)。賞をとったとか、世界の品評会でベスト5に入ったとかいっていたが、どれがどれやらもう覚えていない。全部うまそうな日本酒。秋の夜長に、もう冬か、しみじみと飲むにはぴったりだ。

赤面山もとい鬼が面山へつづく
影絵の藤城清治美術館 in 那須へとぶ

 
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日常と祝祭と先祖供養と。『アイヌの祈り』

2020-11-07 | 山・ネイチャー・冒険・探検の本

写真集『アイヌの祈り』堀内昭彦写真(求龍堂)※日英併記
 
1点1点の迫力がすごい。日常と祝祭の一瞬一瞬の表情を切り取り臨場感が表現されている。またアイヌの手仕事もこの写真集のなかに収まっていて記録としての価値もある。一見の価値ありの写真集だ。ただなぜかレイアウトはダサい。なぜこんなに写真を小さく扱うのか、なぜこんな並べ方をするのか、なぜこんな文字や写真の配置にするのか、アイヌだからといって雰囲気を出すためなのか、モノクロにしたのにも理解に苦しむ。たんにコストの問題か。最後に出てくるポートレイトにページを割く必要はないと思った。と立て続けに、しかも大仰にけなしてしまったが、単純にいいか悪いかでいえば、いい!
 
 
 
 
冒頭にはこんな言葉が引かれている。
 
その昔
この広い北海道は
私たちの先祖の
自由の天地がありました
天真爛漫な稚児の様に
美しい大自然に抱擁されて
のんびりと楽しく
生活していた彼等は
真に自然の寵児
なんという幸福な
人たちであったでしょう
  1922年3月1日
 知里幸恵編訳『アイヌ神謡集』序文より
 
「天真爛漫な稚児のように」というのが印象的で、うらやましく思うのは私だけではないだろう。いにしえのアイヌから脈々と受け継がれた伝統を垣間見られる写真集である。
 
【目次より抜粋】
 ウポポ リセ 歌と踊り
 カムイノミ 神への祈り
 シンヌラッパ イチャパ 先祖供養
 ネキ 仕事
 トーラサンペ カムイノミ まりも祭り~儀式~
 
 
 
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ハイキングコースではなかった岩峰の山、嵩山(たけやま)Part2

2020-11-02 | 山行~上州

Part1のつづき

不動岩から下り、来た道ではなく石門横を通り、左を巻いて天狗の広場に戻った。


左:石門(狭い) 右:ヤマガラ発見

まだたいして歩いていない割には、疲労がたまった感じで、山の神と天狗の広場の東屋でどっかと腰を下ろしてお茶を飲み始めた。そこへカラ類の野鳥が飛んできた。おお、ネクタイ状の黒い線が胸に入っていないから、コガラか、ヒガラじゃないのか。よく見ると、オレンジっぽい体色。ヤマガラだ。お目にかかったのは高尾山以来かもしれない。しばらく東屋近辺の梢に止まっていて、目を楽しませてくれた。

さあ、お次は胎内くぐりに行こうかと、天狗の広場から8・9番の石仏へいったん下り、そこから横移動で行こうとしたのだが、道が不明瞭で引き返すことにした。天狗の広場に戻り、稜線を上がると東屋があり、そこに「胎内くぐり」の道標があった。

胎内くぐりの入口に来てみると、聞きしに勝る狭さで本当にこんなところを進めるのかと疑問符が浮かぶ。とりあえず、ザックを下ろし、持ち上げてその狭い空間に突入する。ギリギリ通れる! 山の神も真似して後ろをついてくる。その先には鎖と足をかける鉄棒が設置されていた。そこから急な斜面を鎖を頼りに下っていく。

胎内くぐりの後に中天狗に登り返す予定だったのだが、道がよくわからず、14・15番の石仏が出てきてしまった。このまま進むと東登山道に合流するけど、まっいいかとそのまま直進することにした。

左手に仰ぎ岩のごつごつ、でこぼこしたすごい岩肌を見つつ進んでいくと、東登山道に出た。まもなく右手の岩壁にぽっかり空いた弥勒穴が見えた。後から、撮った写真を拡大して見たら、穴の中に鎖が写っていた。ということはあそこまで登れるのか。ただ周辺は岩登り禁止と表示されていたから、相当危険なんだろう。


左:弥勒穴(中央の穴) 右:経塚

10:30九十九折の道の終点、経塚に到着した。再び東屋で休憩し、コンビニで調達したチョコシューを食べて元気を蓄える。


大天狗までは鎖場の連続

大天狗へはあっという間に着くけれども、道中は鎖を使わなければ登れない。不動岩同様こっちも鎖だったかと山の神は落胆。でも不動岩のような怖さはこちらにはない。慎重を期せば、普通の体力があれば登れる。


左:嵩山山頂。後ろに女岩 右:女岩上の祠

10:47山頂に到着すると、最後に女岩という小さな岩が鎮座していた。申し訳程度に鎖が垂れていて、えいやで登れる。岩の上は周囲360度を見渡せるビューポイントで景色を堪能できる。


小野子三山方面

予定とは異なるコースをたどり、時間も余計にかかって腹が減ってきたし、鎖場の多さに腕が筋肉痛になるのではと危惧する山の神は、早々に下りようと主張。道の駅のそば処けやきへ直行することになった。

あとから気づいたが、経塚からすぐのところに、嵩山城本丸跡と西国秩父観音群、そして落城後に、もはやこれまでと飛び降りたという無常の平があった。これを見ずに下山してしまったのは心残りだ。山の神は二度と来たくないといっていたが、私はまた来てもいいかなと。そのときには足をのばして、大天狗の先にある烏帽子岩と五郎岩に行かなければ。


道の駅おのこのざるそばセット

話は戻って、経塚で休憩している年配のパーティや、下山途中でポレポレと歩いている年配夫婦などを追い越して、11:20に道の駅に下りた。ザックを車に放り込んで蕎麦屋に行ったのであるが、すでに名前をウェイティングリストに記入して待つ、10組以上の人たちが外にいた。いったんはわれわれも名前を書いたものの、一向に進まぬ順番に業を煮やし、道の駅を後にすることにした。

帰途お店を探しながらの移動となったが、結局道の駅おのこで昼食となった。あまり期待していなかったのだが、結果はグッド。ざるそばセット(上の写真:なんと750円と格安)はボリュームも味も大満足だった。

そこからまっすぐ帰ったものの、ちょっとした渋滞もあって自宅には15:30頃の到着だった。Go Toキャンペーン渋滞はしばらく続きそうだ。

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