目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

山用ベストは私の必需品

2018-05-27 | 山道具&ウェア


GW山行の準備

ポケットがいっぱいついたベストは、私にとってはもう手放せないアイテムだ。ポーチに小間物を入れる人は多いだろうけど、やはりこれが便利。財布や携帯電話、車・自宅のキーなどの貴重品に加え、バンダナやティッシュ、たばこ、ライター、携帯灰皿、地図、計画書など、すぐに取り出して使いそうなものは、どんどん入れる。

そのせいで、時にベストが大リーグ養成ギブスなみに異常に重くなったりするが、それはご愛嬌だ。逆に着用して山歩きすれば体が鍛えられていいかもしれない!? ところが先日愛用していたフォックスファイヤーのベストが破れてしまった。でもまだ2,3回は使えるんじゃないかとセコいことを考えていたが、いや待てよ、破れたものを使っているのは縁起が悪いかもなと思い直し、買い換えることにした。

まずは近所のスーパーの衣料品部へ。店頭に並ぶ安い商品群のなかにベストを発見した。そのベストは、ポケットはいくつかついていたが、数が少ないし、夏用でペラペラの薄い素材だった。安さは魅力だが、品質や機能性を考えると、ちょっとなあという代物だった。次にアウトドアショップへ行った。山の神も行きたいというので、2人で訪れる。山の神は傷んだ登山靴を買い替えようか迷っていた。なにせお手入れをまったくといっていいほどしないので、表面の革がかなりのダメージを受けていた。

さて店頭で山ベストを探すとあった。有名どころのメーカーだ。ポケットの数、機能性や品質も申し分ない。ただ値札を見て、うなった。税抜きで¥12,000。高すぎるよなあ、今まで着ていたのも、1万円はしなかったはずだ(と思いながら、いまネットで調べたら似たような価格だった。セールで買ったのだろう)。山の神もまだいいやと2人で手ぶらで店を後にした。

結局リアル店舗で探しても時間ばかりかかるからと、ネットで探すことにした。そして見つけたのが写真のAFS JEEPオールシーズンジャケットだ。防紫外線、速乾通気、UVカットカメラマンベストと書かれていた。お値段は¥3,480で格安。即決し、すぐに注文。色はグリーン、カーキ、ネイビーの3色のうちから、カーキを選んだ。GWの山行出発前に商品はやってきた。現物を見ると、意外に濃い色だったが、まあ許容範囲。問題なしだ。

リアル店舗でいい商品を見つけられなかったときは、ネット店舗でこれからも探すとしよう。 

878 防紫外線 速乾通気 UVカットカメラマンベスト お洒落 オールシーズン ジャケット 釣り用 撮影用 多機能 取り外し可 (カーキ, XXXL)
クリエーター情報なし
MANATAULIFE
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浦島太郎伝説の寝覚の床

2018-05-26 | まち歩き

2018年5月5日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

せいなの森キャンプ場から横川山と南沢山に登ったあと、温泉宿にチェックインするまで時間があり、当初は大桑の道の駅を回るだけで寄る予定はなかった寝覚の床(ねざめのとこ)へ立ち寄ることになった。きっかけは山の神の「見てみたい」のひと言だった。最寄の町営駐車場に車を入れる(¥500;隣接する公園の駐車場は無料らしい)。

 
左:臨川(りんせん)寺から寝覚の床を見下ろす。写真手前には線路がある 右:山の神(中央)、巨岩を前にたちすくむ

車を停めて、はて、どこに寝覚の床はあるのだろうと、手前にあった飲食店のほうへ行ってみる。なんの標示もなくて、どうやらこちらではなさそうだ。戻って山の神と2人できょろきょろしていると、駐車場に戻ってくる人たちが見えた。逆だとわかり、道なりに進むと、人がどんどん湧き出てくる。その方向へと左に折れると臨川(りんせん)寺というお寺があり、拝観料¥200を払えば、境内を抜けて寝覚の床への近道を下っていけるとわかった。

その境内から見ると寝覚の床(木曽川)までは遠そうだったが、この際だから行ってみようと、山の神と遊歩道をたどり始めた。GWだけあってかなりの人出で、これから向かう人もいれば、お帰りの人もいる。やがて巨岩がごろごろしている河原に出て、前を歩いている若者グループの真似をして岩をぴょんぴょん伝いながら、巨岩の核心部へと移動を試みる。そのとき、ふと後ろを振り返ると山の神がついて来ていなかった(写真右上)。危なそうだからやめたのかと思い、山の神に手を振りつつ、一人で先へと進む。

 
左:木曽川下流方向 右:巨岩の最上部にあった浦島堂

前方には年配の人もいて、危険はなさそうだと判断。最後は岩場をよじって浦島堂にたどりついた。なぜ浦島堂かって? それはこの地に浦島太郎伝説が残されているからだ。竜宮城から戻った浦島太郎は、ここで生活を営んでいた。ある日里の人と昔話に興じ、勢い余って玉手箱を開けてしまった。もちろん日本昔話で読んだ結末が待っていて、気づいたときには、つまり寝覚めたときには白髪の老人に変わってしまったということだ。こんな言い伝えがあって、ここは寝覚の床と呼ばれるようになった。

さて浦島堂を見て戻り始めると、なんと山の神が目の前に現れた。前にいた人が簡単そうなルートを見つけたので、後ろをついて来たという。それなら、もう1回だなと、2人で再び浦島堂へ。なんかご利益あるかな。

そんなこんなで予想外にここで時間を費やしてしまい(1時間くらいか)、その日の宿、ぬくもりの湯 駒の湯に到着したのは16:00を回っていた。早くチェックインして、ゆっくりしようといっていたのに。でも、ほかのお客さんの到着が幸運にも遅く、館内は静かだし、風呂場は空いていた。ゆっくり湯に浸かり、疲れをいやした。 

最後に参考までに翌日(5/6GW最終日)の帰宅についても書いておこう。渋滞にハマる時間をなるべく減らそうと、宿は9:00前にチェックアウト。途中道の駅に寄ったということはあるにしても、中央道では、ひどいベタベタの渋滞に巻き込まれてしまった。自宅に到着したのは15:00頃。久々に忍耐力と体力を要求される駐車場状態の道に監禁されてしまった。

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栗城史多くん追悼

2018-05-21 | 山雑記

栗城史多くん(35歳)がエベレストで亡くなった。今年のチャレンジで8回目だったという。

共同通信によれば、
Kuriki was descending from 7,400 meters when he slipped and died.
ということだ。

公式フェイスブックでは、体調を崩し、登頂を断念して下り始めたと報告しているが、どうやら下山中に滑落したようだ。
標高6400メートルのキャンプII近くで今朝遺体が発見された。

当ブログでは、栗城くんに対して、けっこう辛辣なことを書いておりましたが、彼には夢と希望をもらいました。

ご冥福をお祈りいたします。

参考:
栗城史多 公式フェイスブック https://www.facebook.com/kurikiyama/
当ブログ
NHK「5度目のエベレストへ~栗城史多 どん底からの挑戦~」2016年1月
栗城史多 オン・ステージ

 

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草原の横川山と南沢山

2018-05-19 | 山行~中央アルプスと御嶽山・白山

南沢山 標高 1564m 横川山 1619m 長野県

2018年5月5日(土) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 7:08せいなの森キャンプ場手前の駐車場7:30頃--7:40南沢山登山口--8:06休憩8:11--8:53沢コース(廃道)分岐9:02--9:47南沢山山頂9:53--10:25横川山(昼食)11:05頃--11:58沢コース分岐12:03--12:55登山口13:00頃--13:12駐車場

前泊は無料の大平峠県民の森キャンプ場。クマ出没注意の喚起看板と寒冷渦の寒さのせいか4組しか宿泊していなかったので、とても静かだった。5:00山の神と起床。外は寒いので、テント内でパンや温かいスープの朝食をとる。

皆が起きだしてきた頃、バタバタとテント撤収。6:35キャンプ場を後にした。

 
左:せいなの森キャンプ場手前の駐車場(無料) 右:満開の花桃はみごと

国道256号に出て、飯田方面に車を走らせると、沿道を埋めつくすように鮮やかな紅白の花がつづく。あの造花っぽい花はなんだ?商店街の飾りつけでよくあるやつだ。以前この道を通ったときにも見た花で、どこかにデカデカと標示があったはずだが、何だろう。南沢山の登山口のあるふるさと村自然園にたどりついて、ようやく判明した。花桃だ。そういえば、国道256号は通称はなもも街道だった。

花はさておき、入口に「関係者以外立入禁止」と書かれた立て看が置かれていた。奥に駐車場があるはずなのだが、時間が早いと入れないのか?あるいはふるさと村自然園せいなの森キャンプ場の宿泊者以外は停められないのかと思い、手前の駐車場に車を入れた。しかしこの看板は偽りで、登山者は¥500(普通車)を支払えば、奥の駐車場に停めてOKだった。まったく不親切このうえない。でもおかげさんで駐車料金はかからなかった。

トイレに寄って、ひとしきり花桃を愛でてから、山の神と車道を歩き始めた。

 
左:南沢山登山口(手前にきれいなトイレもある) 右:新緑の道をたどる

お子さんたちが元気よく走り回って嬌声を上げているキャンプ場の横を進むと、すぐに沢ルート(閉鎖中)と尾根ルートの分岐が出てくる。そこを尾根ルートの左に折れて、登山口へと続く駐車場に出る。

登山口から森に入ると、新緑全開で気分は爽快だ。ただそれもつかの間ですぐに薄暗い残念な急登が続くことになる。だいぶ気温も上昇してきて、着込みすぎた山の神がレイヤー調整で足を止めた。

 
左:沢コース分岐にあったひしゃげた案内板 右:南沢山山頂までなだらかなスロープが続く

まだかまだかといいつつも、8:53小広い沢コース分岐に到着した。意外に消耗するなと、ここでお茶を飲んだり、行動食を食べたりとエネルギーを充填する。ちょうど立ち上がったときに若者パーティが通過していった。テンポよくサクサク歩いていく姿をみると、うらやましい限りだ。

ここからは、しばらくなだらかなスロープ状の登山道となる。明るい日差しがおだやかに注ぐ気持ちのいい道で格好のハイキングコースだ。

 
左:南沢山山頂 右:南沢山から笹原の道へ

その後親子連れや単独行の方々とすれ違った程度で、GWなのに登山者の少ない静かな山行になる。9:47こぢんまりとした南沢山山頂に到着した。山頂標示はあるものの、山頂らしからぬ非常に地味な頂で展望はない。

ちょっとばかり休憩して、期待の草原の山、横川山を目指すことにした。


登山道から木曽谷を望む

すぐに笹原地帯に突入し、開放的な空間となる。周囲の見晴らしは抜群で、進行方向右手に木曽谷の街並が点描のように広がる。

 
左:カラマツ林の向こうへ 右:横川山山頂

やがて日本画のようにカラマツ林が風景にアクセントを添え、その先に笹原の丘陵が現れる。もうすぐ横川山だと山の神と話していると、上からこちらに向かってくるパーティがいた。近づいてくると、先ほど沢コース分岐でわれわれを追い抜いていった若者パーティだった。もう下山なのか。さすが早い。

最後の登りはちょっときついが、息を切らしながらいっきに上がり、10:25横川山山頂に到着した。ザックを下ろして、周囲を見渡すと、なかなかの絶景だ。振り返ると、冠雪した中央アルプスの山並、視線を左へと移すと御嶽山、そして草原に付けられた登山道を目でたどっていくと、富士見台、その後ろにどっしりとした山容の恵那山が控えている。いいところだねえ、次回は、富士見台からここまで来ようかと山の神に提案する。


横川山から中央アルプスを望む


横川山から御嶽山を望む


草原を縫っていく道は富士見台へと続く 


左のピークが富士見台。後ろの黒々としているのが恵那山

山頂でお湯を沸かし、カップめんをすする。気温が低いので、温かいものは胃の腑が大歓迎だ。富士見台から来た年配の夫婦や、われわれの後ろから単独行の方が到着。狭い山頂がにぎわってきた。

11:05腹がくちて、あとはピストンで下山だと山の神と腰を上げた。再び笹原の見晴らしのいい登山道を堪能しながら、元来た道をたどる。途中野鳥のさえずりが気になり足をとめて捜すと、至近距離にコガラがいた。まだ葉が生い茂っていないこの時期は、野鳥も見つけやすい。かわいらしい容姿に山の神も感激する。

最後の薄暗い道はもう勘弁だったが、ひたすら我慢、我慢で足を動かしているうちに12:55暗い森を抜けて、登山口に戻った。そして駐車場には13:12に到着。花桃見物の観光客が大挙押し寄せていた。

蛇足:写真を整理していたら、この山行でのスナップショットは1枚もなかった。展望がよすぎて風景ばかり撮っていたのと、2つの山頂が地味すぎて記念撮影とならなかったからだった。

寝覚めの床へつづく
「大平峠県民の森、夏焼山へ」戻る

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大平峠県民の森、夏焼山へ

2018-05-13 | 山行~中央アルプスと御嶽山・白山

夏焼(なつやけ)山 標高 1502.9m 長野県

2018年5月4日(金) 曇り、雨、あられ、晴れ → 

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:05大平峠広場9:30--旧大平街道--10:06旧大平街道入口(大平街道=車道との合流地点)10:15--木曽見茶屋(閉鎖中)--パノラマコース--11:27夏焼山山頂(昼食)11:58--展望コース・摺古木コース--13:05奥石コースのベンチ13:10--管理棟--ツツジコース--14:08分岐14:13--14:25大平峠広場

中央道の大渋滞予測におそれおののいていたが、寒冷渦による天候不順のため出発を1日ずらして3日から4日に変更した。少しは渋滞もやわらぐようだからと家を出るのを30分遅らせ、4:30とした。とはいえ、早い。眠い目をこすりながら、車にキャンプ用品やザック、お茶・水のペットボトルなど大量の荷物を次々に積み込んだ。

中央道の交通量は予想どおり多く、ときどき時速60Kmくらいまでスピードダウンしながら走るが、渋滞するほどではない。でも車の多さを見せつけられたのは双葉SAでだった。山の神と双葉で朝食をとって本線に戻ろうとすると、SAに入りきれない車列が見えた。ほんの30分くらいの違いでこれだ。やはりGW、想像以上に人出はあるようだ。

 
左:大平峠広場 右:大平峠のトイレ横から大平旧街道へ入る

飯田インターを下り、切石体育館前のファミリーマートで本日の昼食用おにぎりや行動食を買出し。そこから大平街道に入ってひたすら標高を上げていく。やがて大平宿にさしかかると、かなりの台数の車が停められていた。なんだろうと見てみると、摺古木山の登山口だった。ここから登れるんだ。次回はここかと山の神に提案した。そだね~。

9:05大平峠の広場に到着した。トイレ横に1台、そして広場に無線のアンテナを高々と上げている車の計2台があるのみだった。あとから年配のグループが2台連ねてやってはきたが、思ったほど登山者はいない。車の外に出ると、ひんやりとした空気に思わず、ぶるぶるっと震えた。気温は5℃くらいしかない。山の神と準備を整え、旧大平街道の入口はどこだろうかときょろきょろ。トイレ横でπ岳(はげだけ)の登山口と旧街道入口の道標を見つけた。山の神とともに9:30下り始める。

 
左:クマよけの金属棒をたたく 右:大平旧街道と現在の大平街道の合流地点。ここにもトイレがある

クマの生息域のようで、あちこちにクマよけの金属棒が垂れ下がっていた。棒をカンカンたたいて、近寄らないでねえとクマさんに合図する。サクサクと林を縫って進み、30分あまりで舗装された大平街道に出た。時折車が上がっていく。GWなのにさびしい交通量だ。ここでお茶を飲んで休憩したのち、車道を歩き始めると、なんと雨がポツポツ落ちてきた。まさかとは思っていたが、まだ寒冷渦は去ってはおらず、大気は不安定なままのようだった。

 
左:木曽見茶屋前の駐車場。この道の左奥からパノラマコースが始まる 右:パノラマコースの階段をいく

やがて見晴らしのいい木曽見茶屋に到着したが、GWなのに閉まっていた。貼紙があって、病気のため店を閉めます、お世話になりましたの旨、記載されていた。店を開けていても、ここでは商売にならないかもな。そんな話を山の神としていると、「キツネだ」と私の背後を指差す山の神。人慣れしていて、何か食べ物ちょうだいと、こちらに近寄ってくるのかと思ったが、キツネは何の未練もないぜといわんばかりに、そのまま立ち去った。ほんとうにキツネだったのか。じつは夕方にキャンプ場に現れた雑種の犬と同一ではないかと疑っている。

車道を進み、パノラマコースに入る取り付き点を見つける。最初はちっともパノラマの景色のない薄暗い急な階段を上がっていく。

  
左:ヤシオの花がきれいに咲いていた 右2点:夏焼山山頂にて

そのうちヤシオの見事な花が現れ、なごませてもらった。左手にはどっしりとした南木曽岳が鎮座していて、その存在感に圧倒される。この地域の盟主のような山だ。

11:27人っ子一人いない夏焼山山頂に到着した。空はどんよりとした雲がたちこめ、今にも泣き出しそうだ。山の神と記念撮影をし(右上2点)、昼食にすることにした。お湯を沸かそうととガスに火をつけようとしていると、小さくてまん丸の白い物体が、地面にころころと降り注いできた。なんとあられが降ってきたのだ。冷えているなとは思っていたが、まさかあられが降ってくるとは。早々に昼飯をかきこんで、11:58山頂を後にし展望コースを下りはじめた。


夏焼山山頂から南木曽岳を望む

いっきに高度を下げ、風が通らない場所に来たこともあり、だいぶ寒さはやわらいできた。コケの沢コースの分岐では山の神が暑いといいだし、レイヤー調整。そこからよく整備された摺古木コースへ入り、ぐんぐんまた登り始めると、今度は日が差してきた。今日の天気はめまぐるしく変わる。

 
左:摺古木コースを登高中 右:摺古木山へと続く尾根は笹で閉ざされていた

汗ばんできた頃、このコースのピークに達する。摺古木山方面は笹に覆われていて、通過は困難にみえる。以前は道がついていたのだろうか。

 
左:奥石コースのベンチ 右:管理棟近くのトイレ裏に出る。ここはプライベートキャンプ場なのか?

奥石コースに入ると、笹が登山道に張り出していて、ヤブこぎを強いられる。あまり歩かれていないのかもしれない。途中ちょっとした展望地にベンチが置かれていたので、茶のみ休憩をし、あとは管理棟へ向けていっきに下る。

 
左:ツツジコースを上がると分岐に出る 右:大平峠県民の森キャンプ場

下りきると管理棟に出るのだが、この付近の道標がわかりにくい。ツツジコースはどこからだろうと山の神とウロウロしてしまった。こっちだとやっと見つけて歩き始めると、野鳥観察棟の先からがっつり登ることになって、もう終わり気分であった山の神と私は意気阻喪した。14:00過ぎにようやく大平峠への分岐に出て、やれやれと一息つくことに。

大平峠まで下ると、年配者の団体はとうに出発していて、峠の広場は閑散としていた。

さあ、お次は本日のお泊り地への移動だ。目と鼻の先にある宿泊無料の大平峠県民の森キャンプ場へ向かう。無料なのはいいけれども、「熊出没注意」の注意書きがそこここに掲げられているのと、水は川から引いているだけなので煮沸しないと飲めないという残念なところがある。水はそれだけではなく、問題があった。ホットウィスキーをつくってわかったのだが、小さなゴミがかなり混じっていた。「煮沸&漉す」必要ありだ。こうなると、飲料としては使いにくい。結局もってきたミネラルウォーターが活躍することになった。

南沢山・横川山へつづく

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