目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

太郎山・日光白根山Part1~曇ってしまった太郎山

2017-07-22 | 山行~尾瀬・栃木・茨城

太郎山 標高 2368m 栃木県

2007年8月25日(土) 晴れのち曇り

メンバー 山の神と私

コースタイム 8:47湯殿橋上部林道駐車スペース9:00--9:55休憩10:07--10:55休憩11:00--お花畑--11:25太郎山山頂(昼食)12:25--13:30休憩13:40--14:20駐車スペース

太郎山を訪れたのは10年前になる。じつはその前に太郎山は2回ほど行き損ねていて、調べてみると、1回目は2001年11月。けっこう多めの雪があって山王帽子山で引き返していた。2回目は、2005年8月。出発時に雨がじゃんじゃん降って、上がるのを待っていて結局タイムアップ。別の山に行ったのだった

 
左:林道上部の駐車スペース。山の神と私はもう少し下に停めた 右:1回目の休憩ポイント

この日は4:35に自宅を出た。ガソリンを満タンにし、コンビニで買出しをして高速に上がる。東北道佐野SAで朝食をとっているうちに交通量はぐんと増えていた。日光宇都宮道路を走って、いろは坂を越え、三本松(トイレあり)で最終休憩。裏男体山林道を上がり、太郎山登山口へ。すでに駐車スペースにはかなりの台数の車が停まっていた。山の神と私は、Uターンして少し下がったところに車を停めた。

9:00日焼け止めをぬったくって、歩き出す。気温は20℃を切っていて、冷んやりとして気持ちのいいスタートだ。すぐに車が3,4台続けざまに上がってきた。コースタイムが短く、登りやすいコースだから人気なのだろう。


時折展望地が出てくる。裏側からの男体山

樹林帯に入っていくと、風がピタリと止んで、徐々に蒸し暑くなってくる。でもそれを忘れさせる絶景が時折目に飛び込んでくる。パッと開けた展望地に出て、男体山の裏側を望めた。


迫力の景色、男体山と中禅寺湖

1回目の休憩からは、しばらく急登の連続で、山の神も私も少しバテ気味だ。寝不足がたたっているのかもしれない。50分程度歩いたところで、2度目の休憩をとり、水分補給をする。山頂まではもう少しだ。

 
2点とも:お花畑、とはいっても花はなし

山頂直下のお花畑に差し掛かる。お花畑というくらいだから、何か咲いているんだろうと期待していたのだが、残念ながら、ただの草原だった。時期を選ばないといけないようだ。


太郎山山頂から男体山(右)、大真名子山を望む

11:25太郎山山頂に到着する。息苦しいほどのものすごい人だ。しかし、山頂からの眺望は最高だった。中禅寺湖、男体山、大真名子山、女峰山、燧ヶ岳、そして切込湖、刈込湖はエメラルドに輝いて見えた。

人が多いこともあり、写真撮影は後回しにして、山頂の端っこのほうに移動。山の神とのんびりと昼食にした。でも、それは失敗だった。食べているうちに一気にガスが湧いてきて、さらには雲が厚く垂れ込めてきてしまった。先ほどまでの大パノラマ、雄大な景色は舞台の緞帳が下りるようにあっという間になくなってしまった。山の神に、先に写真を撮っておけばよかったなあとこぼす。本当に山の天気は変わりやすい。下山開始直前に記念撮影し、12:25山頂を後にした。

 ちょっと空いてきた山頂で記念撮影

失敗は得てして連続して起きるもので、この後すぐにやらかしてしまった。山の神と私は団体さんに追いついてしまい、というか私たちを先に行かせようと団体さんは立ち止まっていたようなのだが、その彼らが立っていた場所がよくなかった。そこは分岐だった。山の神と私は、(待っていてくれて)すいませんと声をかけながら、それと知らずに足早に通過してしまった。すると、お花畑が遠ざかっていく。あれ、おかしい、この道は違うとなった。そのまま小太郎山まで行ってもよかったのだろうけど、すぐに引き返し、本来の道に戻った。

そのうち先ほどの団体が前方を歩いているのが視界に入った。追いついちゃうなと山の神に声をかけると、どうせわかんないんじゃないのといいつつ、近づいていき、最終的には追い越した。なかにはわれわれに気づいた人もいただろう。なんで?道を間違って戻ってきたのか、なんてね。その後一度休憩し、車には14:20たどり着いた。

その後ザックを車に放り込んで、休暇村日光湯元のテント場へ。15:00すぎには、山の神とスノーピークの重たいテントを張り終え、奥日光高原ホテルの立ち寄り湯(当時600円)へ向かうことになる。行ってみると意外なことに、ほとんど貸切に近い。ゆっくりと内湯に浸かって疲れをとった。汗を流したら、今度は一杯やりたくなるのが人間のサガか。すぐに休暇村の生ビールが浮かび、山の神に話すともちろん賛成でテントには行かず、そのまま直行する(当時で一杯580円)。ごくリごくりとのどをうるおし、まったり。十分堪能してから、テント場に戻って晩メシ。食べたあとは、泥のように眠った。たぶん山の神も。

PART2日光白根山につづく


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