目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

栃木百名山、赤雪山・仙人ヶ岳

2020-06-06 | 山行~尾瀬・栃木・茨城

赤雪山 標高 620.6m 仙人ヶ岳 662.7m 三角山 623m 知の岳 561m 栃木県

2020年4月5日(日) くもりのち晴れ  →

メンバー 山の神と私

コースタイム 8:18まつだ湖畔駐車場8:28--9:04 419m地点9:12--9:35赤雪山山頂9:42--原仁田ノ頭--10:43三角山10:49--11:40仙人ヶ岳(昼食)12:13--12:38熊の分岐--12:50知の岳--13:30頃 まつだ湖畔キャンプ場--13:45駐車場

緊急事態宣言が出る直前、外出自粛要請が出ていたものの、山に入る前に立ち寄るのはコンビニくらいであって、家の近所のコンビニに行くのと同じことではないかと思いながら、久々の山行を決行した。

多少のうしろめたさを感じつつも、山の神と5:40自宅を出た。道は予想どおり空いていて快適に走れた。例年この時期、この時間の出発だと交通量は間違いなく多くストレスを感じるものだが、東北道に入ってもガラガラ。蓮田SAで前日買っておいたパンで朝食にする。


左:まつだ湖畔駐車場 右:登山道入口にある赤雪山遊歩道案内図

北関東道に入り、足利ICで高速を下りる。まっすぐ目的地に向かうとコンビニが一軒もないので、遠回りをしてセブンイレブンに寄る。ここで本日の昼食と行動食をゲット。

8:18予定より若干早くまつだ湖畔駐車場に到着した。すでに何台も停まっていて、こんなに登山者がいるのかと驚くが、まつだ湖に調査に来たお役所関係者の車が多いことに気づく。この駐車場から右手に上がっていく登山道もあるが、現在は荒れていて閉鎖中だった。

8:28山支度を済ませ、山の神と駐車場を後にする。どんよりとした雲が上空を覆い陰鬱な気分になるが、それを振り払うようにウグイスや野鳥が気持ちよく啼いていて、さらには桜もところどころで咲いていて気分ははなやいでくる。湖畔沿いの道をいくと、右手に赤雪山遊歩道案内図の看板と登山口、そして熊出没の嫌な警告板が出てきた。

 
左:杉木立の道を行く 右:赤松が出てきた

山の神とさっそく熊鈴をつけて歩き出す。すぐにうねうねとした九十九折りの急登となる。傍らの木々の新芽や新緑が目にまぶしいが、その緑も高度を上げるにつれ徐々に減っていく。419mのピークに差し掛かると前方に赤雪山の姿がでんと見えた。もうすぐだ。

ここで水分補給。再び歩き始めると、せっかく登ったのに、いったん下ることになる。


左:アカヤシオ 右:赤雪山山頂。奥に東屋

やがてぽつぽつと花を目にした。あれっ間違いじゃないかという季節のずれたツツジの花をはじめ、アカヤシオも淡いピンクの花を咲かせている。

9:35赤雪山山頂に到着。到着直後に老夫婦が別ルートから上がってきた。やはり外出自粛要請など関係ないのだと思いながらも、ベンチに腰を下ろし水分補給をする。


赤雪山山頂からの眺め。あいにくどんよりとした雲が広がってしまった

9:42山の神と赤雪山を後にする。

 赤雪山の先はアカヤシオの群落

赤雪山山頂で会った老夫婦からこの先アカヤシオがきれいですよと聞かされていたとおり、次々にピンクの花を見ることになった。花さかじいさんよろしく、枯れ木に花を咲かせましょう、みたいに花が付いていて、目立つこと、きれいなこと。心和む光景だ。


左:三角山のユニークな指導標 右:仙人ヶ岳直下の急登。最後のひとふんばり

原仁田ノ頭、三角山とアップダウンを繰り返し、ここはトラバースできたじゃないかと道標のないのにいらだっていると、最後の急登が現れる。トラロープにつかまりながら、えいやと上がると仙人ヶ岳山頂だ。

2点とも仙人ヶ岳山頂

11:40山頂に到着。思ったより人は多く、単独者や3,4人のパ-ティ、7,8人の集団もいる。山の神と山頂奥の場所に移動し、昼食にしたが、その後も単独の方々、3人のパーティがやってきた。こんなにポピュラーな山なのかと驚かされる。と同時に政府の「外出自粛」はどこ吹く風なんだと、山のぼらー強しと感じさせられる。


仙人ヶ岳山頂奥からの眺め


左:知の岳 右:知の岳の先からまつだ湖を見下ろす

12:13昼食を終え、下山開始だ。「まつだダム」の標示に従い下っていく。この時間になっても、まだひっきりなしに登ってくる人たちがいる。10人くらいの顰蹙の団体、われわれのような夫婦、単独者も次から次へとやってくる。こんなに人気の山なら避けたのになあと山の神にこぼす。

でも熊の分岐を過ぎるとさすがに登ってくる人もほとんどいなくなった。さらに知の岳を過ぎると急に前方が開けて、まつだ湖とキャンプ場が見えた。ここから一気の下りに入り、単調な下山路になる。


左:まつだ湖畔キャンプ場の枝垂れ桜 右:同キャンプ場のソメイヨシノ

13:30頃ようやくまつだ湖畔キャンプ場に出た。そこそこキャンパーがいて、それぞれがそれぞれのスタイルでくつろいでいた。ここでは、もうちょっとで満開の枝垂れ桜やほぼ満開のソメイヨシノが山の神と私を出迎えてくれた。キャンプ場のトイレを借りて、13:45駐車場に戻る。

帰りは寄り道することもなく、東北道佐野ICで休憩するのみ。まったく渋滞はなく、16時台にはもうわが町に到着していた。


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