目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

雨の古峰ヶ原高原

2018-10-14 | 山行~尾瀬・栃木・茨城

古峰ヶ原(こぶがはら)峠 標高 1144m 栃木県

2018年10月8日(月・祝) 雨

メンバー 山の神と私

コースタイム 7:50ハイキングコース入口駐車スペース8:04--へつり地蔵--8:50古峰ヶ原峠9:00--9:20深山巴の宿(じんぜんともえのしゅく)--古峰ヶ原高原ヒュッテ--9:38古峰ヶ原峠(昼食)10:13--10:45駐車スペース

台風25号の影響で7日(日)は強風が吹きそうだから、避けようということで、翌8日の体育の日に山行計画を立てた。天気は晴れの予報だ。紅葉を見たいねの山の神のひと言をきっかけにブックマークを入れていた紅葉情報に久々にアクセス。地域を関東にして検索したら、ここが「色づきはじめ」として出てきた。まったく聞いたこともない。いったいどの辺りなのだろうとGoogleマップで見てみると、鹿沼市ではあるものの中禅寺湖に近いところだった。しかも、古峰と書くのに、「こぶ」と読む。

古峯(ふるみね)神社の駐車場から延々と車道を歩くコースが一般的なようだが、車道をがっつりとカットして歩いているパーティの山行記録をたまたま見つけた。駐車スペースがあって、即登山道に入れるのだから、絶対にこのほうがいい。

 
左:ハイキングコース入口の駐車スペース 右:ハイキングコース入口

4:35フォレスターに乗り込み、自宅を出発した。東北道佐野SAに入り、朝食をとる。パンをかじっているとき、何げなくついていたテレビに視線を移すと、ちょうど天気予報をやっていた。栃木の今日の天気は曇りだという。え~、それはないよなあ、昨日は強風というから今日にしたのに。今日が曇りだって! 実際のところ、昨日は東京では風は強くなかったから、栃木も同じだったかもしれない。ツイてない。

その後、北関東道に入ってすぐの都賀ICで下りた。道すがらセブンイレブンで昼食の買出しをし、ナビに目的地古峯神社をセットする。交通量はさほどでもない。石切り場の奇観が遠くに見える。やがてたわわに実った稲穂が続く田園風景となり、山に分け入っていく。古峯神社の駐車場を越えてから、そろそろかと身構えていると、ハイキングコースの入口が出てきた。そしてカーブを曲がると10台程度は停められる駐車スペースがあった。満車だったら、古峯神社に戻るしかないなと山の神と話していたのに、ガランとしていて拍子抜けする。

山支度をして、8:04この駐車スペースを後にした。この間、誰も来ない。

 
左:橋がかかっているなど、よく整備された道 右:霧雨に濡れないようにと、ザックカバーを装着

相変わらず青空はかけらもない。クマ鈴を鳴らしながら、沢沿いの道を山の神と進んでいく。すぐに元の林道(旧道)なのか、広い道に出た。そしてまさにその場所に巨岩があり、その上にへつり地蔵が安置されていた。ぐるりと回りこんで、山行の無事を祈りまた歩き出した。

決して歩きやすい道ではないのだが、道幅が広い分見通しが効いていい。やがて危惧していた、いや考えたくもなかった雨が落ちてきた。小糠雨だ。こういう霧状の雨は油断していると濡れるので、まずはザックカバーを装着して、やり過ごすことにした。

 長い階段が続く

階段や、クネクネした急な登山道を登っていき、8:50古峰ヶ原峠に到着。ここは車道が通じているので、容易に車で上がって来られる。ただ駐車スペースはあまりなく、数台程度だ。到着したときにすでに車が1台停まっていたが、持ち主はいったいどこへ向かったのか、この後この車の持ち主に会うことはなかった。

 
左:車道に出るとともに古峰ヶ原峠 右:東屋で休憩

峠の東屋で休憩をとった後、深山巴の宿(じんぜんともえのしゅく)に向けて、山の神と車道を歩き始めた。小糠雨はちゃんとした雨粒に変わり、ザックカバーだけではもう雨はしのげない。私はレインウェアの上だけをはおり、山の神は折りたたみの傘をさした。時折車が横をすり抜けていく。日光市の看板が出てきた直後にヘアピンカーブのようにぐいんと左へ入ることになる(左下の写真)。

 
左:深山巴の宿への分岐 右:深山巴の宿

曲がった100メートル先に深山巴の宿の跡はあった。てっきり、建物があるものと思っていたから、あれっ何もないやと肩を落とすことになる。さらに間抜けなことに勝手に旅館と決めつけていたが、そうではなく、修行の場だったようだ。


古峰ヶ原湿原は霧に霞んでいた

つい先ほど後にしてきた古峰ヶ原峠に向けて歩みを進めていくと、古峰ヶ原湿原が右手に現れた。色づき始めた紅葉がきれいだ。これに青空が見えていたら、最高だったのだが。


古峰ヶ原高原ヒュッテ前は草紅葉

古峰ヶ原高原ヒュッテの前庭からの景色もなかなかよかった。後からジモティに聞いた話では、あまり県外の人には知られていない紅葉スポットなので、人が少なくて穴場ということらしい。 


古峰ヶ原峠への道

9:38古峰ヶ原峠へ戻って昼食にした。というのも雨がまったく上がる気配がないところにもってきて、腹が減ったからだ。東屋で食べているうちに雨が上がらないかな、などと淡い期待を抱いていたのだが、そうなるどころか事態はさらに悪化し、辺りは白い霧にすっぽりと包まれてしまった。こうなると諦めもつくというものだ。峠から三枚石・方塞山をピストンしようと思っていたのだが、またの機会だ。近いからまた来ればいいよと10:13峠を後にした。来た道を戻り、10:45駐車スペースに戻った。

時計を見て、このまま帰るのもなと古峯神社を少し見学し、あとは道の駅にしかたでお買い物となった。北関東道都賀ICから高速に上がり、東京にたどりついたのは、15:00を回っていた。

古峰ヶ原高原ヒュッテとへつり地蔵の怖いエピソードへつづく


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