目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

シロヤシオを見にミツモチ山へ

2019-06-16 | 山行~尾瀬・栃木・茨城

標高 1248m 栃木県

2019年5月26日(日・祝) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 7:46小間々台駐車場7:57--8:29大間々台8:57--やしおコース--9:36ミツモチ山展望台9:44--青空コース--10:40大間々台(昼食)11:17--11:48小間々台

ミツモチ山のシロヤシオを見たいとかねがね思っていた。一昨年ミツモチ山をスルーしていたから余計に思いが募ったのかもしれない。なにせ大間々台から登るミツモチ山への道は、やしおコースという名を冠するくらいだから、さぞかしすばらしいのだろうと。

4:36山の神とともに自宅を出発した。東北道に入り佐野SAで朝食をとり、順調に走って矢板ICを下りた。見覚えのあるセブンイレブンで昼食の買出しをし、一路大間々台を目指した。

 
左:小間々台駐車場 右:小間々台から遊歩道に入るとすぐにミツバツツジの群落

前回来たときには大間々台に車を停められずに山の駅たかはらまで下ったが、今回は30分早いのでどうか。小間々台を通過すると、車道を歩いている人がいた。これは大間々台に停められずに小間々台に引き返して、ここを歩いているのかもしれないと嫌な予感がしてくる。

大間々台ではUターンする車が1台。路肩でどうしようかと悩んでいるふうの車が1台。 7時台にしてもう満車だった。しかたなく小間々台に戻り、そこに駐車した。

 
左:コハウチワカエデ 右:レンゲツツジのつぼみ

7:57身支度を整え山の神とともに出発した。駐車場から一歩遊歩道に入ると、すぐに大入道(おおにゅうどう)と大間々台の分岐に出た。先行して歩いていた年配の方はまっすぐ大入道へ向かっていった。山の神と私は、今回はミツモチ山なので、左へと入っていく。

気持ちのいい新緑の樹林帯を進む。やがて単調なゆるやかな上りの道になり、車道が見えるポイントもあったりして鼻白むが、カッコウの声を聞いて生き返り、レンゲツツジのつぼみだと色めき立っているうちに大間々台に出る。 大間々台はトイレを完備しているので、ここで休憩していく人が多い。山の神と私もここで休憩をとった。

今日は5月だというのに予報では最高気温30℃といっていて、たしかにすでに汗を結構かいていて消耗しそうな予感が、、、それもあって、当初の計画は県民の森から登るものだったが、変更して大間々台に変えていた。最終的には見晴コースを上がって八海山神社で昼食をとり、林間コースを下ってくるという行程も割愛してしまった。

 
左:やしおコースは左手 右:フィトンチッドいっぱいの新緑コース

8:57大間々台を後にし、広い道を歩いていくと、すぐにやしおコースへの分岐に出た。


シロヤシオ地帯にさしかかる

やしおコースに入ると最初は杉林で、しかもどんどん下ってしまい、おやっと思わせられるが、すぐに山の神もご満悦の新緑の快適な道になる。

やがてシロヤシオ満開地点に出て、撮影タイムだ。山の神と私を追い越していった一眼レフをもった若者もしきりにシャッターを切っていた。惜しむらくは、登山道から少し離れていたことだ。目の前で咲いていればもっと迫力があったことだろう。

 
左:光があふれる大丸(おおまる) 右:大丸付近のシロヤシオ

移動していくと、笹原が広がる大丸(おおまる)に出た。ここからミツモチ山への最後の上りに取り付く。 すぐにシロヤシオの群落が目を楽しませてくれる。

 
左:ミツモチ山展望台 右:下界は少しガスっていた

9:36ミツモチ山の小さな展望台に到着した。先着の家族とわれわれでもういっぱいだ。あいにくと下界は白くけむっていてすっきりとしない。ここで山の神と水分補給をしたのち展望台下のベンチが置かれた場所に移動した。

 
左:展望台下のベンチ 右:展望台下のシロヤシオ

暑いせいか、あるいは直射日光がこれでもかと直撃しているせいか休憩している人は皆無だった。ここから青空コースを歩き始めると、シロヤシオとミツバツツジがかたまって咲いていた。

 
左:登山道横のシロヤシオ 右:青空コースの釈迦ヶ岳ビューポイント

青空コースは日影の乏しい砂利道のコースで、風情はまったくなかった。逆回りにするか、カットしたほうがよかったのかもしれない。途中釈迦ヶ岳のビューポイントがあって、それだけがこのコースの救いだった。

青空コースを抜けて、大間々台への広々とした道をてくてくと歩いていると、山の神があれ!と声をあげ森の中を指さした。その指の先には、微動だにしないシカがたたずんでいた。まるでニホンカモシカのようにじっとして動かない。写真を撮った後も、しばらくシカから目を離さずにいたが、まったく動かなかった。

 
左:大間々台手前で微動だにしないシカを発見 右:ヤマツツジを接写

大間々台手前で、今度はジモティ(女性)に声をかけられた。グミは咲いてましたか? グミの花というものが、どんな花なのか山の神も私もまったく知らなかった。思わず聞き返してしまった。どんな花ですか? 白くて垂れ下がって咲いているのよ。家に帰って検索してみて、ああ、これなのかと得心した。

10:40大間々台に到着し、森の中のテーブルとベンチの一角を山の神と占有し昼食にした。お隣にはピクニックに来たと思しき小さいお子さんを連れたハッピーそうな家族。われわれが昼食をとっているかたわらを出発していく団体がいて、こんな時間からいったいどこまで登るのだろうかといぶかしく傍観した。


いいねえ、青空と新緑

11:17大間々台を出て、元来た道を戻った。恐らく大間々台までだろうと思われるハイカーと多くすれ違った。

11:48小間々台の駐車場に到着。車のドアを開けると、サンシェードをしていたにも関わらず、もあっとした空気が流れ出し、今日の暑さを痛感させられた。帰りは寄り道もせずに東北道のSAで休憩したくらいでまっすぐ帰宅。渋滞にはまることもなく14:30には到着していた。

参考:シロヤシオ&ヤマツツジ満開の八方ヶ原・大入道


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« どうして?駒ヶ根 | トップ | 日立市の大煙突の話 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

山行~尾瀬・栃木・茨城」カテゴリの最新記事