目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

一夜山

2011-04-19 | 山行~信越

標高 1562.2m 長野県

2001年4月29日(日) 晴れのち曇り 

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:30西岳分岐駐車スペース9:40--10:50九十九折の林道途中で休憩11:03--11:30一夜山山頂(昼食)12:40--13:35広場13:57--14:10駐車スペース

前泊は、国民宿舎の旅館横倉。前々日西岳林道から一夜山を目指したのだが、雪のため通行不可で、引き返さざるをえず、その日は観光とあいなった。そして、本日はコースを変えて財又から林道を上がっていく。西岳林道と合わさる分岐付近まで車で上がって行けた。でも人っ子一人いない。もうちょっと温かい季節になれば、絶好のハイキングコースなんだろうけど。山開きがまだだから、こんなもんなんだろう。

001p4290504_2山の神をパチリと写して、さあ、出発。さらさらと雪融け水が傍らを流れている。ちょっと進んでいくと、激しく削られた斜面の横を通る。落石がありそうで、早足で通過する。今度は雪が現れる。人がいないのはこのせいか。山開きというのは、そうか雪が融けて、歩き安くなったよ、という印でもあるのか。

それなりに斜度があり、連続するカーブの道を登っていく。場所によっては積もった雪が層をなしていて、それにひび割れが生じて巨大なブロックと化している。その雪の巨大ブロックが道の斜面からずり落ちそうになっていたり、道を塞ぎ、かろうじて路肩の隅っこだけが歩けるようなところもあったりで、なかなかスリリングな登山となる。ただたんに雪が着いている道なら、アイゼンつければOKとなるが、そうではなく、非常に歩きにくい道だった。

休憩せずに粘って雪道を歩いたせいで、だいぶ疲労が増してきた。山頂まで歩きとおすには、まだ距離があると思い、小休止をとる。再び歩き始めると、すぐに「山頂まで500m」という道標が出てくる。なんだ、休まず山頂まで行ったほうがよかったんじゃ、と山の神に声をかける。とはいったものの、いっこうに山頂にたどりつかない。

002p4290505 一夜山山頂

11:30一夜山山頂にようやく着いた。やっぱり人はいない。マイナーだからかね。昭文社の登山地図には出ているんだから、それなりに登山者はいるはずだろうけど。たんに山開き前だからということなのだろうか。

それにしてもこんなに雪があるとは予想だにしなかった。ただこの陽気でだいぶ融けてはきているようだ。

003p4290507 00p4290508_2
左:一夜山の標柱 右:手前が戸隠連峰、奥が北アルプス

山頂は、眺めがいい。昨日登った飯綱山山頂の展望もよかったが、ここも飯綱山に匹敵するくらいだ。その飯綱山は、ふと東を向くと、雄々しくそびえていた。

白い峰々を眺めながら、宿で作ってもらったお弁当を食べる。いつのまにやら、山の神は雪盲よけにサングラスをしている。

004p4290509 飯綱山の雄姿

12:40山頂を後にする。結局誰も山頂には来ず、山の神とふたり貸切状態だった。途中林道を下ったところにある、ちょっとした広場で休憩をとり、ピストンでまっすぐ車をとめた地点へ舞い戻った。14:10に到着。雪深かった分時間を費やした感じだ。

帰りは戸隠に戻って、戸隠神社奥社を歩く。ここも雪がたっぷりと残っていていた。またそれが旅の趣を増すというものだ。長い参道を歩いて、どんづまりで階段を上がり、文字通り奥にある奥社を参拝して、戸隠を後にした。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 生還のカギは、サードマン現象? | トップ | 沼津アルプス »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

山行~信越」カテゴリの最新記事