39ギター

35年ぶりに弾き始めたクラシックギター
神経痛と戦いながら
どこまでバッハに迫れるか
蝶も花もアーチェリーもあるよ

ちょっとした言葉の選び方や送り仮名

2013-11-05 22:52:38 | 俳句川柳

こんばんは
休み明けの何となくダルい一日でしたが、たまっていた仕事も全体的に一段落した状態なのでわりとのんびりしていました。
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久しぶりに近所の山野草の好きなお宅で

Dsc01707

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Dsc01708

これからは花が少なくなるので散歩も寂しいですね
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今日の季語は夏の季語で「蛍袋」
本によれば
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キキョウ科の多年草で山野に自生。高さ50センチほどとなり、六月頃岐れた茎に釣鐘状の花が下向きに開く。白に近いものと淡い赤紫のものがあり、内側に紫の斑点がある。捕らえた蛍をこの花に入れるというところから名がついた。
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どうしていきなり6月頃の夏の季語を出して来たかというと、こんな句がある
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逢ひたくて蛍袋の灯をともす 岩淵喜代子
思いの人を待っている乙女心が伝わって来る・・・
この「逢ひたくて」ですが、ボクが半年ぐらい前に作った句
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会いたくて入道雲に願かける 39ギター
の「会いたくて」と意味は同じなんですが、「逢ひたくて」と「会いたくて」では全然情感が違いますよね。
まあボクの場合は何も考えずに感じたことをズバリと言っているだけなので、いわゆる普通の言葉使いなんですね。
一方、これを俳句にするにはやはりどの漢字を使うか送り仮名も古いものを使うとか考えるんですね。
俳句は音にして読むとその言葉としての意味は伝わってきますが、これに文字の視覚的イメージが加わると全然変わって来るといういい例ですよね。
こんなことを考えていたときふと思ったんですが、例えば
「南南西の雲の峰」と「北北東の雲の峰」では全然雰囲気が違いますよね。
南南西だと暖かい穏やかな感じがしますけど北北東だと冷たく荒れた空を連想しませんか?単に方角だけなんですけど漢字の持つイメージと方角の持つイメージね・・・
他にもいろいろあるんでしょうね、ちょっとした言葉の選び方や送り仮名で雰囲気が全然変わってくるんでしょうね。
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今日の季語は「嫁が君」
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鼠のこと。新年の忌み言葉のひとつで、三が日の間はこのように呼ぶ。鼠は、穀物を荒らすなど害を及ぼしはするが、かつては身近な動物だった。嫁が君の呼び名には、御伽噺の「鼠の嫁入り」を思わせるような親しみがある。
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以前ハムスターを飼っていましたが、かわいいですよね。ハムスターと鼠の違いはしっぽの長さだけでしっぽが短いのがハムスターで長いのが鼠だと思っているのですが、じゃあどうして鼠だけが嫌われるんでしょうか・・・
ここで一句
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嫁が君勝手の姑追い払い 39ギター
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