39ギター

35年ぶりに弾き始めたクラシックギター
神経痛と戦いながら
どこまでバッハに迫れるか
蝶も花もアーチェリーもあるよ

トンチンカンな理解かも

2013-07-12 23:01:36 | 俳句川柳

こんばんは
今日は朝から曇っていてずっとこのままかなと思っていたら少しずつ雲が薄くなって来て時々日が射してきました。
まあ、薄曇りがずっと続いていましたね。
気温は29℃でも風が吹いていて気持ちよく過ごせました。
まあ、でもエアコンはギリギリセーフですね、あと1℃上がるともうだめでしょうね。
・・・
テレマンの「忠実な音楽の師」を聴いています。
テレマンが音楽愛好家などを対象に定期的に発行した楽譜集で様々な作品が収められています。当時の音楽愛好家はこれから色々な音楽について幅広く勉強したんでしょうね。
もう一人のテレマンがいます。我らが『忠実なる俳句の師』照れまん先生です。
今日はその照れまん先生にいいことを教えていただきました。
簡単に書くとこの2つ「俳句は一人称の文芸」「二物取り合わせ」です。
一つ目は、俳句は常に「私は・・・」と言うことです。
つまり何を書いても常に私が主語で、なにがどうだとか、あれがこうだとなる訳です。
「あの人はこうした」とかではないので、あまり抽象的な表現はふさわしくないようです。
この一人称と言うのは解ったようで実は理解するのもなかなか難しく、少しずつ実践しながら理解していく必要があるようです。
二つ目の「二物取り合わせ」は、言い換えれば時空を隔てた二つのものを詠むことで広がりを持たせると言うことです。
時空、つまり上と下、こっちとあっち、近い遠い、あの時とこの時、こういったことをうまく使うと言うことです。
考えてみれば、ボクは今まで一物表現だったと思います。
じゃあ、すぐに二物取り合わせが出来るかと言うとこれもなかなか難しく、今日のウォーキング中ずっと考えていました。
体を動かしながら考えると色々とアイデアがわいてきます。
例えば
~~~
蟻の道仰げば飛行機雲を引く 39ギター
~~~
かなり強引ですが、地面の蟻の行列を見て夏を感じふと空を仰ぐと飛行機雲が線を引いて盛夏を感じたと言うことですが、確かに地上と上空の対比が空間を広げて単に蟻の行列とか飛行機雲と言うよりよほど広い空間を感じることが出来ますね。
ちなみに、蟻の道は夏の季語です。
さらに例えば
~~~
女郎蜘蛛虎視眈々と雲の峰 39ギター
~~~
これもかなり強引で何の意味だろうと思いますが、垣根に巣を張った女郎蜘蛛が虎視眈々と獲物を待っているその鋭い目には夏の入道雲が写っている、「夏だなあ」みたいな?
すぐ近くの小さいものと遠くの大きなものの対比ですよね。
あと、時間的な過去と現在あるいは未来の様な対比も考えられますね。
こういった表現が「二物取り合わせ」なんでしょうね。
この二つの句は共に一人称で「私はこんなものを見て夏だなあと感じた」と言うことなんですね。
~~~
黄金色宝の稲穂雁渡る 39ギター
~~~
いきなり秋の句になりましたが、たわわに垂れた稲穂の列と列を作って渡る雁の姿の相似、ちょっとだけ「いねかり」の洒落含みでおもしろい。
土地に根ざした稲の収穫と、高い空を遠い地を目指して飛んでいく雁の対比ですね。
「俳句は一人称の文芸」と「二物取り合わせ」について勉強しました。もしかしたらトンチンカンな理解になっているかもしれませんが、まあ近いものだと思います。
・・・
あ~面白かった、しばらくこだわってみよう・・・
最近家の前の夏草の茂みに三毛猫がいます。いつも同じところで涼んでいるようです。
写真を撮ってみたんですが、手前の草にピントがあってしまいます。

Dsc01152

先日puさんにネジバナの写真でピントが合わないときに草の横に自分の指を出してピントを合わせておいてシャッターを切る方法を教えてもらいましたが、今回はそれは出来ません。
手動で猫にピントが合わせられるといいのですが、オートフォーカスのコンデジではそんなことは出来ません。
どうしましょう・・・
やっぱり無理ですね・・・