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アジアと小松

アジアの人々との友好関係を築くために、日本の戦争責任と小松基地の問題について発信します。
小松基地問題研究会

まだ間に合う

2013年06月26日 | 公園論
まだ間に合う

 昨日(6/25)の石川県議会では、川県議が「2003年度の提言と今回の整備内容の矛盾」を指摘しましたが、谷本知事は「丁寧な手順を踏んだ」、鈴木土木部長は「提言に沿った内容」と強弁しました。
 この日、「11/27の金沢市景観審議会みちすじ部会」の議事録が開示され、その中に注目すべき点がいくつかあります。

(1)芝生広場の舗装を止めよう
 会議の最後に部会長が「園内に設置される構造物や舗装材については、実施計画案の段階で再度当部会にて審議させていただきたい」と締めくくっていますが、金沢市景観政策課の課長補佐に確認したところ、「今日(6/25)までに、おこなわれていない」というお返事でした。
 中央公園の「縁石などの工事」が「構造物や舗装材」に該当すれば、金沢市景観審での再審議を経ずに着工したことになり、「芝生広場の舗装」をさすならば、金沢市景観審みちすじ部会の審議にかけてからになります。まだ間に合います。

(2)「伐採ではなく、園外移植」と説明
 11/27みちすじ部会議事録の最初のページに、A委員が県提出資料(写真)を見て、「移植対象木が49本とあるが園内に移植するのか」と質問し、事業課(石川県公園緑地課)は「基本的には園外に移植する」と答えています。
 石川県が金沢市景観審議会に、「伐採ではなく、移植」と説明していたのではないでしょうか。これは大変なことです。7枚目には、E委員は「もう少し伐採する樹木を減らすなど…」と意見を述べているように、金沢市景観審みちすじ部会は樹木伐採を承認していないようです。

(3)3/28景観審議会でも伐採に異論噴出
 3月28日の第2回景観審議会議事録(金沢市ホームページ)でも、E委員は「(本多の森公園や中央公園の樹木が)ばっさりどんどん切られていくという現実があるので、市は総合的に森の都を形成したいのか、したくないのか」と、中央公園の再整備に不快感を表明しています。
 また、「四高時代に由来する樹木につきましては極力残していく」「大きく生長した樹木をある程度維持しつつ」「樹木を切ったらマイナスになりますから」などという発言がありました。

(4)谷本知事の暴論を糺す
 このように、樹木伐採に異論があるにもかかわらず、事業課(石川県公園緑地課)は「残すことでかえって景観が悪くなる」などと詭弁を弄し、谷本知事は玉川公園とは「意見の反映方法は異なる」から、市民から意見を聞かなくてもよいかのような暴論を展開しました。
 しかし、都市公園法では、玉川公園は「近隣公園(500m内外に居住する住民の利用)」、中央公園は「地区公園(1km内外に居住する住民の利用)」と位置づけられています。いずれも、周辺住民が利用するための都市公園であることに変わりはありません。

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