アジアと小松

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小松基地問題研究会

20210925 Aブドウ園に発生したシタベニハゴロモ

2021年09月25日 | 自然
Aブドウ園に発生したシタベニハゴロモ

 9月17日、金沢市役所から、「Aブドウ園の人が、シタベニハゴロモについて相談したいので、連絡をとってほしい」という電話がかかってきた。折り返しAさんに電話し、M住宅から数キロのところにあるAブドウ園で会うことにした。
 ブドウ園の周辺の道路脇には、ニワウルシ(シンジュ)やその幼木が自生しており、ここで発生したシタベニハゴロモがブドウ園に侵入していると思われた。
 ブドウ園内に入ると、スミチオンの定期散布(収穫後)で落下したシタベニハゴロモの成虫の死骸が散乱し(左写真)、昨年付着した卵塊があり(右写真)、今年付着したばかりの卵塊があり(下写真)、成虫があちこちのツルに止まっている(右写真)。

  

 9月22日再訪して調査すると、道路を挟んだ藪の中に、ニワウルシの大木がそびえ(左写真)、根元にはシタベニハゴロモがびっしりと密集している(右写真)。震源地はここだと確信した。参加していたB研究者はシタベニハゴロモはブドウよりもニワウルシを好むので、まずはニワウルシの除去を提案していた。

 

 M住宅のシタベニハゴロモは産卵の真っ最中で、そろそろ収束に向かうが、昨秋からの卵塊除去、ニワウルシ幼木の除去、ニワウルシ成木の伐採(13本)などで、昨年よりも相当に減少している。
 西側は18本中5本が伐採され、13本が残されている。9月9日から23日(2週間)の除去数を比較すると、2020年は223匹、2021年は120匹で、総数としては半減している(西側のみの比較)。
 昨年の全除去数(西、東、南)は約3000匹であり、格段の減少である。東側は8本中6本が伐採され2本が残り、南側は2本とも伐採され、吸汁対象がなくなった。
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