ミサイルと燃料タンク落下を弾劾する
マスコミ報道によると、7日午前8時45分ごろ、航空自衛隊小松基地(石川県小松市)の北北東約4キロの上空で、同基地所属のF15戦闘機の左主翼に設置されていた燃料タンク(直径0.8m、長さ6.6m、重さ155.6キロ)1本と空対空模擬ミサイルの一部が落下した。破損したタンクなどは能美市内で見つかった。落下直前に同基地の管制官が機体から火が出たのを確認している。
空自によると、落下したタンクは、胴体と両主翼の下部に取り付けられていた3本の1本。取り付け部分を残し、大きく三つに分解した。模擬ミサイルはその横に設置されており、後部の羽根部分が落ちた。タンクが落下する際にぶつかって破損した可能性がある。
小松基地での緊急着陸は10年間で50回を超えている(下記一覧表参照)。滑走路直下の住民はこんなに危険なところで暮らしている。住民は戦闘機が飛ぶたびに首をすくめ、その度に落ちてくるのではないかと不安がよぎる。今回の事故は偶然ではなく、必然だ。毎年、航空祭の1ヶ月ほど前から小松基地での訓練が特に激化する。10/30小松基地航空祭を中止し、静かな空を返せ。
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緊急着陸報告書(第6航空団 2001~2010年)
事故期日 機種 概要
2001.4.17 F15 右エンジンの不具合→緊急状態宣言→直線進入でBAK12の拘束により着陸
2001.5.1 F15 警報音声の発生、警報灯の点灯→緊急状態宣言→GCAの誘導により着陸
2001.7.19 F15 脚系統の異常(ライトの消灯)→緊急状態宣言→BAK12を使用して着陸
2002.12.13 F15 ライトの点灯→緊急状態宣言
2002.12.17 F15 警報灯の点灯、警報音の発生→訓練中止→緊急状態宣言→直線進入により着陸
2003.4.11 F15 警報灯の点灯→緊急状態宣言→直線進入により着陸
2003.5.13 F15 ××灯点灯せず、警報灯点灯、警報音発生→緊急状態宣言→直線進入により着陸
2003.5.29 F15 3番機から××との通報→訓練中止→緊急状態宣言→ダイレクトベースにより着陸
2003.6.12 F15 機体振動、××の点灯→緊急状態宣言→ダイレクトベースにより着陸
2003.8.19 F15 飛行中××に振れ、××計が低下→緊急状態宣言→GCA進入で着陸
2003.9.24 F15 降下中××するのを認め→緊急状態宣言→直線進入で着陸
2003.11.14 F15 訓練開始後マスターコーションライト点灯→緊急状態宣言→直線進入により着陸
2003.12.16 F15 2番機より「左右の××している」と通報→緊急状態宣言→直線進入により着陸
2004.3.1 T4 飛行中、計器類点検→××の点灯→緊急状態宣言→GCAのレーダー誘導で着陸
2004.4.21 F15 機体後方異音、××計指示が振れ、××までジャンプ→緊急状態宣言→直接進入着陸
2004.6.24 T4 飛行中「ドン」という体感→左右外装燃料タンク落下→緊急状態宣言→R/W06により着陸
2004.7.22 F15 ビットコントロールパネルの××、××が同時点灯→緊急状態宣言→BAK12を使用着陸
2004.8.2 F15 飛行中、××警告灯点灯→緊急状態宣言→ストレートインにより着陸
2004.8.10 F15 飛行中計器点検→左右の××を認めた→緊急状態宣言→ストレートインにより着陸
2004.9.21 F15 連続離着陸中、××コーションライト点灯→緊急状態宣言→直接進入、BAK12を使用着陸
2004.10.12 F4E 水平飛行中、××ライトの点灯→緊急状態宣言→直線進入により着陸(第5航空団)
2004.10.27 F15 水平直線飛行中×警報灯の点灯→緊急状態宣言→ストレートインにより着陸
2004.11.2 F15 警告音の発生、マスターコーションライトの点灯→緊急状態宣言→ストレートイン着陸
2004.11.15 F15 警告音発生、マスターコーションライト点灯→緊急状態宣言→ストレートインにより着陸
2004.11.17 F15 発生警告音発生、××計の異常指示→緊急状態宣言→直接進入、BAK12を使用着陸
2005.2.25 F15 マスターコーションライトなど点灯→緊急状態宣言→ストレートインにより着陸
2005.7.8 F15 マスターコーションライトなど点灯→BCPの××が点灯→緊急状態宣言→通常の着陸
2005.10.21 F15 警告音発生→緊急状態宣言→ダイレクトベースにより着陸
2005.12.21 F15 ××の指示が突然××し→緊急状態宣言→VFRの直接進入により着陸
2006.1.13 F15 ××ライト点灯せず、警告灯点灯、警告音発生→緊急状態宣言→直線進入
2006.2.10 F15 ××計の固着→緊急状態宣言→VFRの直接進入
2006.6.29 F15 警告灯、××ライト点灯→緊急状態宣言→ASR進入→BAK12HITにより着陸
2006.7.5 T4 マスターコーションライトなどの点灯→緊急状態宣言→ASR誘導により着陸
2006.7.24 F15 着陸復行→天候不良→浜松へのダイバート→LOW FUEL→緊急状態宣言→VFR着陸
2006.9.7 F15 天候急変→LOWFUL→緊急状態宣言→ショートパターンによるGCA誘導着陸
2006.11.10 F15 機体振動→ストレートインで仮滑走路に進入→緊急状態宣言→着陸
2006.12.18 F15 ××不能→戦域離脱→××と判明→緊急状態宣言→直線進入→指向信号による着陸
2007.3.14 F15 意図しない機体の動き、××のトランジェント→緊急状態宣言→BAK12の拘束着陸
2007.4.16 F15 マスターコーションライト点灯→訓練中止→BCPの××点灯→直線進入により着陸
2007.7.18 F15 G空域への途中、マスターコーションライトなど点灯→緊急状態宣言→ワイドベース着陸
2007.10.23 F15 ××灯点灯せず、警告灯点灯、警告音発生→緊急状態宣言→BAK12拘束により着陸
2007.12.10 F15 マスターコーションライトなど点灯→緊急状態宣言→ダイレクトベース着陸
2008.2.19 F15 警告灯点灯、警告音発生→緊急状態宣言→ストレートイン着陸
2008.9.17 F15 飛行中××の低下→訓練中止→緊急状態宣言
2008.9.19 F15 飛行中××ライトの点灯→緊急状態宣言→BAK12HITにより着陸
2009.5.25 F15 訓練中××系統の不具合→緊急状態宣言→PARにより着陸
2009.6.15 F15 帰投中××ライトの点灯→緊急状態宣言直線侵入着陸
2009.8.21 F15 降雨→PARアプローチ→ミストアプローチ→残燃料不足→緊急状態宣言→岐阜基地へ
2009.10.7 F15 帰投時脚ハンドル下げ→××が消灯のまま→緊急状態宣言→ストレートイン着陸
2009.12.4 F15 胴体着陸
2009.11.19 F15 水平直線飛行中××を感じた→緊急状態宣言→ダイレクトベース着陸
2010.1.22 F15 水平直線飛行中コーションライト点灯→緊急状態宣言→GCAにより小松飛行場へ
2010.5.20 F15 離陸7分後××ライト点灯→緊急状態宣言→ダイレクトダウンウインド着陸
2010.6.1 F15 ××コーションライト点灯→訓練中止→緊急状態宣言→直線進入により着陸
2010.7.16 F15 水平直線飛行中××ライト点灯→緊急状態宣言→直線進入により着陸
2010.9.27 F15 訓練中××点灯→訓練中止→緊急状態宣言→直線進入により着陸
2010.10.6 F15 車輪ランプ点灯せず→BAK12で緊急着陸
2010.11.16 F4 緊急着陸
★情報開示調査の期間は2001年1月~2010年9月までの約10年分。
★10年間で50回もの「緊急状態宣言→緊急着陸」でがあるが、マスコミ発表されるのはごく僅かである。
★10回もBAK12(滑走路上に張られたロープにフックをかけて強制停止)で着陸している。
マスコミ報道によると、7日午前8時45分ごろ、航空自衛隊小松基地(石川県小松市)の北北東約4キロの上空で、同基地所属のF15戦闘機の左主翼に設置されていた燃料タンク(直径0.8m、長さ6.6m、重さ155.6キロ)1本と空対空模擬ミサイルの一部が落下した。破損したタンクなどは能美市内で見つかった。落下直前に同基地の管制官が機体から火が出たのを確認している。
空自によると、落下したタンクは、胴体と両主翼の下部に取り付けられていた3本の1本。取り付け部分を残し、大きく三つに分解した。模擬ミサイルはその横に設置されており、後部の羽根部分が落ちた。タンクが落下する際にぶつかって破損した可能性がある。
小松基地での緊急着陸は10年間で50回を超えている(下記一覧表参照)。滑走路直下の住民はこんなに危険なところで暮らしている。住民は戦闘機が飛ぶたびに首をすくめ、その度に落ちてくるのではないかと不安がよぎる。今回の事故は偶然ではなく、必然だ。毎年、航空祭の1ヶ月ほど前から小松基地での訓練が特に激化する。10/30小松基地航空祭を中止し、静かな空を返せ。
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緊急着陸報告書(第6航空団 2001~2010年)
事故期日 機種 概要
2001.4.17 F15 右エンジンの不具合→緊急状態宣言→直線進入でBAK12の拘束により着陸
2001.5.1 F15 警報音声の発生、警報灯の点灯→緊急状態宣言→GCAの誘導により着陸
2001.7.19 F15 脚系統の異常(ライトの消灯)→緊急状態宣言→BAK12を使用して着陸
2002.12.13 F15 ライトの点灯→緊急状態宣言
2002.12.17 F15 警報灯の点灯、警報音の発生→訓練中止→緊急状態宣言→直線進入により着陸
2003.4.11 F15 警報灯の点灯→緊急状態宣言→直線進入により着陸
2003.5.13 F15 ××灯点灯せず、警報灯点灯、警報音発生→緊急状態宣言→直線進入により着陸
2003.5.29 F15 3番機から××との通報→訓練中止→緊急状態宣言→ダイレクトベースにより着陸
2003.6.12 F15 機体振動、××の点灯→緊急状態宣言→ダイレクトベースにより着陸
2003.8.19 F15 飛行中××に振れ、××計が低下→緊急状態宣言→GCA進入で着陸
2003.9.24 F15 降下中××するのを認め→緊急状態宣言→直線進入で着陸
2003.11.14 F15 訓練開始後マスターコーションライト点灯→緊急状態宣言→直線進入により着陸
2003.12.16 F15 2番機より「左右の××している」と通報→緊急状態宣言→直線進入により着陸
2004.3.1 T4 飛行中、計器類点検→××の点灯→緊急状態宣言→GCAのレーダー誘導で着陸
2004.4.21 F15 機体後方異音、××計指示が振れ、××までジャンプ→緊急状態宣言→直接進入着陸
2004.6.24 T4 飛行中「ドン」という体感→左右外装燃料タンク落下→緊急状態宣言→R/W06により着陸
2004.7.22 F15 ビットコントロールパネルの××、××が同時点灯→緊急状態宣言→BAK12を使用着陸
2004.8.2 F15 飛行中、××警告灯点灯→緊急状態宣言→ストレートインにより着陸
2004.8.10 F15 飛行中計器点検→左右の××を認めた→緊急状態宣言→ストレートインにより着陸
2004.9.21 F15 連続離着陸中、××コーションライト点灯→緊急状態宣言→直接進入、BAK12を使用着陸
2004.10.12 F4E 水平飛行中、××ライトの点灯→緊急状態宣言→直線進入により着陸(第5航空団)
2004.10.27 F15 水平直線飛行中×警報灯の点灯→緊急状態宣言→ストレートインにより着陸
2004.11.2 F15 警告音の発生、マスターコーションライトの点灯→緊急状態宣言→ストレートイン着陸
2004.11.15 F15 警告音発生、マスターコーションライト点灯→緊急状態宣言→ストレートインにより着陸
2004.11.17 F15 発生警告音発生、××計の異常指示→緊急状態宣言→直接進入、BAK12を使用着陸
2005.2.25 F15 マスターコーションライトなど点灯→緊急状態宣言→ストレートインにより着陸
2005.7.8 F15 マスターコーションライトなど点灯→BCPの××が点灯→緊急状態宣言→通常の着陸
2005.10.21 F15 警告音発生→緊急状態宣言→ダイレクトベースにより着陸
2005.12.21 F15 ××の指示が突然××し→緊急状態宣言→VFRの直接進入により着陸
2006.1.13 F15 ××ライト点灯せず、警告灯点灯、警告音発生→緊急状態宣言→直線進入
2006.2.10 F15 ××計の固着→緊急状態宣言→VFRの直接進入
2006.6.29 F15 警告灯、××ライト点灯→緊急状態宣言→ASR進入→BAK12HITにより着陸
2006.7.5 T4 マスターコーションライトなどの点灯→緊急状態宣言→ASR誘導により着陸
2006.7.24 F15 着陸復行→天候不良→浜松へのダイバート→LOW FUEL→緊急状態宣言→VFR着陸
2006.9.7 F15 天候急変→LOWFUL→緊急状態宣言→ショートパターンによるGCA誘導着陸
2006.11.10 F15 機体振動→ストレートインで仮滑走路に進入→緊急状態宣言→着陸
2006.12.18 F15 ××不能→戦域離脱→××と判明→緊急状態宣言→直線進入→指向信号による着陸
2007.3.14 F15 意図しない機体の動き、××のトランジェント→緊急状態宣言→BAK12の拘束着陸
2007.4.16 F15 マスターコーションライト点灯→訓練中止→BCPの××点灯→直線進入により着陸
2007.7.18 F15 G空域への途中、マスターコーションライトなど点灯→緊急状態宣言→ワイドベース着陸
2007.10.23 F15 ××灯点灯せず、警告灯点灯、警告音発生→緊急状態宣言→BAK12拘束により着陸
2007.12.10 F15 マスターコーションライトなど点灯→緊急状態宣言→ダイレクトベース着陸
2008.2.19 F15 警告灯点灯、警告音発生→緊急状態宣言→ストレートイン着陸
2008.9.17 F15 飛行中××の低下→訓練中止→緊急状態宣言
2008.9.19 F15 飛行中××ライトの点灯→緊急状態宣言→BAK12HITにより着陸
2009.5.25 F15 訓練中××系統の不具合→緊急状態宣言→PARにより着陸
2009.6.15 F15 帰投中××ライトの点灯→緊急状態宣言直線侵入着陸
2009.8.21 F15 降雨→PARアプローチ→ミストアプローチ→残燃料不足→緊急状態宣言→岐阜基地へ
2009.10.7 F15 帰投時脚ハンドル下げ→××が消灯のまま→緊急状態宣言→ストレートイン着陸
2009.12.4 F15 胴体着陸
2009.11.19 F15 水平直線飛行中××を感じた→緊急状態宣言→ダイレクトベース着陸
2010.1.22 F15 水平直線飛行中コーションライト点灯→緊急状態宣言→GCAにより小松飛行場へ
2010.5.20 F15 離陸7分後××ライト点灯→緊急状態宣言→ダイレクトダウンウインド着陸
2010.6.1 F15 ××コーションライト点灯→訓練中止→緊急状態宣言→直線進入により着陸
2010.7.16 F15 水平直線飛行中××ライト点灯→緊急状態宣言→直線進入により着陸
2010.9.27 F15 訓練中××点灯→訓練中止→緊急状態宣言→直線進入により着陸
2010.10.6 F15 車輪ランプ点灯せず→BAK12で緊急着陸
2010.11.16 F4 緊急着陸
★情報開示調査の期間は2001年1月~2010年9月までの約10年分。
★10年間で50回もの「緊急状態宣言→緊急着陸」でがあるが、マスコミ発表されるのはごく僅かである。
★10回もBAK12(滑走路上に張られたロープにフックをかけて強制停止)で着陸している。