アジアと小松

アジアの人々との友好関係を築くために、日本の戦争責任と小松基地の問題について発信します。
小松基地問題研究会

米軍戦闘機緊急着陸の詳細を公表せよ

2014年11月14日 | 小松基地(事故、緊急着陸)
米軍戦闘機緊急着陸の詳細を公表せよ

 11月14日の各紙朝刊に、「13日午前10時15分ごろ、航空自衛隊小松基地に、日米共同訓練に参加していた米軍三沢基地所属のF16戦闘機1機が『油圧系統に不具合が発生した』として緊急着陸した。不具合が発生したF16は午前9時ごろ小松基地を離陸し、小松市沖の訓練空域に向かい、同9時半ごろに不具合発生を基地側に伝えた」という記事が掲載された。

 北陸中日新聞には、米軍機の緊急着陸ははじめてと書かれているが、今回の米軍機の緊急着陸は少なくとも3回目である。確認できる1回目は2011年6月28日で、米軍A-10戦闘機が韓国(烏山)から三沢基地に向かう途中、「右側エンジンにトラブル」「油圧系統の不具合」が起きて、小松基地に緊急着陸した。

 確認できる2回目の時期は不明(2008~11年の間)だが、「飛行と安全」(2012年7月2日)に、1等空尉福田隼さんが「小松基地でおこなわれた日米共同演習で、米軍機F18の燃料が少なくなり、小松飛行場に緊急着陸した」と書いている。

 以前小松基地に、「米軍機が小松基地に緊急着陸した場合の報告システムはあるのか」と質問したのにたいして、小松基地は「ない」と答えているように、米軍機の緊急着陸についてはマスコミにも、行政にも知らせてこなかった。

 今回の発表では、日本海G空域での訓練と言っているが、白山から立山にかけてのJ空域での訓練もおこなわれており、陸上での事故も予想されている。しかも、米軍F16戦闘機にどのような兵器を搭載しているのかも知らされていない。

 小松基地は過去及び今回の米軍戦闘機緊急着陸の詳細を公表せよ。
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