アジアと小松

アジアの人々との友好関係を築くために、日本の戦争責任と小松基地の問題について発信します。
小松基地問題研究会

陸上自衛隊金沢駐屯地(第14普通科連隊)様

2012年10月21日 | 小松基地(総合)
 去る2010年9月2日に金沢三小牛山演習場で起きた「中隊訓練(武装走)における隊員死亡事故」について、陸上自衛隊金沢駐屯地(第14普通科連隊)に下記の質問状を送りました。事故概要については省略しましたが、9月30日付の当ブログを参照してください。
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陸上自衛隊金沢駐屯地(第14普通科連隊)様
                          2012年10月20日
                          小松基地問題研究会
 
 去る2010年9月2日に、金沢三小牛山演習場で起きた「中隊訓練(武装走)における隊員死亡事故」について、以下いくつか質問しますので、誠実な回答を求めます。
(事故概略については省略)

(1)参加隊員への問診について
①当日、問診をおこなった「担当陸曹」の階級を教えてください。
②「担当陸曹」は医学上の資格(看護師など)を持っていますか。
③朝礼後の問診と出走前の問診の項目を教えてください。
④これらの問診によって、訓練から除外した隊員は何人いますか。
⑤朝礼後の問診にはどれくらいの時間を要しましたか。
⑥出走直前の問診にはどれくらいの時間をかけましたか。
⑦問診の結果「死亡3曹異常なし」とのことですが、具体的に教えてください。
⑧訓練参加隊員約50人の年齢構成を教えてください。

(2)安全係の配置について
①「報告書」に、中隊訓練の場合は4名で、連隊競技会の場合は21名の配置と書かれていますが、それぞれ、いつからこの人数配置をしているのですか。
②死亡事故後、中隊訓練では、何名の安全係を配置していますか。

(3)WBGT指数の計測について
①当日の計測は午前8時、10時30分、午後1時30分におこなわれていますが、計測の時間はあらかじめ決められていたのですか。
②当日の計測担当者と計測場所を教えてください。
③第1グループが出走した午前8時30分に、WBGT指数を調べなかったのですか。
④当日使用したWBGT指数の計測器は携帯型ですか。常時その変化を確認できる機種ですか。当日使用したWBGT指数計測器を教えてください(見せてください)。
⑤午前8時のWBGT指数は27.9であり、30分後の出走開始時間にはこの数値(28)を超えると予測しなかったのですか。
⑥午前8時の指数は「武装走(記録会等負荷大な錬成)は原則実施不可」とされる「28」に接近していますが、出走について誰が決定したのですか。
⑦今夏、武装走訓練を予定していて、当日になってWBGT指数が高くて、訓練を中止した日はありますか。

(4)給水について
①「WBGT指数27.8以上は1時間に1リッター以上の給水」とされていますが、当日の午前8時には、すでに27.9を示しており、具体的にどのような指示を行ったのですか。
②死亡した3等陸曹の水筒は満水だったと報告されていますが、出走前の給水を指導しなかったのですか。

(5)訓練コースについて
①3等陸曹が亡くなった地点は直前の500メートルを一気に標高差24メートルも駆け上がるコースです。このコース設定が合理的なものか、検討したことがありますか。
②上記検討の結果、どのような判断が出されましたか。
③訓練コースの視察を許可してください。
以上
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