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アジアと小松

アジアの人々との友好関係を築くために、日本の戦争責任と小松基地の問題について発信します。
小松基地問題研究会

20200807肝の据わらない図書館

2020年08月07日 | 読書
20200807腹の据わらない図書館(9月14日追伸)  石川県立図書館と金沢市立玉川図書館に『石川県ゆかりの表現者と戦争』を寄贈して、1ヶ月以上たつが、未だに蔵書検索ではヒットしない(8月7日)。まあ、石川県の名高い「偉人」を批判する小冊子なので、公開するのを躊躇しているのかも知れない?。  これまでに私が寄贈した小冊子には、『内灘から三里塚へ』(1989年)、『1932年上海爆弾事件後の尹奉 . . . 本文を読む
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20200707読書メモ『アート・テロリスト バンクシー』 (毛利嘉孝著2019年12月)

2020年07月07日 | 読書
20200707読書メモ『アート・テロリスト バンクシー』(毛利嘉孝著2019年12月)  戦中の作家について考えていて、戦中の落書きがひらめき、調べようと思っていた矢先に、『アート・テロリスト バンクシー』が目にとまり、とりあえず読んで、メモをした。戦中の落書きは「昭和特高弾圧史 5」のなかに、具体的に、大量に記録されている。 ブルー色の文字は投稿者の感想。 メモ (028)イギリスブリス . . . 本文を読む
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20200628『白薔薇通信』(1955年飜訳)

2020年06月28日 | 読書
20200628『白薔薇通信』(1955年飜訳)  わたしが『白薔薇は散らず』を手にしたのは1970年代、東京渋谷古書センターの榊原書店であった。その後、何十回も転居を続けたが、この本は肌身離さず持ちつづけ、ショル兄妹はいつも私の傍にいた。  1939年開戦3年後のドイツで、20歳代前半のショル兄妹らが反戦ビラを配布し、逮捕され、処刑された事件である。その事件の核心である『白薔薇通信』1~4号( . . . 本文を読む
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図書館の不自由宣言

2020年06月14日 | 読書
図書館の不自由宣言  日本図書館協会が、コロナウイス問題を理由に、図書館利用者の名簿作成方針を打ち出した。最も敏感に、言論統制をチェックしなければならない機関が、率先して言論統制の機関に化そうとしている。すでに、石川県立図書館を管轄する石川県教育委員会で検討会議も開かないで、県立図書館を40日間にわたって閉館したことに、異を唱えてきたが、来 . . . 本文を読む
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必見! 映画『ヒトラー暗殺、13分の誤算』

2020年02月28日 | 読書
必見! 映画『ヒトラー暗殺、13分の誤算』 2020年3月4日(水)PM 1:00~2:55 NHK BSP シネマで放映 『ヒトラー暗殺、13分の誤算』は2015年のドイツ映画。  1939年11月8日にヒトラー暗殺未遂事件を起こしたゲオルク・エルザーの人生を、1932年までさかのぼって描いたドラマ映画である。 【 https://ja.wikipedia.org/wiki/ 】 参考書籍 . . . 本文を読む
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20191203『統一への道にたたずんで』を読む

2019年12月03日 | 読書
『統一への道にたたずんで ある朝鮮人社会主義者の回想』 高性華著(2005年)/李宗樹訳(2019年)  目次 第一章 植民地の子  幼い日の記憶/麦飯に醤油/啓蒙運動がはじまる/新星少年団責任者 金基範と出会う 第二章 愛国者として起つ  日本へ渡る/反帝同盟の組織員になる/異国の地での逃避生活/帰郷/清津に行く/カン・チョル先生の死/南三郡に関する知らせ/二度目の帰郷 新祖国建設のために/ . . . 本文を読む
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20190803読書近況

2019年08月03日 | 読書
20190803読書近況  6月中には、小冊子「島田清次郎未発表エッセイから読み解く、その実像」を完成させるつもりで準備していたが、当初より大幅にひろがり、120ページほどになり、最後の詰めが残り、完成はお盆すぎになりそうだ。  その間、幾つかの読書をした。まずは、とある学習会で取り上げられた三島由紀夫の『金閣寺』(1956年発行)。読んでは見たものの、「金閣寺」とは何を暗喩しているのか。菅孝 . . . 本文を読む
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20190427短信 映画『金子文子と朴烈』と『1982年生まれ、キム・ジョン』

2019年04月27日 | 読書
20190427短信 映画『金子文子と朴烈』と『1982年生まれ、キム・ジョン』  数日前、『金子文子と朴烈』を見てきた。天皇制賛美の大洪水のなかで、1923年の「大逆罪」でっち上げの物語である。  昨日から、『1982年生まれ、キム・ジョン』を読んでいる。連れ合いから薦められた本である。世の男達こそ読むべき本である。  友人に貸した『過労死』が戻って来た。友人は、「ほとんど読めなかった」と . . . 本文を読む
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『過労死 その仕事、命より大切ですか』(牧内昇平2019年3月)

2019年03月31日 | 読書
『過労死 その仕事、命より大切ですか』(牧内昇平2019年3月)  来年3月に定年を迎える労働者からプレゼントされた1冊です。  読み進めていくと、友人がこの本をプレゼントしてくれた理由がわかりました。「第8章 心の病にたおれた『街の郵便屋さん』」でした。  そう、その友人は郵政労働者だったのです。  「自爆営業」の話しも出てきます。  連れあいの友人の息子さんも郵政労働者で、年の瀬が近づくと、 . . . 本文を読む
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20180802 「NHK 新世代の資本主義論」考

2018年08月02日 | 読書
「NHK 新世代の資本主義論」考  映画『マルクス・エンゲルス』を観てきた。『ライン新聞』時代から『共産党宣言』までの初期マルクスをある程度読んでいないと、理解できない難解な内容だった。「労働者階級によるたたかいの現場が描かれていない」という映評もあったが、私が20歳代のときなら、「私が歴史に書き込もう」と粋がったことだろう。  この映画が2017年ドイツで制作され、金沢でも上映開始前には数十 . . . 本文を読む
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