はい、そういうわけで「夏まだ」を旅行記とは別段でまとめます。
とは言っても、実は今年はペンとメモ帳を持っていくのを忘れたので出演者ごとの感想とかセトリは無理。まああったことや感想をダラダラと行きます。
雨やどりに寄っていたりしたもので、会場に着いたのは午後1時と開始時間ジャストオンタイム。ホントについたらすぐに始まった。
トップバッターは長崎東中学校・高校吹奏楽部。
金ちゃんの歌で最も人を食った「ちゃんぽん(歌詞だけなら
こちらに載ってます)」をフルオーケストラでやっちゃうあたり、今年もやっぱり気楽でいいなー、このイベント。
とはいえ変なところで真面目なのがこのイベント。今回は節電がキーワードで、昼にやるんだから特設照明は1機も入れないという状況。
野外ライブでアリですか照明いれないのって!?
まあ、ここに関してはアリなんですけどね。暗くなる前には終わりになるし。
それくらい会場は緩い空気が流れてます。
さて、今年もムンクさんを担ぎ上げているわけで、8月6日の稲佐山ではすっかりおなじみになりつつありますね。イベント中、MCで2回ほど(樋口さん&金ちゃん)軽く触れられましたし、会うスタッフ会うスタッフ「今年も来ましたねw」という反応をしていただいてますし。
だが、実はこれを持っているというのは大きな不都合がある。
ムンクさんはパンチングドールではないので、安定して自立ができず、置いておくとよっぽど安定していない限り倒れてしまう。ゆえに目立つためには持ちっぱなしになるんだが、こうなると片手は必ずふさがるということになる。
これだと
8月6日稲佐山名物、リンガーハットの焼きそば(ここでしか食べられません)を食べるのに非常に不便なんである。
過去数回の参加でこのことを学んだ食いしん坊ぬたりは今回秘密兵器を持ち込んでいた。
スーパーエクセレントストラップ2011INASAYAMAスペシャルを(単なる紐だ) これでムンクさんを後ろ向きに固定することにより、後ろから見てもムンクさんが目立つ。
これで両手はフリーとなったが、一か所しか止めないとやはり安定しない(左右にずれる)ことが分かった。来年は2本紐持ってかないとね。
ところで、この体勢で片手に缶ビール、片手にに焼きそば持ってる時に「写真撮ってもいいですか?」とやってきたお姉さん。
この体勢でお姉さんがムンクさんと並んで写真を撮るということは、ファインダー内の人物でぬたりだけはカメラに尻を向けるということになり、大変失礼をいたしました、はい。
でも、樋口さん効果か、今年は「写真を・・・」という方が多かったなあ。
ところで、会場に着いた時からぬたりには気になる人物が客席にいた。えっとねえ、
長崎で阪神タイガースのユニホーム着る、ってのはかなり人物としては特定されるんですわなあ。声をかける勇気もなかったんだが(案外小心者)、向こうが気付いてくれた。
やっぱり傘の又左衛門さんですかい。いやいや久しぶりですわ。ちょっと「長崎から」の雰囲気だなあ。
そんなこんなで会場でムンクさんと愛嬌をふりまいていると、ぬたりの元に一人の男性がやってきた。
いやいや
稲山訓央さん1年ぶりですねえ。去年は私のブログにコメントをいただいてありがとうございます
ってアンタ出演者やないの!! いやいや、この仕切りの緩さはたまらないですね。「長崎から」では出演者との談笑なんて絶対味わえないわ。実際主催の金ちゃんもちょくちょく物販コーナーに顔を出してはいろんな人に挨拶してましたし。
しかし、こういう緩いイベントにミュージックソー奏者の稲山さんを呼んでいるスタッフには拍手だ。ミュージックソーははっきりきっちりした音は出ないけど、緩い会場でのんびり聞くのはむちゃくちゃハマってんですよ。
特に稲佐山の夕日を眺めながら聞く「Melty Sunset(稲山さんのオリジナル曲)」なんてそりゃもうたまらないくらいに和みますな。これ名曲っすよ。ま、今回は昼時開催だったけども。
さて、今年は多少の人を引き寄せた樋口良一さんがやってきた。なんかもー「うわすげえ、樋口さんが8月6日の稲佐山に立ってるよ」と感動もひとしお。
歌唱曲は3曲しかなかったものの、「手紙」と「1/6の夢旅人2002」という名曲2曲があるわけだから、そらもーこっちとすれば嬉しいわけですよ。
↑「手紙」だけは公式動画なので貼っておく。つーかこれ
フルコーラスですよ。太っ腹!!
ただ、「手紙」はやっぱりそうそう自宅や車でかけられない曲になりつつあるよね。
だって、聴くと100%泣いちゃうんだものな。稲佐山でも大号泣。困ったもんだ。
「1/6の夢旅人2002」は盛り上げ曲である。歌う前に「阪神のユニホーム!(誰だか分るね)盛り上げてくれよ!! ムンクさん(これも誰だかわかるね)も!!」と、会場で一番盛り上がってた人間二人をピンポイントに名指し。ええもう周りが引くくらい盛り上がりましたとも。
ちょうどこの時遅れて会場にいらっしゃったいでぐちさんが引いて声かけられなくなるくらいにな(おい)
イベントのフィナーレは今年も出演者のほとんどで(と言うか会場全体で)「広島の空」を歌うんだが、ここでもしかしたらと思っていた嬉しいことが一つ。
樋口さんがさださんの曲歌ってるよぉ・・・。
なんだろうなあ。すっげー嬉しいわ。
さて、実は前にチーフから「金ちゃんは5回はやろうって頑張ってるよ」と聞いたことがあった。だからぬたりには、今回が最後かもなあ、って思いがあった。
もちろんこれは残念でもなんでもない。むしろ今年まで続いてくれたことが何よりありがたいって話だけ。「よくぞさださんの後を受けて5回も稲佐山で頑張ったよ。
アンタはある意味さださんよりも偉大だよ」って言ってあげるだけ。
ぬたりは当初「後を引き継ぐイベントがあるにせよ、多くの観客が望めない以上、現実的に稲佐山で後継イベントが開かれることはありえない」と考えていたし、関係者の間でも「もっと小さい会場で」という意見はあった、ということが今回MCでわかった。
で、これについて、金ちゃんは「たとえお客が入らなくても、8月6日稲佐山でやらなきゃ意味がない」という考えで押し通しちゃったらしい。
何度も言うが、さださんの後を受ける、というのは1回だけなら勢いでできないことはない。ただ、2回3回と続けるのは生半可なことじゃない。ただ、生半可じゃないことを続けたおかげで、「8月6日は稲佐山じゃなきゃダメなんだ」という思いがだんだん形になってきたような気もする。
重要なことなので今年も言うが、さださんはある程度知名度というものが計算できる。「夏・長崎から」は実際多くの有名なスポンサー(ダスキン・パナソニック・ユーキャン等々)に支えられていた。お客だって知名度から計算もできる。
さださんの偉業を貶すつもりではないよ。実際、入場料無料のイベントで、いろんな人をちゃんと(ギャラ払って)呼んでコンサートやろう、それを毎年やろう、なんてのは褒めても褒めすぎることはないくらいの偉業なんですよ。それは間違いのない話。さだまさしは凄いことをやっていたんだよ。
じゃあその後を継ごうと思っても、さださんの時みたいに大きなスポンサーはつかない、全国的知名度の人が出ないから観客数も読み切れない。挙句音響だ照明だと会場が変わらなければそれほどケチるわけにもいかない。
そんなのを「やろう」と決断し、そして毎年続けているんである。この人たちを「偉大」と言わずしてどうしようというのか。
そこまでを是非ともさださんのファンの皆さんとか地元長崎の皆さんには分かっていただきたいと切に願うのよ。さださんが絡まないんだから多くの人の興味をひかないのは仕方ないとしても、そんだけすごいことをしている人が長崎にいるんだぞ、ってことは知ってほしいし、もっともっとさださんあたりにファンへの告知をお願いしたいんだけど。
つーか一度お忍びで会場に来てほしいわ。ぬたりとすると、どんだけ会場が「平和」か、さださんに見せつけてやりたいんだよなあ。そうすれば、今よりもっと「自称弟子(※)よ、アンタすげえよ。スタッフのみんなもホントすげえよ」って言ってくれると思うんだよなあ。さださん毎年8月にはオフがあるみたいなんで、いつか詩島での休みの振りして稲佐山に来る可能性はあるんだよね実は。
つーか、来い、さだまさし。アンタがまいた種がどんな風に育ったのか見に来い!
イベントは来年も開催されるみたいだ。会場で多くの人が「待ってましたよ。今年も来ましたね」とムンクさんを見て言ってくれるので、ぬたりだって引くに引けなくなってんだ。
冗談で「みんなぬたりじゃなくてムンクさんを見てるんだから、ぬたりはいなくてもいいんじゃね?」みたいなことを言われて笑ったが、まあ、ぬたり以外に公共の場でムンクさんを担いでいられる
恥知らずもいないってのもまた事実でありましてね(おい)
また来年、ムンクさんとともに会場で「平和」を満喫したいもんですな。
※
金ちゃんはさださんを「師匠」と言っているが、さださんは「おれは弟子を取った覚えはないから、お前は自称弟子だ。」と言っているそうです。まあ門前の小僧・・・なんていうことわざもあるとおり、さださんは教育をしてなくとも、自称弟子はさださんを見て、さださんの薫陶を受けております。
主にMCで。