フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

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2019年05月26日 21時27分06秒 | 日記
ぬたりが最近ツイッターで多くつぶやく場所に、伊勢崎市の自販機食堂がある。
そう言えばブログではろくすっぽ扱うことはなかったが、うどんやラーメン、トーストサンド、ハンバーガーと言ったレトロな自販機が並ぶお店で、他と違う点は、ここが比較的新しいお店だという所。自販機は古いが、店はまだオープンして数年しか経ってない。
そういったマニア層を狙ったお店であるために、展開もやたらマニアック。オリジナルグッズとしてキーホルダーや缶バッジ、トートバックとかが売られてたりするんだが、図柄がレトロ自販機詳しくないと意味不明なものばっかり。「グーテンバーガー(※)」とかを喜んで図案化するあたりは相当にマニアックですよ。
とは言えマニア層というのは琴線に触れれば財布の紐は緩く、ぬたりもついついあれこれとグッズを買っちゃったりしてますね。少量生産品だけに、グッズは結構高いんだが、そのマニア心のくすぐり具合はかなりなレベルになりますわ。
自販機グルメと言うことであれば、麺類、ハンバーガー、トーストサンドと言うラインナップになるんだが、それ以外の、例えば飲み物の自販機でも常にマニアックなものを扱っており、コアップガラナを関東で買えるところは相当に少ないんじゃないかね?
そんな自販機食堂で、とある飲み物が最近扱われた。プラッシーである。

このジュースも相当にマニアックですな。たまたま入荷したものらしく、入荷分は売り切ったらしくこのブログ更新日現在はもう売ってない。
知ってる人には説明不要だろうが、このプラッシー。流通経路は主にお米屋さんであった。当時販売していた武田食品が小売店に販売ルートを持たず、先に発売していたビタミン強化米のルートをそのまま利用したのでこうなったわけ。
んな米屋でジュースなんか売れるのかと思われるかも知れないが、昔の米屋には配達という販売手法があり、重い米を配達してくれるついでにジュースも運んでくれる、ということから、子供のいる家庭相手に地味ながら堅実な販売をしていたわけであり、お米屋さんが届けてくれるジュース、という形で一定の地位を占めていたわけですな。
ただ、マイカー時代になると配達は減少して、お米のついでに買うプラッシーのニーズは激減。プラッシー自体は1980年代に一度生産中止になっていて、今売っているものは平成10年にリニューアルして再販売されたもの。リニューアル後は一部小売店でも売っているけれども、あまたあるジュースの存在に隠れて、地味な存在となっていることは否めないな。
とは言え、「お米屋さんのプラッシー」はぬたり以上の年齢の人にはそれなりな知名度がある。こういうの狙って仕入れたあたりに、自販機食堂の確かなセンスが光りますわね。まあ、別にメーカーの直販サイトで買えるんだけどね、プラッシー。
で、最初の発売時は会社は武田食品工業だったんだが、メーカー再編を経て今やプラッシーはハウスのブランドである。言われて確かに、という感じ。武田食品の看板ドリンク、C1000タケダはいつの間にかC1000と言うようになってたしな。
で、だ、今日の〆はそのかつての武田食品工業が米屋に卸していた主力商品のビタミン強化米の話。商品名を「新玄」といい、かつてテレビCMもやっていたな。こちらもハウスのブランドに引き継がれ、今でもスーパーとかで売ってはいる。
だけども「武田食品」だから「新玄」で武田信玄にかかるんであって、「ハウス」ではかからなくなっちゃうじゃないよねえ、と重箱の隅つついたところで今日のブログはおしまいである。

ちなみに買ってみたよ新玄。使ってみたけど特に違和感はないな、これ。


ハンバーガー自販機のブランドの一つ。かつては東京発のフェリー内で長らく稼働していたので、台数の割に知名度がある。レトロ自販機好きの中では伝説の店であった富田町自販機コーナー(閉店)で稼働していたのもグーテンバーガーで、マニアの間ではグーテンバーガーという響きはグッとくるものがあるのね。ハンバーガー自販機は日本で何カ所かまだ稼働しているが、グーテンバーガーの自販機はいかんせん古いので、稼働しているのは多分ここだけ。
なお、機械の設計自体が古いので、暖まりが均等でなかったり、一部堅かったりと言うことも多い。まあ、それもまあ、自販機グルメの「味」な。
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