フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

風に逆らう俺の気持ちを知っているのか

2019年05月28日 20時42分38秒 | 日記
ぬたりは最近県内の模型店を巡り、ちょこちょこ買い物しているんだが、これはやはり地元の模型店になくなって欲しくないな、と言う気持ちである。もちろんぬたりの買い物なんて小さいにも程があり、買い支えの一助にすらならないわけではあるのだが、これはぬたりの気持ちの問題でな。どのみち意味がないなら、個人の気持ち的には、やった方がいい。
なにしろ模型店は高尚な話は似合わない。純粋にそこは、ぬたりにとって棚を見てるだけで楽しいパラダイスであるからなくなって欲しくないだけだ。だから主張に小難しい理屈なんかない。「だって行って楽しい場所は沢山あった方が良いじゃん」これだけの理由。だから他人の同意なんか別に欲しくもないし、だからこそそのため行動も起こしやすいしな。その点、町の本屋の衰退は何かというと小難しい理屈が先に立つのでどうも好きになれないんだよな。
閑話休題。
なにしろ町の模型店の置かれた状況は本屋よりも下手したら深刻。子供の数が減っているだけでなく、そもそも模型に興味を持つ子供の数が激減していて、我々大きなお友達が買い支えているのが現状。模型屋単体で商売できてるところなんてなかなかないんじゃないのかね、と言うくらいには苦しい。群馬県内においても老舗と言われるような模型店がここ数年で複数閉業しているし、この夏にも、屋外のラジコンコース持ってるような模型店が1店舗閉店する予定だ。
さて、今回。そんな不景気な話しか聞かない群馬の模型店の世界では珍しく、なんと新規出店のお話である。これは珍しい。
と言っても完全新規オープンではなく移転オープン。Mショップというお店で、元々埼玉県の所沢市で営業されていたようなんだが、今回群馬県太田市に移転。プレオープンながら5月から営業を開始している。
プレオープン、という表現も煮え切らないが、所沢の店舗を閉めたのが昨年の秋。で、移転作業は遅れに遅れていて、いまだに店内は完成しきっていない。床に段ボール置かれてたり、一部棚は未完成だったり、組まれている棚自体も仮設チックで、何とか店内見て回れるようになった、というのが現状。どうも店長がちまちま1人で店内の工事やら整理やらしてる感じで、これは確かに時間かかるわ。
ともあれ、新しいお店ができたのは素直に喜ばしい。素組みなら簡単にできるリアルグレードのシャアズゴをご祝儀代わりに購入させていただいた。木訥そうな店長は、一見取っつきにくそうだが(実際入店時の「いらっしゃいませ」は聞き取れなかった程)、話してみるといい人だった。商売が地元に根付くと良いなあ。
せっかく太田市に行くので他にも模型店がないか検索して、面白そうなお店は見つけておきハシゴ敢行。2件目はペアーハンズと言うお店。鉄道模型専門店ですな。
で、結論から言えば、ぬたりがNゲージ初めて買ってから2年弱、この店を知らなかったのは恥ずかしかったなあ、って感じで。
なにしろここ、小売業だけでなくNゲージの制作も行っている。東武鉄道竜舞駅前という立地(創業の地はやはり東武鉄道太田駅前)からか、東武鉄道のNゲージを数多く手がけている。んでまあ、そういう会社の店舗であるから、狭い店内は鉄道模型の関連商品がぎっしり。すげえわここ。
ぬたりは今のところ、一通り欲しいNゲージは手に入れたし、レイアウトかも手を出す気がない(多分凝り出したら「沼」だあれは)ので買い物はしなかったが、いやいや、探せば凄い店はあるもんだわ。今回は店の前の自販機で飲み物を買うにとどまったが、今度また行こっと。
そして3件目は太田市では老舗の模型店であるところの神藤模型店さんである。
ぬたりがここを訪れた理由は単純明快。言葉を尽くすよりもGoogleの画像検索を見てもらった方が早い。
渋すぎるだろこの店構え。
いやもうホント昭和。団塊ジュニアがハナタレ小僧の際に、なけなしの千円札握りしめてガンプラ買いに行った、そんな店がまんま太田市に眠っていたとはねえ(いや、正確には眠ってませんが。営業してます)
正直店はお世辞にも広くはないし、品揃えも特筆すべきものはない。だが、この雰囲気でプラモデルを買える。これはガンプラ世代には何物にも代えがたい魅力。気持ちはすっかり小学生だったもんな。
とりあえず前から気になっていたプラモデルがあったので、購入することに。店のおばさんはそのままレジ袋に、と言うわけでなく、包み紙を上にかけて輪ゴムで止めてくれた。

懐かしい!
この簡易な包装も昔の模型店だよね。子供にとってはたとえ数百円(当時はガンプラの最安は300円だぜ)のものであっても何物にも代えがたい宝物。だから、そのまま渡すのではなくこうして紙をかける。それがまた子供心に「宝物を買っちゃったんだ」という気持ちを無意識に植え付けるのよね。良いなあ、ここ。

まあ、包み紙はタバコのだけどもな。細かいことを気にしちゃいかん。
そんな感じで昔ながらの模型店で買ってきたのがこちら。

おかあちゃんに見せたら「訳の分からないプラモ買ってまあ」と呆れられたんだが。なんでよ? 燃える男の赤いトラクターだぜ(古いわ)
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