フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

童心に蛙 そのに

2023年07月23日 11時15分07秒 | 日記

さて、ともあれマイティフロッグの組み立てである。
前回話したとおり、こいつは在庫の品質管理なんか気にもしていない模型店での購入であり、箱なんかもうひしゃげてて品質劣化していても不思議はない状態。いやこの箱の状態でダメになってねえならちゃんと品質管理してる模型店は馬鹿馬鹿しくなるわ、ってレベルのシロモノではあったけどもね。
そんな感じの「悪い意味で」ドキドキしながら箱を開けてみたが、例えば内箱を止めているセロテープが黄ばんでボロボロ、とかはあったものの、とりあえず部品とかの劣化に関しては大丈夫そうな感じで一安心。両面テープの粘着がちょっと弱いかと感じたが、経年劣化なのか元々弱いのか判断がつかんなこれ。まあ、ちょっとずつ組み立ててますがね。

にしてもまあ、ホントこれが小学生も対象と言い切ってた当時のタミヤは結構鬼畜ですな。

もちろんラジコンという機械を組上げる訳だし、性能も考えればこの程度で済むのは親切だってのは大人の目線からすれば分かる。でも小学生にどうかと言えば結構難しかろうと思う。単純に多少の力もいるしね。
もちろん子供というのは世の中で一番頭が良い生き物なので、この程度の組み立ては理解して案外やれるんじゃないかという気もする。力にしても入れ方のコツをつかむのが上手いから案外やれるかもしれないな、とは思う。いきなり小学生にやらせるのは確かに鬼畜ではあるが、何でもかんでも優しくするのが子供向けって訳ではない。これ乗り越えられる子供は多分ラジコンを一生付き合える趣味として何十年と楽しめると思うわ。そしてそんな大人も多くいる。
でも正直説明書はもう少し丁寧に書いても良いと思うの。例えば、ちょっとネット叩けば一番の苦労ポイントとして出てくるリアタイヤのホイール組み込みとかも、説明書だと「少しずつ押し込みます」としか書いてない。要は今で言う「ググレカス」仕様。ぬたりもネット動画見て血の滲む思いでやったわ。ちなみに比喩表現ではない。実際手が滑って複数傷を作ったわ。ちなみにぬたりが見た動画だと「このコツを知ってれば子供でも簡単」と言いきっており、タミヤは説明書だけでなくてファンも割と鬼畜かもしれないなあ。この作業、ネットがない時代、何人の子供が泣いたんだろう。他にも、もう少し書き方があるだろ、って部分はいくつもあった。
とは言え、大人になってから組み立ててみると、まずまずやれてしまうのが不思議なところ。タミヤだから部品のチリだのの合い方はまさにマーベラスで狂いはほぼない。21世紀になってからの復刻版とは言え、1980年代に売られていたものと違いはあまりないとのことで、当時からこの精度出してたとすればタミヤってホントすげえわ。
ただ、タミヤのラジコン組み立て初体験のぬたりには分からないことだが、部品のグループ化も当時のまんまだそうで、初手の工程から複数の袋のほとんどを開封させられる形になったのは確かにいかさねえなとは思った。最近のだと最初の方の行程に使う部品はできるだけ1つの袋に収まっているそうな。なるほどそっちの方が部品の紛失は防げそうだ。
さて、金は(ある程度)あっても自由時間はあまりない社会人のこと、正直組み立ても少しずつやるしかないから完成までかなり時間はかかると思っていた。そらワクワクはして早く組み上げたいとは思ったのだが、あれだけでかい箱に詰まった部品をみて、「これを今から組み立てる」と思えば大人というのはついつい先へ送ってしまうもんだし、組み立てペースも上がらないだろうと思っていた。少なくとも1年くらいはかかるだろうな、なんて思っていた。
が、子供の頃の夢は凄まじい。1週間くらいで早くもサーボだのなんだのを買う必要が出てきた。本体だけ完成させてしばらくは飾って楽しもうなんて思っていたけど、受信機の部品がないと前輪が固定できんのな。なのでこっちは通販で追加購入。冬のボーナスあたりで買おうと思ってたんだがな。

とまあ、やっぱりですね。子供の頃の夢って楽しいですわ。特に男はホント成長しない。だから大人になったら子供の頃時分が何がしたかったか、どこに行きたかったか、何が欲しかったかをもう一度思い出して欲しいですな。その通りに動いてみると、むちゃくちゃ楽しいですよ。
コメント
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