OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

林美枝子と昭和40年代ファッションの法則

2013-04-09 15:39:08 | 歌謡曲

雨の青山通り c/w 禁じられた恋ならば / 林美枝子 (ポリドール)

昨日掲載した樫山洋子のキーワードが昭和40年代ファッションであれば、ついついこれも出してしまいましたっ!

それが同じ昭和47(1972)年に発売された林美枝子の素敵な1枚♪♪~♪

とにかく超ミニスカに過剰(?)なヒールが彼女の美脚をグッと身近なものにしてくれる衣装で、たまらないでしょう~♪ もちろん当時は、これで生パンが普通だったというのも、今は昔のお楽しみでした♪♪~♪

おまけに林美枝子その人が、如何にも男好きのルックでありまして、こういう日常的フェロモン美女が普通に登場してくれたのも、マニアの泣きどころでしょうか。

サイケおやじは、このジャケ写の雰囲気だけで充分、満足させられるわけですが、しかし歌手としての林美枝子の魅力だって、なかなか味わい深いんですよ♪♪~♪

なにしろA面「雨の青山通り」からして、これが典型的な歌謡ポップスの王道路線とでも申しましょうか、あえて小川知子渚ゆう子あたりの中間を狙ったような絶妙の演歌フィーリングがニクイばかりなんですねぇ~♪

実は正直、彼女はそこまで歌が上手いとは思えないところを逆手に活かした(?)、ちょいと珍しいエコーを使ったレコーディングが結果オーライで、それゆえに軽快なリズムと親しみ易いメロディラインが耳に残ります。

そしてクレジットを確認してみれば案の定(?)、作編曲が筒美京平!

うむ、それだけで強制納得も無理からん話ではありますが、林春生の作詞が如何にもムード演歌がモロ出しなんで、これは実際に聴いていただく他はありませんが、不思議なミスマッチ的美メロ曲と思います。

ところがB面「禁じられた恋ならば」が以外と曲者で、同じスタッフで作られながら、特に筒美京平十八番の引き出しから持ち出された得意のメロディが、何処か場当たり的にモザイクされたような、これはこれで問題作かもしれません。

ご存じのとおり、当時は既にアイドル系歌謡ポップスがそれなりに出来上がっていましたから、ちょいとお姉さま系の歌手がそれを歌う時は、歌詞や節回しで個性を出すのが常套手段になっていました。

そして既に述べたとおり、本人のファッションセンスが、そこに大きな影響力を持っていたのも、確かです。

残念ながら、サイケおやじはリアルタイムで林美枝子に接したのは、テレビの芸能ニュースか、そんなところでしかありませんが、本日掲載のシングル盤を中古屋で発見した時には、ジャケットの魅力に幻惑され、忽ちお買い上げ!

それは告白しておかなければなりません。

ですから、彼女の歌をしっかり聴いたのは、このレコードで後追いしたのが最初ですし、もちろんプロフィールやレコード発売に関する資料知識もありませんが、やはり「見つけたら即ゲット」の法則が適用されるべき、昭和の美人歌手のひとりと決め込んでいるのでした。

コメント (2)
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