OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

歌も魅力の池上季実子

2014-05-20 15:38:34 | 歌謡曲

夢ごこち / 池上季実子 (CBSソニー)

やっぱりスタアには威厳とか犯し難い気品のようなものが必要と思えば、サイケおやじは池上季実子にはデビュー当時から、それを感じていました。

もちろん彼女の演技力の素晴らしさについては、今更云々するまでもなく、その入れ込んだ芝居の「熱」や「情」の表現力は、ギリギリのところで「クサイ」ものを回避出来る、その「芸」は一流じゃ~ないでしょうか。

ですから日本アカデミー賞を幾つか獲得しているのも、必然!

そしてサイケおやじが、最も池上季実子の好きなところは、彼女の歌唱力であります。

本日掲載したのは昭和51(1976)年初夏に発売されたシングル盤なんですが、とにかく作詞:中里綴&作曲:川口真、そして編曲:馬飼野康二というヒットメーカートリオの制作について語るよりも、池上季実子の愛らしく、それでいてイヤミの無い声質と節回しには、グッと惹きつけられます。

いゃ~、本当に彼女は歌が上手いと思いますよ。

何よりも近づき難いスタア性をナチュラルに身につけている彼女が、ここまで親しみ易く、それでいてやっぱりスタアの品格を感じさせてくれるのは、流石!

しかし、これは大ヒットには至らず、しかも彼女名義のレコードだって、シングル盤が数枚程度しか作られなかったんですから、如何にも勿体無いですよ……。

おまけにそれ等が全て、マニアのコレクターズアイテム化しているようで、中古盤もあまり出ず、ですからサイケおやじは残念ながら、掲載盤だけしか所有していません。

あらためて述べるまでもなく、池上池上季実子は女優として、映画やテレビドラマ等々で大活躍を続けていますし、中にはヌードを披露して大きな話題を呼んだ作品もあるんですが、もっと歌の世界でもブレイクして欲しかったんですよねぇ~~~。

おそらくは忙し過ぎて、そっちには行けなかったとは思いますが、出来得るならば、現在の彼女の歌を聴いてみたいですし、アイドル時代(?)に残したレコードの音源集成を希望しています。

ということで、本日も叶わぬ願いの告白になってしまいました。

せめて拙文が業界の何方かに届きますように、祈っています。

コメント
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