■打ちあけられない / 岡崎友紀 (東芝)
今年は桜の開花が早いそうで、つまり世間は春の花が満開なのでしょう。
そこで出してしまったのが本日掲載のシングル盤で、もちろんネタはジャケ写がそのまんまという、岡崎友紀の和みのお姿♪♪~♪
まさに春爛漫の佇まいが眩しい限りと思います。
しかしA面に収録された「打ちあけられない」は些か意味深!
「木飛鳥」名義で岡崎友紀本人が綴った歌詞が、なんとも現在のサイケおやじの立場と状況にリンク&ニアミスしているんですよ……。
どんな時でも マイペースで
歩いて来た 私だから
お願い 邪魔をしないで
私は私の 人生があるから
秘密は良くないわ 打ちあけなければ
本当のことを
だけど 今はだめなの
もう少しの 我慢なの
なぁ~んて、丸っきりジャストミートの現状は、昨日のプログに書いたとおり、サイケおやじの強引な仕事運びを揶揄されているかのようです。
でも、そういう時って、必ずあるんと思うんですよ、人生には。
もちろん、そういうふうに自分に言い聞かせている面があることは否定出来ませんが、やる事さえやっていれば、結果オーライを祈るだけです。
ちなみに曲を書いた木麻早はヤマハ系の美人シンガーソングライターとして、昭和48(1973)年頃から人気を集め、10年ほど活動していましたが、地味ながらカントリーロック~AOR風味の音楽性が今も強い印象を残してますから、再評価を望みたいですねぇ~♪
ただし、この「打ちあけられない」は穂口雄右のアレンジとの相性がイマイチ……。歌詞の内容も、それほど岡崎友紀のキャラとは相容れない感じがあった所為でしょうか、残念ながら大きなヒットにはなっていません。
それでも昭和49(1974)年春当時の雰囲気、その時代の岡崎友紀が楽しめるというポイントにおいては、立派に合格点じゃ~ないでしょうか。
なによりも、このジャケ写の魅力は絶大ですよっ!
ということで、今日もグリグリにエグイ仕事に突っ込んでいるサイケおやじではありますが、内心は綱渡り気味……。
そこで思わず、「打ちあけらない」を口ずさんでいます。