松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

ロコ・ソラーレに起こった、今世紀最大のサプライズ。

2022-02-20 20:23:35 | 日記・エッセイ・コラム
 予選最後のスイス戦に敗れたロコソラーレの4人。

 輪になって悲しみをこらえます。

 藤沢「ほんとに、やってはいけないようなミスを、連続してしまって・・」

 「申し訳ないなあと思いながらやってました、すみません」

 吉田知那美「・・・・・・」

 インタビュアー「今、情報が入ってきたのですが。皆さん準決勝に進出できるそうです」

 吉田知那美「えっ? えっ、ほんとですか?」スタジオ中山「こんなことって、あるんですか?」ロコ「うそでしょ」

 JDリンドコーチ「もう2回できるよ(英語で)」

 「えっ。え~っ。あっはっはは~」

 「ぎゃっはっはっは~」

 鈴木夕湖「今世紀最大のサプライズ!」

 能天気にも、ほどがある。ここまで純粋なヒト、見たことない。
 4人が4人とも、同率になった場合のことまで頭に無かった。
 ほんとにコイツら、ゲームにのめり込んでいる。凄いとしか、言いようがない。

 天国から地獄とは言うけれど。その反対はナニ。

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冬の水心苑は、静かに埋もれていた。

2022-02-19 16:18:36 | 日記・エッセイ・コラム
 水心苑の冬季特別開苑に行ってきた。今日と明日だけ。

 今年は雪の量が多かったから、ルートの除雪は大変だったろうなあと、思いながら行くと。

 な~んだ、踏み固めただけの苑路だった。それでいいのよ、景観的にも。

 深い所は、腰の下まであった。9時半ころ着いたが、チラホラ楽しみにしていた人たちが入っていく。たいがい重装備だ。リュックを背負った人に、クマよけの鈴を鳴らす人。前後に人の姿が見えないと不安になる。

 一番奥の滝の前まで道があった。これは結構な運動量。因みに、雪景色は単調なので、「ドラマチック・アート」モードを多用する。

 樹木は針葉樹以外はツバキとアセビが元気だった。

 至る所にアセビ。雪解けに花を咲かせる準備万端。人間にも、待ち遠しい。

 ゆうべたまたま零時前に目が覚めて、起きていくと眠れない妻が暖房付けて見ていた。ロコ・ソラーレの最終第10エンドを見ることが出来た。「火事場の馬鹿力」と銘打った見出しもあるが、それは失礼でしょ。せめて「火事場のクソ力」にしときなさい。同じか。

 彼女らが力を発揮できたのは、予選で氷を読めず、苦労したからだろう。実力は元々あるんだよ。特に夜の部が難儀していた。あの経験が生きた。

 スイスに予選で負けて敗退を覚悟したあと、スウェーデンが韓国を破ったことを聞いた時の喜びよう。あれを、また見たい。悲しみに沈む4人が一転歓喜を爆発させた映像と声。多分ムードメーカーの吉田知那美の声だったと思う。あれがまだユーチューブに上がってない。名場面なのになあ。中継が朝日だったからな。
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髙木美帆に、北京MVPをあげたい。

2022-02-18 20:08:24 | 日記・エッセイ・コラム
 男子の1000mを見ているが、髙木美帆のオールラウンダーぶりは、あらためて凄いと思う。人間じゃないな、あれは。

 500mは短距離の専門家が集まる。そこで銀。1000mで金。1500mも銀。3000mは6位。その合間にパシュートで銀。あの子の筋肉は、どうなっているんだい。速筋繊維も優秀。遅筋繊維も優秀。瞬発力と持久力の両方を持っている。それを氷に伝える力が秀でている。清水宏保は、氷から反発力をもらう「タイミング」が素晴らしいから、体格のいい北米・北欧勢に対抗できるのだと言っていた。
 パシュートで姉の菜那が押したのは、美帆が疲れてきたから。きっと、その借りを返したかったんだと思う。同走の相手も良かった。ちょうど2度目のイン・アウトの交差の時、すぐ後ろに付くことが出来た。あれもあってオリンピック・レコードを出せたと思う。4年間待ったリンクで、実力を普段通りに出せる力。その集中力が凄いと思う。

 ワリエワがミスを連発して悲観に暮れた姿を見た大概の人々は、急に彼女に同情的なコメントを放つ。それは違うな。
 素直に喜べよ。坂本花織の銅メダルをよ。
 あの事件は周りのコーチが大問題だが、本人にも過失はある。それが15歳でも、責任は逃れられない。
 怒りは若い選手を使い捨てにするロシアに言いなさい。
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雪下ろしを、ただ見物す。

2022-02-16 15:11:38 | 日記・エッセイ・コラム
 筋向いの親父さんが2連梯子を出してきた。屋根に単独で登るつもりらしい。話によると、屋根からの落雪で下の車が壊れた。損害額20万円。この親父さんは家主でアパートを貸している。無料で置かせている車が被害に遭った。この場合、自分が負担しなきゃならんだろうなあ。と言う。

 それで残りの雪を落とそうというわけだ。数え年で90歳の彼氏は建設業の看板もかつて掲げていた。今でもオレなんかより要領よく仕事をこなす。それにしてもなあ。一人は危ない。
 手伝うことも出来ないが、せめて見守るしかないか。奥様をデイサービスへ見送ったあと、2連ハシゴをスルスル伸ばし、2方向へロープを張り、登って行った。
 オレと違い、休みなく動ける。大した90歳。雪とは言っても、下の層は10cmの氷。これが塊りで落ちて来たら、車はイチコロだわ。ましてや人間なら。あ~、今晩のニュースにならないといいが。

 最初はハシゴに捕まりまがらオノを使ったりして氷を砕いていたが。だんだん離れて行く。よくよく見たら、雪止めを足場にして、滑らないようにしている。
 ハラハラのし通しだったが、大方の雪を落とした。こういう作業は、終わったと思った時が一番危ない。見守る方も最後まで気が抜けない。さすがは「昔取った杵柄(きねづか)」
 親父さんは、降りて来て言った。見ている人が居たので安心して出来た。ありがとう。いや、良かったです、無事で。

 なんか今日は、一仕事したような気分。
 毎年何人も死者が出るので、身体を固定して複数で行うように広報しているが。現実はなかなかそういう風にはいかない。
 
 小正月行事は、あらかた終わった。横手のかまくらがニュースに出ていたが。一家でひとつ、家の前にかまくらを作って、この風習を語り継ごうとしている。つまり観光行事以前に戻るのだ。このほうが、絶対風情がある。これこそが見たい風景。まだ間に合うよ。
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茶番五輪を総括する

2022-02-15 17:55:16 | 日記・エッセイ・コラム
 羽生君の会見、痛々しかったですね。強い痛み止めを飲んで頑張っていたんですね。そりゃそうでしょ。4回転半を飛ぶということは、今まで人類が感じたことがない衝撃を感じることです。彼は常に足首に不安を持っていたことでしょう。その点、鍵山優真君は膝が柔らかいので、ショックの吸収が上手そうです。鍵山はアクセルが苦手だそうで、いきなり5回転も有り得ると安藤美姫が言ってました。
 余談ですが、選手に敬語は変だと思います。羽生を尊敬しているかも知れないけど、レポーターやアナウンサーが「~とおっしゃってました」はないでしょ。日本の価値観は、それなの?

 スケートに限らず、冬の競技は「アクロバット」の領域に入って来ています。これ以上の進歩は危険です。今すでに危険領域に入っています。平野歩夢のハーフパイプ、観ましたか。人間のワザじゃないですよ。今大会を通して(まだ終わってませんが)唯一、伝説と呼んでいい男です。北京大会は数々の邪魔が入りますが、2回目の点数疑惑にも動じませんでした。あれが真の王者だと思います。
 ジャンプの高梨沙羅が混合団体の前、個人戦でメダルを獲れなかった時のインタビュー、見ましたか。あの時すでに「期待に応えられなくて申し訳ない」って言ったんですよ。一体誰に謝らなくちゃいけないの。誰がそうしたの。これはメディアに限らず日本人全員の問題です。
 あとメダリストに、「これを誰に一番に伝えたいですか?」ゲスな質問です。とっくに関係者ならライブで見ているさ。17歳に難しい質問もあったな。きょとんとしてた。空気に合った質問しなさいな。プロでしょ。

 スノーボード女子ビッグエア決勝で3本目に「トリプルコーク」(なんのこっちゃ)にチャレンジして着地に失敗した岩淵れいらに、各国の選手8人くらい、ハグしに寄って来たシーンを見た。あれはいいよね~。夏も良く似た、いいシーンがあったけど。オリンピックで唯一、ホッとする瞬間だよね~。
 国として出れないけど、個人としてなら全種目に出られる。なにが違うの。普通にロシア選手として出ているじゃないの。変装もしていない。なんか腑に落ちない。本来なら、全員失格じゃないの。ワリエワの判定の前に。
 彼女が3位以内に入ったら、セレモニーは無し。意味が分からん。何なの、この大会は。
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