妻は不安症と診断されている。そのせいで私は常に古いタマゴを食べることになる。
10個入りパックに手を付けると、次にスーパーへ行った時、1パック買う。無くなるのが不安なのだ。すると期限切れになったタマゴから順に食べることになる。いつまで経っても、新しいタマゴが食べられない。
私は私で強迫観念が発生して、早くタマゴを減らしに掛かる。だからトーストに乗せるためのシンプルなタルタルを作るのが日課になった。
今現在タイマーは6分にセットしている。沸騰してから6分で火を止める。黄身は半熟よりちょっと固め。マヨネーズはこだわる。SSKフーズでないと、いけない。これが唯一、酸味がさわやかだ。酒のやまやで、これを見つけた時は、小躍りして喜んだ。
タマゴはきっと釜茹でされるのが嫌いなのだろうと思う。だって10分も茹でないと固まらないんですよ。黄身に熱が浸透するまで、そんなに掛かるとは。生命は良く出来ていると、茹でるたび思う。タンパク質にガードされているから、生命は強いのだ。
卵ご飯にしたい時だけは、新しいのにして良いことになっている。しかしなあ。近くに「たまごの樹」があるのに、一向に、それを買って来るスキを見せない。
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