松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

出産にまつわる、横手の変な習慣。

2017-09-23 05:11:37 | 日記・エッセイ・コラム

 初孫に会いに行った時、平日だったので息子に、休み取ったのかと聞くと、そうじゃなくて「休んでいいよ」と言われたんだそうだ。

 それほど進んだ会社に就職したわけではない。もちろん産休でも、育児休暇でもない。どういうこと?

 横手では変な習慣があって、生まれた家では贈り物をもらったり或いはあげたりするのはご法度なんだとか。訳が分からない。じゃあ産見舞いもダメか?

 ネットで調べても出て来ないよ、と息子。ここだけの習わしだらしい。

 これにはきっと深い理由があるなと思った。もしかすると古い、古い、昔からの因習に違いない。

 風俗習慣に詳しい齊藤壽胤先生にお聞きしたいところだが、突然行っても相手してくれるわけがない。おそらく思うに、二択だと言う感じがする。

 日本には「ケガレ」という観念があって、女子が生理的に血を流す事はケガレという風に受け取られる。同じように出産も昔は、別の部屋に隔離されて、交流がない場所でひっそり行われたのではないか。

 人が行き来すると、悪い病気を移す可能性が生まれるので、それを防止する目的で往来を禁止したのかも知れない。

 この二つのどちらか、或いは両方が合わさって、そういうことになったのではなかろうか。

 横手は高橋優のように変な古い習慣を大事に守っている場所のようだから、残ったのだろう。

 もしかすると奈良・平安時代。ひょっとすると縄文まで、さかのぼるのかも知れない。横手とは、そういうところだ。

 ps. 写真、気になります? 新潟から来た武将さん。衣装に40万ほどかかったとか。これは防具としても最強ですな。

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