120年前に作られた超絶技巧のグラスがある。マエストロの中のマエストロと言われた天才ガラス職人、ジュゼッペ・バロヴィエール(1853~1942)の作品だ。
それは風が吹いただけで揺れたと言う。風を当てさせてもらえませんか?と聞くと、ムラーノガラス美術館館長「ノー。これは唯一無二の作品で、もう二度と作れないからです。」
秋田を拠点に活動するガラス作家、小牟禮尊人(こむれ・たかひと)秋田公立美術大学教授が、幻の技術に挑む。という千原ジュニア司会のNHK「超絶・棲ワザ」をご覧になった方もおいででしょう。
その現物は、新屋ガラス工房の作業場のとなりに、しっかりと固定されてガラスケースに収まっていました。
係員の目を盗んで、ケースを揺らしたい衝動にかられることしばし。まわりの目が多すぎて、断念しました。
他に今は東北6県の作家29人の作品が並んでいて、ついでに値札も付いている。3千円程度のものが多い。27日まで行けば見られる。
ひときわ暖かい部屋が工房で、中に入って見学できる。男性と目が合った。ちょうどガラスに熱した球をくっつけるところだ。カメラを向ける。緊張感が走る。オレのせいで、失敗しないでね。
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