松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

少子化について浅く考える、おおらかだった昔の日本

2013-05-03 21:14:13 | 社会・経済

今更という感がないわけでもないが、少子化について盛り上がっている。

「アラフォーと結婚したら500万円差し上げます」法案が上程された。

きのうのバラエティの話。踏んだり蹴ったりで否決されたが、笑えるというより

ペーソスに近いものがある。坂上忍のブスッとした顔が今でも目に浮かぶ。

思えばなぜに日本はこんなにも逃げ場のない男女関係になってしまったんで

しょう。セクハラという言葉に守られている女。清潔すぎる男。

それが悪いとは言わない。これも時代の流れか。そして女性の社会進出も

認めましょう。自立する女性が増えて、ひとりでも生活できるようになったこと。

すべて肯定します。なおかつ、それでも昔の日本はおおらかで良かった、と

申し上げましょう。生活が苦しくたって女性は子供を産めたんです。まわりの

みんなが支えてくれましたから。長屋の共同社会がみんなで子供の面倒を

見たんです。父親がいようと、いまいと子供を育てました。あるいは子供を里子

に出すとか、子供のできない夫婦は養子をもらうとか。今よりはるかに選択肢が

ございました。見てきたようなことを言っています。間違ってたらごめんなさい。

血のつながりってなんでしょう。私は父親に、死んでから勘当されました。

冗談だと思って聞いてね。あれほど自分のルーツにこだわっていたのが

ばからしくなりました。それでも縄文人の末裔には違いないと思っています。

子供を育てて分かったことは、血は水よりも濃いかもしれないが、今考える

ことは、どうしてもっと数多く声を掛けてやらなかったのだろう、ということです。

その時の自分は別の言い訳をするでしょう。ま、自分のことはどうでもいいんです。

温泉へ行ったこと、ありますか。戦前までずーっと温泉は混浴だったそうです。

銭湯も二階から女風呂を覗けたそうです。と言っても湯気でボヤッとしか見えない

とは思います。それは女房に「おーい、まだか」と声を掛けるためで、のぞきのため

ではありません。「夜這い」という習慣は最近までありました。盆踊りは男女が知り合う

場でもありました。だからでしょう。太鼓がどんどこ鳴り始めると、なんだかウキウキ

したもんです。広場の周りはたいがい暗く、手を引っ張っていって想いを打ち明ける

ことができました。オレじゃないス、一般的な話です。

和服は良くできた衣装です。胸には前からでも横からでも手が入るし、下は下でフリー

だし。街道を歩きながらでも、まわりから悟られずにイチャイチャできたそうです。

これは先輩から聞いた話です。

春画には日本人のおおらかなSEXがのびのび表現されています。

内・外の別なく、貧しい尊いの別なく、シチュエーションも様々です。今ある

バリエーションはすべてあったと言っても過言ではありません。

それが芸術として日本国内ではなく、海外で高く評価されていることに

意義があります。

以前、職員のネットワークに書いたことがあります。手作り村タイプの観光地は

あちこちにあるけど、子作り村タイプのスポットがあってもいいんじゃないか、と。

現代人はきっと萎縮してしまったのでしょう。

あまり先々のことを考えてしまって、結局めんどくさくなって、何もしないのが

今の若者なのかも知れません。もったいない話です。

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