松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

鹿島様に会いに行く

2022-06-04 16:33:52 | 日記・エッセイ・コラム
 民俗学の宝庫・秋田に人形道祖神の類は数々あれど、これを凌ぐパワーを感じる、わら人形は他に無い。と思う。

 最低でも年に1回は会いに行こう。と思う。それは毎年パワーを更新し続ける地元の方々のご労苦に報いるためでもある。ちゃりん。アーメン。

 非常に珍しいことだが、妻が私も行くと言う。とってもビックリした。ここは湯沢市岩崎にある3体の巨人のうちの1体。

 千年(ちとせ)公園の北の端で、外から入る魔物に睨みを利かせている。

 2体目は同じ敷地内に雨風を凌ぐ形で建物内に納まっている。なかなかの怖いお顔をしていらっしゃる。

 明るい場所にあるから、細部までじっくり見る。2本の刀の柄(つか)に丁寧に模様が彫ってあった。

 3体目を見に、国道13号線へ出る。あいにく鳥海山が隠れて見えなかった。山に相対するように、国道を行く人々を見守っている。

 ここの鹿島様は、非常に写実的な姿をしていらっしゃる。前の3つの塊りを指して妻に説明した。これが「たまたま」でな。妻、ピンと来ない。だから、2個のタマタマと、アレだよ。それに杉の葉で、「毛」まで表現しておる。腋毛もあるでよ。

 妻は丁寧に3体ともお賽銭を上げ、手を合わせていた。おーし。大変に殊勝な態度である。これでビョウキも、改善するといいな。
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