松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

あらしの前の、静かの海。

2016-02-14 14:59:24 | 日記・エッセイ・コラム

 すんごい雨が降っています。きょう、小正月行事のあるところは大変でしょう。男鹿のなまはげ、湯沢の犬っこまつり、大館のアメッコ市、角館の火振りかまくら。きのうの方が、まだ良かったですね。一日小雨でしたけど、風がありませんでしたから。

ところで「かまくら」というと、みなさん特に県外の方はすぐに、雪で作った家を思い浮かべるらしいですが、それは間違いです。「かまくら」とは「小正月行事」の総称です。だから「六郷のかまくら」と言えば「竹打ち」のことです。「火振りかまくら」にいわゆる「かまくら」は登場しません。

 11日の祝日は天気が良かったので、男鹿の方へ行き、寒風山のふもとまで行きました。そしてパラグライダーをやってないか、色とりどりの翼を探しました。去年は2月8日に見ました。でも見えなかったので引き返したのです。けさの新聞に、そこでスキーをやっている写真入りの記事が載っていました。しまった。そうだったのか。しかしあの斜面でスキーを滑るとは、かなりの達人です。勢いあまると、道路に突っ込んでいきます。

 私は海岸へ向かいました。南東の風で、海は凪だろうと考えました。大体当たっていましたが、何しろ男鹿は半島ですから、場所によっては風が陸から吹いたり、海から吹いたりします。干潮時刻を少し過ぎていた海岸には、何かを採集中の二組がいました。

 ややすると、二組とも戻りはじめました。もう少しすると、石を伝って帰れなくなるのです。自分が一番突端にいる状態は、とても気分が落ち着かないです。しょっちゅう波の状態を確かめながら、足元を確認します。

 海藻の生えた丸い岩に、3個白い物が見えました。ニシガイです。象潟ではダマと言います。これを採っていたのかも知れません。こう見ると、ホンダワラ始め海藻は豊富にあります。ダマもいたし、かつての豊かな海が戻りつつあるのかも知れません。

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