松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

盛岡・高松の池・白百合女学院

2015-12-22 17:13:24 | 日記・エッセイ・コラム

 田沢湖から峠は雪でした。トンネルの前後には、わだちも出来て、下りは皆さん慎重でした。でも雫石を抜けると青空が見えました。期待通りに、岩手山の雄姿がありました。

 高松の池は、大学から近く、冬になると市営のスケートリンクに変わるのでした。県立スケート場が出来る前の話です。対岸の校舎が白百合女学院です。

 夏場はボートで遊びました。大学の図書館に勉強しに行って、ナンパしたことがあります。日記にも書いてあり、なによりそのやりとりの証拠のメモが残っています。最後に「OK!」と彼女は書いてくれました。昔の話ですから、気の利いた会話ではありません。今風に言えば、「ちょっと、気晴らし、しませんか?、ボートでも乗って」てな具合ですわ。所属を聞いてきたので、正直に答えました。それを机の衝立越しに、無言で紙をやりとりしたわけです。一緒に席を立った時の感覚は、なんとも言えませんでした。

 で、予定通りボート漕いで、ボクたちのプラトニック・ラブは始まりました。何度も彼女のアパートに行きましたが、ガードが堅かったです。彼氏が東京にいると、言ってました。それ以上近づくと、隣を呼ぶわよ、とクギを刺されました。それでも昼、二人で校内の芝生で弁当食ったり、下宿の前の広場に遊びに来たり。傍目(はため)には、恋人に見えたはずです。多分、卒業後は先生になったことでしょう。

 雲画像で見たとおり、北上盆地は晴れ間が差して、気温は低いけれど気分が良かったです。仙岩峠に掛かる厚い雲の中に入って、小雨の中を帰ってきたら、追分も小雨が降っていました。

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