今年の漢字について、秋田の街で聞いたインタビューを見ました。
大体、天候の事が思い浮かぶらしく、異常気象の「異」とかが登場します。確かに今年は農作物に甚大な被害が出たし、川の氾濫で床上浸水。
かまぼこを製造する機械が使い物にならなくなり、億単位の修理費に対して跡継ぎのこともあり、県内唯一の老舗の蒲鉾店・宮城屋が復興をあきらめ、製造・販売をやめました。
ちなみに宮城屋の由来は現在の店主の曾祖父が宮城県出身で、昭和2年にここで創業したからです。
或る年、スーパーに並ぶかまぼこでは飽き足らず、本物の長い板に付いた紅白のかまぼこを思いっきり食べたくて、暮れに買いに行ったことがあります。
常連さんも多いらしく、それを知らないで今でも電話が掛かって来るそうです。残念な話です。
これからは、食事を提供していた場所を広げ、そば・うどんのランチだけ続けていくそうです。
どうしようかな。これからは、食べたくなったら本場・仙台まで行くか。
かまぼこをバカにしちゃ、いけませんぜ。生でも美味しい新鮮な魚を使って、添加物を控えたかまぼこは、ビールにも酒にも良く合います。わさびを利かせた醤油をさっと垂らして、ぬる燗の濁り酒をぐいっと・・。
困ったな。笹かまに乗り換えるか。じゃこ天にするか。
悩むなあ。