松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

ほぼ落ち葉、男鹿大龍寺の紅葉。

2023-12-08 14:10:19 | 日記・エッセイ・コラム
 11月末にテレビ放送された、男鹿の大龍寺に寄って来た。もう紅葉した葉は落ちているとは思ったが、念のためカメラ持参でお邪魔する。
 男鹿に行く理由は、ドジャースでないと売ってない義母常用のど飴を求めて。秋田のドジャースには、前に行った。今度は男鹿にしよう。
 ドジャース。タイムリーと言えば、大谷。本命視されていたところへ突然カナダのブルージェイズが飛び込んで来て、確率60%とか。今日寝て、あした起きれば、世界は変わっているだろう。

 大龍寺と言えば、奥様が青い目のガイジン。「私が日本に住む理由」に昔、登場した三浦グレッチェンさんだ。長い急な坂道を、足の悪い義母を無理矢理引き上げて、わずかに残った黄色い葉の下で撮影して戻ると。若くないご婦人が寺から出て来て「拝観されませんか」と尋ねる。足の不自由さを理由に、丁重にお断りした。そして話を始めた。昔は美人だったろうと思わせる佇まいの奥様だったが、グレッチェンさんは、もっと色白で彫りが深く。多分、大奥様だろうと考えながら会話する。

 兄妹のうち妹さんは、この間のテレビで家(寺)の手伝いをしているところを見た。兄はアメリカに留学していたはずだが、今はどうしているだろう。あすこの家は旦那も美男、奥様は美女。三人の子供たちも美形揃いだった。
 そしたら兄はまだアメリカに居るという。卒業して、そのまま就職したらしい。でも寺を継ぐ気はあると言う。ほほう、そうだったのか。それは良かったね。
 海外留学までさせて、帰って来ないなら、寺はどうするんだろう、と思っていた。

 初めて来た人はまず、眼下の海を見て感嘆の声を上げる。さっき通ってきたトンネルが見える。それに裏の紅葉の見事さ。人物の魅力。観光地としても、立派に成り立つ要素が詰まっている。
 毎年、来ているとも言えずに、黙ってお話を聞いていた。
コメント
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