あのね。クマの話は、せいぜい東北で話題になるくらいで良かったのよ。世界の果てでは戦争が起こっていて、ナマで映像が入ってくる時代でしょ。日本国内では他に話題が無かったのよ。クマ以外に。
秋田県では過去に20人がクマに襲われたことがあります。そのせいぜい3倍でしょ。今年はそういう年なのよ。
山のブナやナラの実(どんぐり)は数年ごとに豊作と凶作を繰り返すのです。それがお前もか、お前もかって感じで、大凶作になったのが今年なんです。
そこへ持って来て、山里から人の活動が消えて、里生まれのクマが現れたんです。母グマが人を恐れなくなったら、子グマは自然に街に現れるようになります。こういう事が重なった結果が今であって。どっかの報道が結論を出したように、最終的には「温暖化」を止めないとダメだ。なんて。無責任にもほどがあります。
こういう話は、せいぜい東日本で止めるべきだったのよ。クマを身近に感じたことのない西の国にはニュースを流すべきで無かったのよ。愛媛を除いて。
愛媛は最近、県民同士で友好条約を締結したので、例外とします。じゃこ天を食べましょう。
対策もしているんですよ。生ゴミは外に置かない。囲ったゴミ捨て場に、なるべく当日に置く。
栗や柿や作物は電気柵で囲うか、余分なものは落として、地面に置かない。
ブッシュは刈り取って、見通しを良くする。
音を出す。
猟友会は頑張っているんですよ。でも若い人で、会社員でない人は少ないです。目撃報告で、すぐ現場に行ける人は限られています。
クマは人間の頭と首を執拗に狙うそうです。致命傷を避けるために、ヘルメットを勧めています。首も見えないように保護する必要があります。
倉庫のシャッターを開けたら、2mの距離にクマが居た。という人の話で。あまりに近くて、思わず走って逃げたそうです。すぐに追いつかれ、倒されました。うつ伏せに倒れたから助かったのでしょう。
電話の件で佐竹知事が良く言ったと好意的な意見があったそうです。無責任な長い電話は業務妨害だから「ガチャンと切る」そう言ったそうです。
やる時はやるんです、わしらの殿は。驚いたのは、中国の日本大使館に掛かって来る電話の数です。100万件を超えたそうです。
一日に4万件の日もあったそうです。どうやったら、そんな数の電話をさばけるの? 一度に30件の電話を取れる。それは凄い。それにしたって、数が膨大過ぎる。県庁の比じゃ、ありません。
ノイジー・マイノリティは、こういう時、元気になるんですよね。正義感が強いんだと思います。だから田舎の話で終わっておけば、良かったのに。
「市街地戦」の様相を呈して来た。その通り。うまいこと言うね。ワシらはゲリラ戦の真っ最中なのです。そのくらい臨戦態勢を敷いています。
コレ、分かってもらえるかな。