羽生君が出演する「ファンタジー・オン・アイス」をテレビで見たことがある。
これはスケーターとアーティストのコラボレーションアイスショーで、羽生君があのおしゃべりなピアニスト清塚と「春よ来い」で共演したりする。
当然「トリ」は羽生君で、一度引けてからフィナーレで全員登場して、リンクを周回しながらお客さんに手を振る。
この時の羽生君を見ていると、「オレのアイスショーだぜ、どうだったみんな」という風な顔をして仕切っているように見えた。
それで今日の記者会見。オレは、アレが最終的なダメ押しになった気がする。
昔の「芸術点」に当たる「演技構成点」の比重を軽くする動きがある。
羽生君が目指しているものは高度に融合した技術と芸術。
それを表現できなきゃ意味がない。
完璧に表現してもスコアが上がらないなら、トップになれない。
見切りを付けたんだろうなあ。
でもこれからしたいことは、ファンタジー・オン・アイスだけじゃないらしい。
自身が座長のアイスショー創設、なんていう報道もある。
待て待て。先輩を差し置いて、それはないだろう。真央ちゃんの功績。荒川静香も忘れちゃならんだろう。
彼女らとは、進む方向が違うんだろか。
良く話し合ってみたのかい。
実績のある選手の夢は同じだと思うがなあ。
羽生君は、自己陶酔しているような所があるからなあ。