土崎(つちざき)は追分と秋田の中間にある。追分の人間は、上り方面に行く時は、服装に気を遣う。反対に下り方面に行く時は、乞食の格好以外はOKだ。
こんなこと書いたら、男鹿の人は怒るだろうなあ。
今日はそれでも短パン一丁で祭り見物だ。人はそれほど出ていないと思った。夜の部が華やかで盛り上がるからなあ。
例によって神明社の前で「郷社参り」を狙う。昼前で、4~5台しかヤマを鑑賞出来なかったが、ぞくっと来る引き手にも会えなかった。
残りの山車を探して、さまよい歩く元気もないので、駅に引き返した。
待合室は空調が快適で、休息にはうってつけ。
今では珍しい駅ソバがあるのに、食ってくれば良かった。
店の名前が「港ばやし」と言って、ゆうべのTVでお姉さん二人がインタビューされていた。
往来の真ん中でパソコンを開いている女カメラマンが居て。
今しがた撮った映像を確認しているのか、送信しているのか。
上下黒装束。お前は「忍び」かっ。
見ている方が暑かった。
オレと同じくらい、ヨレヨレに疲れた足取りをしていた。
まつりが無かった2年の間に、体力が随分落ちていた。だめだなあ、まつりを中止にしちゃあ。
失った体力、どうしてくれる。
これからは、ちゃんと実施してくれなきゃ、だめじゃないか。
ともあれ、祭り囃子(港ばやし)に浸った時間は、何物にも代えがたい。
電車が「プシュッ」と言って開いた時から、音は飛び込んで来る。 一番、聞きたかったリズム。やっぱり、いいわ~。