松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

横断歩道では、停車すべし。

2017-06-13 13:29:13 | 日記・エッセイ・コラム

 秋田県における交通死亡事故は、聞き間違いかも知れないが全国一少ないという。免許証返納の効果が上がっていると言いたいらしい。これは大胆な変革だと思う。他人でもいいんだそうだ。申し出る人は、家族でなくてもいい。すると本人が知らぬ間に免許が失効していた、ということも有り得る。施設に入居の老人などが対象だと説明している。

 もう一つ画期的な取り締まりを始めた。信号のない横断歩道で渡りたい人が立っていたら、車は止まらないといけない。これは自動車学校で習う通りだ。これをしないと、捕まる。当たり前のようだが、実際は車が堂々と通過する。

 近頃の老人はドライバーを信用していない。止まってあげても、前を歩こうとしない。やり過ごそうとする。お互い譲り合って、日本人の美徳だなあと喜んでもいいが、案外譲られた方は気を遣う。さっさと横切らなきゃ、と思うのだろう。近頃では、めんどくせーと思いながら先に行く。

 教科書どおりに止まったために、後ろの車が気が付かず、追突されたことがある。若い彼女は膝を痛めて入院した。なんか知らんが、後ろめたい気持ちになった。こっちも半年、むち打ちに悩まされた。いいことをした見返りが、これかよ。まったく割に合わない。

 小学生が手を挙げて、車が止まって、よくやつらドライバーを信頼して、渡れるなあと、今では思う。

コメント
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