松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

理想の、国家を知っている。

2017-06-16 12:29:09 | 日記・エッセイ・コラム

 政府が何と釈明しようと、安倍さんが文科省に働きかけたことは明白です。政治家なんてそんなもんでしょう。でもこれで失望してはいけません。私は理想の国家を知っています。

 それはSF小説の中にあります。ヴァン・ヴォークトの長編小説「非(ナル)Aの世界」です。

 金星人(金星に住む人ぐらいの意味です)は普段はそれぞれ自分の仕事をしているのですが、惑星規模の侵略を受けると、武器を持たない一般の人々がその夜のうちに一斉にゲリラ戦を開始します。

 始めのうちは甚大な被害が出ますが、時を経るごとに相手の武器を奪って反撃に出ます。まるでアリやハチのように、個人が存在しないかのように、全体が統制されたかのように行動することが出来るのです。金星人はそういう「非(ナル)A」の教育を受けた人間の集まった場所なのです。単に自分を犠牲にするという意味ではありません。どの方法が今最も有効か、そして何をすればいいか、それぞれが考えることが出来る力を持っているのです。力を発揮できる筋肉の使い方を知っているのです。

 金星には、圧力を掛ける首相もいないし、汚職に負ける官僚も居ないし、惑星を守る軍隊すら常駐していないのです。

 政治家が必要ない世界は私の理想です。あんなやつらに金を掛けるだけ無駄。こんな無駄なことをやっても、イザナギ景気やバブルを上回る長さの景気が今だそうです。不思議な国です。

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