ナイナイアンサーでホリエモンが泣いている場面の予告があったので
つい見てしまった。世間の多くが未だに彼を誤解していることが
非常に良く分かった。ヤンキー界の重鎮という岩崎が一番ひどかった。
「やってることがでたらめ過ぎる」とか「金さえあれば偉いと勘違いしている」
口をはさむ余地なく、まくしたてた。そんなに悪いやつだったろうか。
あの判決には私はびっくりした。なんで日本人が日本人を裁くのだろう。
ハゲタカと言われる外資系ファンドを見逃しておいて。それはきっと「ねたみ」
だったのだろう。何の苦労もせずに金を儲けて、それの何が悪い、と開き直った
態度。コツコツやっている人間は、それを見て自分がばからしく思えたのだろう。
誤解が世間の風潮を呼び、彼は人身御供にされたのだ、と考えている。
今の彼は30以上の事業をスマホひとつでこなし、ネット社会のずーと先を見ている。
橋を直すのに行政の思い腰を待たずとも、同じ考えの人をネット上で呼びかければ、
それぞれの人間が、それぞれの分担をして、公共事業の10分の1でできるという。
珍解答はまだあった。ギャル誌上No.1のカリスマモデルだという女が「私、マジ無理」
しかも何をやった人か分からないけど、男としてマジ、無理、ときた。
誰がお前みたいな勘違い女と付き合うかい。と思ったがホリエモンは冷静だった。
「僕と付き合ったら分かると思うよ」しかしこの返事はないな。ここが彼の悲しい過去
とつながっている。親が共働きで祖母に育てられ、100点とってきても東大受かっても
褒めてもらえなかったという。それはあとで母の手紙で分かるが、世間体をはばかった
母の愛情表現が子供に誤解を与えたのだ。それが分かった涙だった。心屋という
心理カウンセラーの言葉は、彼には響かなかったと思うよ。
性根の曲がった性格は簡単には直らないし、我が道を行けばいいんだと思う。
誤解されるのはいやだが、あの場で誤解を解こうと言い訳する姿は
ホリエモンには似合わない。