黒鉄重工

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掃海艦 つしま

2009-04-26 21:26:03 | 旅行・イベント記
清水港にまた海自の艦が来ました。その名も掃海艦「つしま」。

海に仕掛けられた機雷を除去するのが主任務で、イージス艦などに比べると地味な艦です。私も今まで知りませんでしたし。
機雷の金属の反応を避けるため船体は木造になっています。これは驚いた。いまどき木造艦があるなんて。
ある意味護衛艦よりも面白そうでしたので、行ってきました。




今回は2隻入港していました。
手前がつしま、奥がやえやまです。見学できたのは手前のつしまのみでした。護衛艦と比べると小さいです。
遠くから見ると木造には見えないんです。職人の技ですね。
1隻作るのに150億円かかるようで、単価にすると潜水艦よりも高いんだそうです。



S-7機雷処分具です。
機雷を見つけたらこれを沈めて遠隔操作、爆雷を落として離れたところでドカン!です。



20mm機関砲。
実際に撃たせてもらいました。ウフフ、楽しいぜ。



機雷探知機AN/SQQ-32です。
これは巻き上げ用ウインチですが、中に探知機があります。



艦橋内部です。
副長さんと機雷の除去の仕方から、太平洋戦争での敗因は機雷にあるなどまで面白く話をしました。
今の機雷は高性能なそうで、1000トンが4回機雷のそばを通ったら爆発する、みたいなことも可能です。
今年も6月に硫黄島で本物の機雷を使って訓練するそうです。この能力を維持するの手間なようで、ここまで高性能な機雷除去能力を持っているのは日本くらいだそうです。
あの米軍でさえここまでの装備はなくて、米軍もこの掃海艦をとても頼りにしているようです。


この後は船内を見学して艦を出ました。
これは先日の護衛艦よりも楽しかったかも。こういう縁の下の力持ち的のは好きですよ。
次は何が来るのでしょうか・・・?(来るか分かりませんが)