黒鉄重工

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実家に帰って来たので

2011-12-29 22:48:13 | 鉄道撮影記
気がつけばもう年末。実家のほうに帰ってきました。
北陸旅行はさわりだけ書きましたが、明日明後日とイベント続きなので続きは来年になりそうです。ごめんね。



かわりに地元ネタを上げよう。
今年の10月に、地元を走る静岡鉄道がダイヤ改正を行いました。改正の目玉は、急行運転の復活です。昔も走っていたようですけど、いつの間にか消えて静岡と清水の間を各駅停車していました。
できれば改正直後に見てみたかったのですが、ただこれが走っているのが平日の朝6~8時台だけというよそ者が見るには少々難易度が高い。結局、学校の冬休みまでお預けとなる形になりました。
というわけで、早起きして見てきました。標識灯を点けて走る姿は初めてみたので感動モノですね。



急行の運転内容は大まかに説明すると、清水側にはほぼ各駅に停車して静岡側はほぼ通過。清水から静岡へ向かう乗客への便を考えた停車駅設定になっています。
そうなると静岡側の運転本数が激減してしまうので、救済案として新静岡~県総合運動場間の区間列車を新設。急行とも接続が考えられており、サービス低下を防いでいます。
特に下り列車は、新設の幕を掲げて走行(ダイヤ改正時に方向幕は総とっかえしていますが)。誤乗防止が目的と思われる白幕がレアですね。



しかし、標識灯点灯は想像がつきましたが、まさかヘッドマークステイを増設して「急」の副標までつけたのには驚かされました。今時こんなのを点けて走る列車は珍しいと思います。趣味的にはすごくおいしいです。



ちなみに、下りの優等種別は「急行」ですが、上りは下りとは停車駅が違うので区別するために「通勤急行」という大手私鉄が使うような種別。なんじゃこりゃという。



あ、離合した。



一通り撮影し終えたら、急行運転運用の要ともいえる県総合運動場駅へ。唯一、上下線で退避機能を持つ駅です。面白いものが見れるそうな。
まず県総合運動場止まりの区間列車が1番線に到着。後続の急行の接続を待ちます。



急行の発車後、区間列車は折り返し普通新静岡行きになるので、その準備に。県総合運動場駅は新清水側にしか渡り線がないので、新静岡に戻るにはこれを使うしかありません。
なので、まず1番線から電車を出し、渡り線を越えたところで本線上で停車。すぐさま折り返しの準備に入ります。



ポイントの向きを確認して、渡り線を渡り、そのまま4番線に入線。



新静岡行きの通勤急行を退避し、信号が変わったら新静岡へ向けて発車。次の古庄で通勤急行から普通に乗り換える乗客の接続を受けます。
以下ループ...。

・・・という、どこの京急のUST(浦賀サイドターン)ですかと言わんばかりのアクロバティックぶり。いわばSST(新清水サイドターン)。
USTは非常時に行われるものですが、SSTは日常ですからね、恐ろしい。
限られた設備でよくやったと思いますよ。


【県総合運動場駅での区間列車折り返し作業と急行通過】

動画があったので紹介しておきます。こちらのほうが分かりやすいです。はい。



で、この後新清水まで乗ってみました。急行にはもう乗れなかった。残念。
サイドミラーが無くなって模型化楽ちんになった♪と思ったら謎の手すりが追加されていた。無視していいよね。
そういえば、新しい方向幕を自作しなければいけないんじゃないか。あと副標も、ヘッドマークステイも付けなきゃ・・・。むしろ手間が増えた。
というか、そろそろ2本目3本目を作ってやらにゃな・・・。



新静岡駅まで乗りとおしてみた。駅がめちゃくちゃきれいになってた。なんじゃこりゃ。



発車案内標がLCDになってやがった。なんじゃこりゃ。



バスターミナルが道路と歩道がガラスで仕切られていた。たまプラーザかよ。なんじゃこりゃ。



センター改めcenovaも初めて見ました。



最後にちょっとJRを撮って行きました。東海の211系はまだまだ現役ですよー。



トヨロンも撮れた。

大雪の北陸旅行 その1 【2011/12/23~25】

2011-12-27 20:46:16 | 旅行・イベント記
静岡で育った私は、雪というものにほとんど触れたことがないです。なにせ、風花が舞っただけでテンションが上がる地域なので。
というわけで、雪というものを存分に見てみたいというのはぼんやりとですが前々から思っていたことでした。雪の降る地域に住んでいる方々には申し訳ないのですが・・・。
で、2011年冬、ついにそれを実行に移すことにしました。行き先は北陸地方。日数は2泊3日。日本海側の地域なので雪は積もってくれると思います。雪のある景色、雪化粧した観光地、雪の中を走る列車、期待が高まります。

そして、雪降んないかな~と思いながら旅行の日を待っていると、旅行当日の天気はなんと大雪。てか吹雪くらしい
・・・・・・いやいやいや。雪見たいと言ったけどね。裏を返せば雪に関しては素人も同然なわけですよ。正直言って不安でしたよ。もしかすると大変なことになるかもしれないと。
周りからは「やめとけ」との声もありましたが、結局行くことにしました。結果としては、雪の美しさと恐ろしさを体感した旅行となりました。ではどうぞ。



●1日目(12月23日)

第1走者:東海道本線 快速「ムーンライトながら」(183・189系) 小田原0:31→大垣5:53
期待3割と不安7割を背負った状態で始まった北陸旅行。まずは小田原駅から「ムーンライトながら」に乗って一気に西進。
前回乗ったときは静岡から大垣までずっと起きていましたが、今回は熱海から名古屋までぐっすり眠れました。



第2走者:東海道本線 普通(223系) 大垣5:58→米原6:31
大垣から普通列車に乗り換えてさらに西進。約30分立ちっぱなし。
大垣ダッシュは毎回棄権していますが、たまには座席を勝ち取ってみたいですねぇ。



第3走者:北陸本線 普通(521系) 米原6:50→敦賀7:37
米原からは北陸本線に乗り換え。
さてさて、雪はどのようなものだと外を見ていると、近江塩津あたりから降ってきました。山深くなってくると積もっているところもありました。



第4走者:北陸本線 普通(521系) 敦賀7:42→福井8:33
食パンやらEF81やらが見えたらもう敦賀駅。北陸本線の西側半分ではすっかり主力となった521系に再び乗車です。



福井駅に入線すると、おや・・・?そこには、朱色になったキハ120系が!
いわゆる末期色と呼ばれているJR西日本の車両塗装の単色化ですが、JR型車両は単色化の対象に入らなかったんじゃ?221系逃げてー!
でもまあ悪くはないよね。良くもないけど。



国鉄型の吹き溜まりと言われたのも今は昔。北陸本線も近代化が着実に進んでいます。521系もかっこいいですよね。特にスカートが好き。
ちなみに、キハ120のラッピング車は単色化の対象外だそうで。



大雪だぞーと脅されてきた北陸地方。福井の天気はというと・・・・晴れ。雪ひとつ積もっていない。
でもこれ罠だよね絶対。これから行くところはきっと雪がたくさん積もっているんだ。でも行くんですけどね。そのために来たんだもん。
駅前には北陸新幹線の高架の一部がもうできています。まだ金沢から先の延伸は正式にけってしていないはずなんだけど。



新幹線の高架の横にあるのはえちぜん鉄道の駅舎。今からこれに乗ります。



第5走者:えちぜん鉄道永平寺勝山線 普通(MC6101形) 福井8:56→福井口9:00
本来乗るのは三国港行きの電車ですが、それより一本前の勝山行きの電車が先に発車するので、それに乗って2つ先の福井口駅へ。
乗車したのはMC6101形。元愛知環状鉄道の100系で、現在はここでしか走っていない電車です。車体はオリジナルですが、電装品は国鉄101系を流用しているようです。道理で走行音がそれっぽいわけです。



福井口駅に到着。永平寺勝山線と三国芦原線とのジャンクションなので構内はそこそこ広いです。



ちなみに構内踏切の鐘は電鈴式。



木造の車庫や複雑な配線がたまりませんね。



駅舎はこんな感じ。



第6走者:えちぜん鉄道三国芦原線 普通(MC6101形) 福井口9:14→三国港9:58
それでは、本来乗るはずだった三国港行きの電車に乗って終点まで向かいます。

えちぜん鉄道ではワンマン運転を行っていますが、車内にはアテンダントを乗務させており、乗車券の販売や観光案内などを行っています。
ふむ、鉄むす化されないものか。でも、冬服は水玉模様だからフィギュアにするのは大変そうだな。



到着。



ローカル私鉄の終点らしくこじんまりとした駅です。



バリ順で撮れたよ。



三国港駅からはレンタサイクルを借ります。



三国はいい天気。波も穏やかだし青空も見えている。吹雪とはなんだったのか。



バス停にはたまに珍しい名前を付けていることがありますが、ここには「宿」というバス停が。わかりやすいようなド直球過ぎて帰ってわかりにくいような。ちなみに近くに旅館ありましたよ。



坂道を上ると・・・ちょwwwさっきと違うぞ。めっちゃ荒れてるじゃん。
こ、これはこれから向かう場所も期待できまずねぇー。死ななきゃいいけど。



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